Atlassian Cloud 新機能リリース 2024-07

Atlassian のリリースノート」と「Atlassian Community ※1」で Atlassian が提供している情報から新機能や注意事項、今後のリリース情報をご紹介します。

用語の定義

  • 重要:大きな機能改善、おすすめの機能

  • 注意・お知らせ:機能制限や、ユーザー側で作業が必要になる設定変更などのお知らせ

  • 一般公開:試用期間を経て全環境で利用開始された機能

  • アルファ版 / ベータ版:試用目的でリリースされた開発中の機能

  • EAP(アーリーアクセスプログラム):申し込みをするとリリース前の新機能をいち早く試用できるプログラム情報

※1 Atlassian Community で発信される情報は、開発中の機能や EAP など、未リリースのものが多く含まれます。

最新情報一覧


Atlassian リリースノート

カスタム ドメインで Confluence をブランディング 重要

※ Confluence Premium プラン以上の限定機能です

  • これまでは、カスタム ドメインの機能は Jira ファミリー製品や Jira Service Management のヘルプ センターでのみ利用できましたが、 Confluence でも利用可能になりました。

  • カスタム ドメインを通じて、ユーザーが製品にアクセスするための覚えやすい URL を提供できるようになります。

ユースケース

自社で利用しているホームページやメールアドレス 「xxx.jp」のドメインと統一することによって、信頼性が上がります。

カスタム ドメインの詳細

カスタム ドメインの作成方法は、以下の通りです。

  1. admin.atlassian.com に移動します。複数の組織がある場合は、対象の組織を選択します。

  2. [製品] > [製品 URL] の順に選択します。

  3. [カスタム ドメインを追加] を選択します。これは、対象製品がある場合にのみ表示されます。

  4. カスタム ドメインを追加する前に」ページを確認して、[次へ] を選択してください。

  5. カスタム ドメインからアクセスする製品を選択します。

  6. プロンプトに従ってドメインを指定します。サブドメインを 2 つ、ドメインを 1 つを入力する必要があります。

  7. リダイレクト URL を入力します (オプション)。

  8. 変更を確認して、[ドメインを作成] を選択します。

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セキュリティ ポリシーにおいて Jira のカバレッジをサイトでグループ化 お知らせ

※ 一部機能を使用するのに Atlassian Guard Standard プランが必要となります

  • ポリシーのカバレッジを追加する際に Jira 製品がサイトでグループ化(”Jira Products”と表示)され、選択内容が対象のサイトのすべての Jira 製品に適用されることが明確になりました。

  • 既存のデータセキュリティポリシーがある場合、それらのプロジェクトは対象のサイトの 1 つの Jira 製品(”Jira Products”)として表示されます。

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データ セキュリティ ポリシーの詳細

新しいデータ セキュリティ ポリシーを作成するか既存のポリシーを確認する方法は、以下の通りです。

  1. admin.atlassian.com に移動します。複数の組織がある場合は、対象の組織を選択します。

  2. [セキュリティ] > [データ セキュリティ ポリシー] の順に選択します。


モバイル アプリの外部ユーザー セキュリティ 重要

※ Atlassian Guard Standard プラン以上のご契約が必要です

  • Web ユーザーと同じように、Jira Cloud アプリや Confluence Cloud アプリを利用する外部ユーザーに外部ユーザー セキュリティを適用できるようになりました。

外部ユーザー セキュリティの利用方法の詳細

外部ユーザー セキュリティ機能の設定方法は、以下の通りです。

  1. admin.atlassian.com にログイン後、[セキュリティ] > [外部ユーザー] > [外部ユーザー ポリシー]を選択します。


コンテンツ スキャン検出で正規表現を利用

※ Atlassian Guard Premium プランのご契約が必要です

  • カスタム コンテンツ スキャン検出を作成するときに正規表現 (regex) を使用できるようになりました。

  • パターンや数字など、照合する用語を細かく制御できます。

  • 正規表現に一致するテキストを含む Confluence ページが更新されると、Guard Detect によってアラートが送信されます。

カスタム コンテンツ スキャンの詳細

カスタム コンテンツ検出を作成する方法は、以下の通りです。

  1. Guard Detect で、[検出] > [コンテンツ スキャン] の順に移動します。

  2. [新しい検出を作成] を選択します。

  3. [Name (名前)] に検出の名前を [Description (説明)] に説明を入力します。

  4. 単純な 単語やフレーズ を照合するか、 正規表現を使用するかを選択し、検出する語句もしくは検出するテキストに一致する正規表現を入力します。

  5. Confluenceでキーワードを使ったコンテンツを作成するとGuard Detectで検出します。

  6. 検出結果をクリックすると、対象コンテンツの内容とコンテンツ作成に関する詳細情報が表示されます。


自動化のアップデート

※ Premium プラン以上の限定機能です

  • 改善されたスケジュールトリガー

    • 開始日、終了日、出現(頻度)のオプションが追加され、これまで以上に柔軟なスケジュールをトリガーとして設定できるようになりました。

 

  • 「監査ログ ID」によるルールのフィルタリング

    • 監査ログでID をフィルタリングすることで、必要なルールを素早く検索できるようになりました。

多くの自動化ルールを設定していると監査ログにも大量のログが記録されるため、その中から特定の失敗したルールのログを見つけるのは困難です。自動化ルールが失敗するとルール所有者に通知されるメールには、監査ログID(#数字)が記載されています。そのID でフィルタリングすることで、失敗した監査ログにすぐ辿り着くことができるため、迅速なエラー解析ができます。

 

  • Jira の「互換性のあるアクション」

    • Confluence にリリース済みの「互換性のあるアクション」がJira にもリリースされました。いくつかのコンポーネントでは、デフォルトで互換性のあるアクションのみがまずは表示されるため、ルールを効率的に作成できるようになります。

https://www.ricksoft.jp/blog/articles/001548.html

  • Jira のルール検証

    • ルールの保存時に、設定に互換性のないコンポーネントがある場合に警告が表示されるようになりました。作成したルールを実行する前に、正しいルールに修正しやすくなります。

https://support.atlassian.com/ja/cloud-automation/docs/components-in-jira-automation/

詳細はこちら
New Improvements for Jira and Confluence Automation

 

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