Confluence 新機能リリース 2024-11

Atlassian のリリースノート」と「Atlassian Community」で Atlassian が提供している情報から新機能や注意事項、今後のリリース情報をご紹介します。

用語の定義

  • 重要:大きな機能改善/全エンドユーザーに影響がある変更

  • 注意:一部のユーザーに影響がある変更/制限/廃止

  • おすすめ:リックソフトおすすめの機能

  • ベータ版:試用目的でリリースされた開発中の機能

  • EAP(アーリーアクセスプログラム):申し込みをするとリリース前の新機能をいち早く試用できるプログラム情報

※ 本ページでご紹介している情報は、お客様環境によってはリリース済みでない場合がございます。

最新情報一覧


自動化

ページ移動アクションで、フォルダーコンテンツタイプを指定可能に おすすめ

※ Premium プラン以上の限定機能です

Confluence 自動化において、「ページを移動」アクションで、ページの移動先にフォルダーコンテンツを指定できるようになりました。自動化を用いた効率的なコンテンツ整理を実現します。

 

自動化ユースケース

ナレッジページを「公開済み、下書き/レビュー」フォルダーでそれぞれ管理している場合、ページステータスが「検証済み」になったら自動的に「公開済み」フォルダーにナレッジを格納します。これにより、ページのフォルダー格納場所を手動で移動させる手間が無くなります。

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ページの移動先に「公開済み」フォルダーを指定

 

詳細はこちら
https://community.atlassian.com/t5/Confluence-articles/Better-Content-Pickers-in-Automation-for-Confluence-%EF%B8%8F/ba-p/2853377


Confluence 自動化にカスタム フィールドや互換性のある値フィルターを追加

Confluence 自動化のスマート値パネルに 2 つのタブを追加しています。

  • [互換性のある値] タブ:ルール内で参照している Confluence ページがあれば、それに関係するスマート値(ページ内の値等)が自動で表示されます。

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    また、 ルール内で Jira 課題に関するアクションを使用している場合は、関連する Jira スマート値がスマート値パネルに表示されます。

  • [カスタム フィールド]タブ:こちらのタブにつきましては、以下リリース記事に掲載されております。

この変更の利用を開始するには、次の手順を利用します。

  1. Confluence で自動化ルールビルダーに移動します。

  2. 希望するルールを作成します。

  3. メールの送信など、メッセージの入力が要求される構成要素をルールに追加します。

  4. {} ボタンを選択してスマート バリューのパネルを開きます。

  5. [互換性のある値] または [カスタム フィールド] タブを選択して、関連するスマート値を確認します。

  6. 希望するスマート値をコピーしてメッセージにペーストします。

  7. ルールの作成と編集が完了したら、有効化します。


自動化の監査ログで日時フィルターをクリア

Jira と Confluence の自動化に、監査ログで選択した「日付と時刻」フィルターをクリアできる新機能が追加されました。

この機能の利用を開始するには次の手順を利用します。

  1. Jira または Confluence の自動化で監査ログを開きます。

  2. 監査ログに任意の日時フィルターを適用します。

  3. フィルターを使い終わったら、[日時] ボタンを選択します。

  4. [フィルターをクリア] を選択します。選択されたすべての日時フィルターが自動的に選択解除されます。

  5. これで、監査ログに日時フィルターが適用されなくなります。

Jira と Confluence の自動化における監査ログの使用の詳細を確認


Jira と Confluence の自動化で Google Drive 内に Google ドキュメントを作成

Jira と Confluence の自動化に、Google Drive 内に Google ドキュメントを作成するアクションを追加しています。この機能によって Google ドキュメントを手動で作る必要がなくなるため、それらをさらに素早く簡単に作成できます。

この変更の利用を開始するには、次の手順を利用します。

  1. Jira または Confluence で自動化ビルダーに移動します。

  2. ルールのトリガーを選択します。

  3. [Google Drive でドキュメントを作成] アクションを選択してルールに追加します。

  4. Google ドキュメントを配置したい Google Drive フォルダを選択します。ユーザーが場所を選択する権限を持っていない場合、ドキュメントは [My Drive] フォルダに配置されます。

    • 現在はフォルダを選択する機能は実装されておりません。ドキュメントは [My Drive] フォルダに配置されます。

  5. Google ドキュメントに含めたいタイトルと本文を追加します。

  6. ルールにその他の必要なコンポーネントを追加します。

  7. ルールを編集して完成させたら、有効化します。

注意

「Create Doc in Google Drive」アクションをご利用いただくには Google Drive への接続が必要になります。

Google Drive 接続時に「このアプリで使用する Google ドライブ上の特定のファイルのみ参照、編集、作成、削除です。」へアクセス許可を入れないと自動化実行時にエラーが発生するため、ご注意ください。

