Jira Software 新機能リリース 2023-05
ハイライト
- 1 開発ダイアログにプル リクエストの宛先ブランチを表示
- 2 チーム管理対象プロジェクト: 課題にフラグを立てる際にコメントを追加
- 3 Cloud 間の移行前にプロジェクト内の重複ステータスを特定
- 4 スプリント終了時にふりかえり用のページを素早く作成
- 5 課題の見積もりが行われていない場合はスプリント バーンダウンのインサイトのデフォルトをストーリー ポイントに指定
- 6 Advanced Roadmaps - 既存のプランの複製
- 7 リリースのドライバーとコントリビューターの概念の追加
- 8 Advanced Roadmaps - 課題に複数のリリースを追加
- 9 Advanced Roadmaps - 課題にラベルを一括追加
- 10 チーム管理対象プロジェクト: 課題を小規模な作業単位に分割
- 11 バージョン内の課題の表示方法を簡素化
- 12 チーム管理対象プロジェクト: 改善されたバージョン パネル
- 13 企業管理対象プロジェクトのエピック フィールドへの変更
開発ダイアログにプル リクエストの宛先ブランチを表示
開発ダイアログの [プル リクエスト] タブにプル リクエストの宛先ブランチ (およびソース ブランチ) が表示されるようになったため、変更内容をさらに明確に把握できます。
[ビルド] タブも更新され、拡張セクションが利用されるようになったため、お探しの情報を素早く見つけることができます。
開発ダイアログを開くには、開発作業がリンクされた課題に移動し、アクティビティ (2 件のプル リクエスト ) を選択します。
チーム管理対象プロジェクト: 課題にフラグを立てる際にコメントを追加
課題にフラグを立てると、その課題が重要で注意が必要であることをチームに伝えられます。チームメイトがさらなるコンテキスト情報を必要とする場合に備えて、フラグを立てたり取り除いたりするときにコメントを追加できる機能を追加しました。
ボードまたはバックログで課題を右クリックし、[フラグを追加] を選択してお試しください。
この機能はこれまで、企業管理対象プロジェクトでのみ提供されていました。
Cloud 間の移行前にプロジェクト内の重複ステータスを特定
プロジェクトで重複しているステータスを見つけて、Cloud 間の移行が失敗する可能性を減らすことができます。これらの手順を使い、移行から重複ステータスを取り除くことができます。CSV ファイルをダウンロードして、影響を受けるプロジェクトを確認できます。
このチェックの確認方法は次のとおりです。
ご利用の Jira インスタンスに移動します。
[設定] > [システム] の順に選択します。
サイドバーの [インポートとエクスポート] セクションで [クラウド サイトの移行] を選択します。
[移行の作成と管理] のステップで [クラウド サイトの移行] を選択します。
[新しい移行を作成] を選択して手順に従います。
移行対象として選択したプロジェクトに重複したステータスが含まれている場合、競合の確認ページに、プロジェクトに重複ステータスが含まれている旨が表示されます。
スプリント終了時にふりかえり用のページを素早く作成
多くのアジャイル チームがスプリントの完了時にふりかえり (レトロスペクティブ) を実施し、そこで行われた議論やアクションを記録しています。
チーム管理対象プロジェクトでは、スプリントの完了時に Confluence にふりかえりページを作成できる便利なリンクが表示されるようになったため、この取り組みがさらに簡単になりました。
ふりかえりページは公開後にスプリントにリンクされ、スプリントのバーンダウン チャートに投稿されます。これにより、チームはふりかえりセッションのタイミングでページを簡単に見つけることができます。
Confluence でふりかえりページの作成を開始する方法
チーム管理対象プロジェクトのボードまたはバックログで [スプリントを完了] を選択します。
[このスプリントのふりかえりページを作成] のチェックボックスを選択して [スプリントを完了] を選択します。
ふりかえりページを公開する Confluence ページまたは親ページを選択して [ページを作成] を選択します。
これで完了です。テンプレートを更新して公開すると、それがスプリントのバーンダウン チャートにリンクされます。
課題の見積もりが行われていない場合はスプリント バーンダウンのインサイトのデフォルトをストーリー ポイントに指定
スプリント開始前に課題の見積もりがなかった場合、スプリントのバーンダウン インサイトはストーリー ポイントを使って計算されます。これまで、インサイトのデフォルトは空の状態でした。
[インサイト] を選択してパネルを開きます。スプリント バーンダウンのグラフにスクロールします。スプリントの開始時点で課題に見積もりが設定されていなかった場合、バーンダウンの Y 軸にはストーリー ポイントが表示されます。
Advanced Roadmaps - 既存のプランの複製
既存の Advanced Roadmaps プランから新しいプランを作成できるようになりました。