上記で一度設定したアクセス設定を変更するには、接続を試みられた Atlassian アカウントと Google Drive との接続を取り消してから再接続いただく必要がございます。再接続時にアクセス設定の見直しをお願いいたします。

下記 URL から接続の取り消しが可能です。

https://id.atlassian.com/manage-profile/apps


自動化によって節約できる時間を確認

非アクティブなページのアーカイブなどの特定のアクションを行うときに、今後そのアクションを自動化するように促すプロンプトが表示されます。

自動化ルールを構築することでチームの時間をどれだけ節約できるかを知らせる短いメッセージを追加しています。


ホワイトボード

ホワイトボードの投票機能の改善

ホワイトボードの投票機能が以下のように改善されました。

  • 匿名で投票
    投票を開始する際に「匿名投票」をオンにすると、投票結果では誰が何票入れたか分からないように表示されます。

  • 「自分の分を終了」とマークできる機能

  • 過去の投票結果を削除

  • 必要に応じてホワイトボードの投票ウィンドウを非表示にしたりすることもできます。


Confluence ホワイトボードに Miro ボードをインポートする

Miro のボードを、付箋紙や枠線などの要素を保持したまま Confluence ホワイトボードにインポートできるようになりました。

この機能を使うには、Miro ボードをベクター PDF としてエクスポートして Confluence ホワイトボードにインポートします。

機能の使用方法は以下アトラシアンドキュメントをご確認ください。


ホワイトボードでチームメイトをフォローしてコラボレーションを簡単に実現

Confluence ホワイトボード上で作業中のチームメイトをフォローできるようになりました。

ホワイトボードの上部でアバターをクリックすることで任意のユーザーをフォローできます。


マクロ

会社ハブ:カードマクロ設定の改善 おすすめ

※ Premium プラン以上の限定機能です

会社ハブページのカスタマイズに主に利用されるカードマクロ設定において、以下のように改善されました。

最新のお知らせ、ニュース、リソースなどを一元化したページ上でより簡単にカスタマイズできるようになります。

 

カスタマーサクセス解説ブログ

<社内情報の一元提供>新機能紹介|Confluence Cloud「会社ハブ機能(ベータ版)」

 

詳細はこちら
https://community.atlassian.com/t5/Confluence-articles/Company-Hub-Manual-Cards-Efficiency-Improvements/ba-p/2875694


アンカー リンクを簡単かつ明確に挿入して共有

アンカー リンク マクロ (旧称 "アンカー マクロ") が更新され、外観や操作がさらに直感的になりました。ページの特定の部分へのハイパーリンクをこれまで以上に簡単に作成できるようになりました。

アンカー リンクの挿入時に、フローティング ツールバーから [リンクをコピー] を簡単に選択し、そのリンクを必要な場所で共有できます。


編集時のコード スニペットの改行を改善

Confluence での編集時にコード スニペットで折り返し(改行)オプションが追加されました。

この折り返しオプションによって、コード スニペットで長い行を自動的に折り返して水平スクロールをなくし、読みやすくなります。

ツールバーの新しい改行ボタンではトグルを使って改行を有効化または無効化できます。行番号は改行された内容に応じて動的に調整されるため、正確な参照が行えます。


エディター

エディターから下書きページを簡単に破棄 おすすめ

コンテンツを含まない空の下書きページを、[下書きを破棄] ボタンを使ってツールバーからすぐに破棄できるようになりました。

破棄していない空の下書きは、サイドバーと [最近] タブ (対象は下書きの作成者とリンクを知っているすべての人) に 7日間保持されます。その後は、自動的に空の下書きが破棄されます。