数クリックでプランを複製できるようになりました。新しいプランには次のすべての要素が継承されます。
課題ソース、除外ルールなどのプラン設定
ビューの設定
保存済みのビュー
フィルター
リリースのドライバーとコントリビューターの概念の追加
Jira Software Cloud のリリース機能に、ドライバーとコントリビューターの 2 つのロールを追加しました。
ドライバー
ドライバーは、リリースを最初から最後まで調整する責任をチーム内で負う人です。たとえば、すべての課題が予定どおり進んでいることや、関連作業が完了していることを確認したり、ステークホルダーに承認を促したりします。
ドライバーはプロジェクトの管理権限を持っている必要があります。デフォルトでは、リリースを作成した人がドライバーになりますが、これはいつでも変更できます。
コントリビューター
コントリビューターは、リリースに関連する作業を完了する必要がある人々のことです。コントリビューターは、関連作業のセクションで課題が割り当てられた人々に基づいて自動的に追加されます。
主なリリース情報
ドライバーとコントリビューターは、リリース ページの右上の新しいセクションに、リリースのステータスやタイムラインとともに表示されます。すべての重要な詳細をひと目で確認できます。
使用を開始する
新しい変更内容を確認するには、次の手順を実行します。
ご利用のプロジェクトのサイドバーで [リリース] を選択します。
一覧からリリースを選択します。
画面の右上に新しいセクションが表示されます。また、新しいリリースの作成操作にも、いくつかの変更を行っています。
この機能は今後の数週間で段階的に適用します。ご利用の製品でまだ確認できない場合、時間を置いてからまたご確認ください。
Advanced Roadmaps - 課題に複数のリリースを追加
Advanced Roadmaps で課題に割り当てるリリースを選ぶ必要がなくなりました。これからは複数のリリースを持つことができます。
タイムライン ビューの [リリース] フィールドで、1 つの課題に複数のリリースを割り当てられるようになりました。複数のエントリが追加できることを除くと、これまでと同じ挙動が提供されます。
Advanced Roadmaps のリリースの詳細をご確認ください。
Advanced Roadmaps - 課題にラベルを一括追加
Advanced Roadmaps には、課題を一括変更できる機能が含まれています。複数の課題を、個人、チーム、スプリントに再割り当てしたり、課題の詳細を更新したりすることができます。
このたび、複数の課題に一度にラベルを追加できるようになりました。更新したい課題を選択し、一括更新メニューから [ラベル] を選択します。
チーム管理対象プロジェクト: 課題を小規模な作業単位に分割
タスクの規模が当初の予定よりも大きかった場合、課題をより小さく管理しやすい作業単位に分割できます。バックログで課題を右クリックし、[課題を分割] を選択してお試しください。
この機能はこれまで、企業管理対象プロジェクトでのみ提供されていました。
バージョン内の課題の表示方法を簡素化
リリース 機能内のバージョンのインターフェイスを最適化し、課題を簡単に追跡できるようにしました。
課題セクションでステータス タブ間で切り替える代わりに、シンプルなフィルターや並べ替えを利用して必要な情報を素早く見つけることができます。
さらに、もっとも重要な情報 (担当者、開発情報、機能フラグのステータス) などを選び、残りは非表示にすることができます。
新しい課題セクションを表示するには次の手順を実行します。
プロジェクトのサイドバーで [リリース] を選択します。
一覧から対象のバージョンを選択します。
[課題] セクションにスクロールします。
表示または非表示にする情報を判断するには、アクション メニュー (...) の [表示情報] を確認します。
チーム管理対象プロジェクト: 改善されたバージョン パネル
バージョン パネルを見直し、バックログで作業をプランニングする際に重要な詳細情報を表示できるようにしました。各バージョンの課題数や、見積もりタスクに対するチームの進捗を追跡できるようになっています。少なくとも 1 つの課題を持つバージョンでは、各ステータス カテゴリ (To Do、進行中、完了) の課題数を示す進捗バーが表示されます。
バックログでバージョン パネルを開くには、バージョン フィルターを選択してトグルを切り替えます。バージョン名の横にある不等号 (>) を選択してバージョンの詳細を確認できます。
企業管理対象プロジェクトのエピック フィールドへの変更
ボードとバックログのエピックを変更し、企業管理対象プロジェクトとチーム管理対象プロジェクトを横断してエピックをさらに緊密に統制できるようにしました。
ボードとバックログのエピックのバッジやエピック パネルには、エピックの課題要約が表示されるようになります。また、ボードやバックログのエピック色ではエピックの課題色が使われるようになります。
これらの更新は課題ビューの [エピック リンク] にも適用されます。これらの変更の詳細をご確認ください。
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