エディター: インライン コメント用のスポットライト

インライン要素でコメントを使ったことのないユーザー向けに、インライン コメントのスポットライト ガイドを導入しています。

インライン コメントのスポットライト: インライン要素を含むコンテンツを選択すると、コメントを記録できる場所についてのガイダンスを示すスポットライトが表示されます。


エディター: メディアの操作の改善

エディター内のメディアの操作が改善されました。

  • ダブルクリックしてプレビューを開く: ライブ ページ (表示および編集モード) とページの編集画面の両方で、ダブルクリックでプレビューを開けるようになりました。

  • コンテンツ内で全てのメディアを確認: コンテンツ内のすべてのメディアをプレビュー内で確認できるようになりました。


エディター: AI コマンド パレットの改善

Atlassian Intelligence のコマンド パレットを改善するためにいくつかのデザインを更新しています。これらの更新は AI コマンド パレットを簡素化するためのもので、エージェント、機能、プロンプトの利用には影響しません。

新機能:

  • バックスペース 2 回でタグを削除: バックスペース キーでタグを選択し、タグを削除するか入力を続行できるようになりました。

  • 次にすることを AI に伝える: オートフォーカスされるフィールドを使って次のコマンドを Atlassian Intelligence に伝えられるため、素早いレスポンスが得られます。

  • フッターの更新: AI コマンド パレットのフッターがベータから一般公開に更新され、デザインがミニマルになりました。

  • 自由入力プロンプトの簡素化: 見やすさのため、自由入力プロンプトを使うときの [エージェントに伝える] 提案が削除されました。


その他

ロール割り当て機能による新しいスペースアクセス設定 重要 EAP

ロール割り当て機能による新しいスペースアクセス設定を試用できます。

これまでユーザーやグループ個別に行っていた権限チェックボックス設定が、あらかじめセットされたロールによる割り当てに置き換えられます

 

 

 

詳細・EAP 申し込みはこちら
https://community.atlassian.com/t5/Confluence-articles/Early-Access-Improved-space-access-management-with-new/ba-p/2855017


テンプレートを使って Confluence データベースを作成 おすすめ

Confluence データベースでテンプレート機能が追加されました。

現在のテンプレートには、以下の4つが含まれます。

  • 「Empty default」:空のデフォルト状態

  • 「Product requirements」:製品の要件テンプレート

  • 「Content library」:コンテンツ一覧テンプレート

  • 「Research repoditory」:調査・研究内容一覧テンプレート

新しいデータベースでテンプレートを使うには、セットアップ パネルの [TEMPLATES] からいずれかを選択します。

既存のデータベースでテンプレートを使うには、データベース右上の [・・] メニューを開き、[Import & Templates] を選択します。


ページを編集しながら新しいページの下書きを素早くシンプルに作成

ページの編集時に「/Confluence ページを作成 (/Create Confluence page)」と入力して、新しいページを即座に作成できるようになりました。

このアクションによって新しいタブで新しいページ下書きが自動的に生成され、その下書きへのリンクが現在いるページに挿入されます。


Confluence データベースのセルをダブルクリックして編集

Confluence データベースでセルをダブルクリックして編集モードに移り、より制御された編集エクスペリエンスを活用できるようになりました。

以前までは、シングルクリックで、データベースの編集が出来ていました。

クリップボードにコピーされた値は、セルを選択してペーストすることでデータベースに直接ペーストできます。


Jira から Confluence へのサインアップが簡単になりました

Jira をご利用で Confluence をお持ちではない場合に、試用を促すプロンプトが表示されることがあります。このプロンプトをクリックするとサインアップ フローに移動します。これまで、このフローは全画面で表示され、アトラシアンの過去のブランディングを使っていました。

このフローが新しいブランディングで更新されました。また、Jira 画面に重なる小さなポップアップ画面で開かれます。

ポップアップは、サインアップ対象の Confluence プランに応じて異なります。


一般公開:Confluence for Figma ウィジェット機能

image-20241023-074709.png Figma 連携

2024 年 10 月にクローズドベータ版として紹介した「Confluence for Figma ウィジェット」が一般公開されました。

Confluence とデザイン制作ツール Figma の統合を実現します。

 

ご紹介元はこちら
Confluence 新機能リリース 2024-10 | Confluence for Figma ウィジェット機能 ベータ版  

詳細、統合機能についてはこちら
📣 Now Live in GA: Confluence for Figma Integration!

 

 

 

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