Jira Service Management 新機能リリース 2024-11
「Atlassian のリリースノート」と「Atlassian Community」で Atlassian が提供している情報から新機能や注意事項、今後のリリース情報をご紹介します。
用語の定義
重要:大きな機能改善/全エンドユーザーに影響がある変更
注意:一部のユーザーに影響がある変更/制限/廃止
おすすめ:リックソフトおすすめの機能
ベータ版:試用目的でリリースされた開発中の機能
EAP(アーリーアクセスプログラム):申し込みをするとリリース前の新機能をいち早く試用できるプログラム情報
※ 本ページでご紹介している情報は、お客様環境によってはリリース済みでない場合がございます。
最新情報一覧
- 1 リクエスト タイプ 機能
- 2 その他
- 2.1 カスタマーとエンタイトルメントの詳細フィールドに権限を追加
- 2.2 承認をバイパスしても承認履歴を維持
- 2.3 仮想サービス エージェント内にあった Atlassian Intelligence による回答のための専用ページを作成
- 2.4 Jira Service Management カレンダーの週次ビューのご紹介
- 2.5 仮想サービス エージェントの "web リクエストを送信" ステップに新しいフィールドを追加
- 2.6 サービス プロジェクトをヘルプ センターにリンク
- 2.7 変更管理機能を横断してアセット オブジェクトを確認
- 2.8 サンドボックスへのプロジェクト選択コピー機能が Jira Service Management でも利用可能に おすすめ ベータ版
リクエスト タイプ 機能
Jira Service Management でリクエスト タイプをカスタマー アカウントや組織に制限 おすすめ
企業管理対象とチーム管理対象サービス プロジェクトの両方で、ユーザーとグループだけでなく、今後はカスタマー アカウントや組織にアクセスを付与することで、特定のリクエストを起票できる人を制御できるようになりました。
注意
現状、プロジェクトの顧客として登録していない組織も候補に表示されます。
ユースケース
特定のカスタマーのみが、社内の部門専用よりリクエストを起票する。
取引先企業ごとに専用窓口(例. 〇〇様専用窓口)を用意する。
カスタマー組織を利用すると、同じカスタマーを複数のサービス プロジェクトに追加する必要がなくなるため、時間を節約できます。
Jira Service Management のリクエスト タイプで課題セキュリティを管理する新しい方法 注意
※企業管理対象プロジェクトのみ
企業管理対象プロジェクトでリクエスト タイプにセキュリティ レベル フィールドを追加する必要がなくなり、すべての制限を中央の一箇所から管理できるようになりました。
リクエスト タイプの設定画面の鍵アイコンを選択するか、もしくはリクエスト タイプの選択後に [制限] を選択すると、リクエストの登録や課題の作成権限の制御を行うことができます。
これによってリクエスト タイプがどのようにロック ダウンされているかを、より細かく制御し、確実に把握することができます。
また、デフォルトのセキュリティ レベルを使っているユーザーは、プロジェクト内でそれらがリクエスト タイプにどのように適用されているかをより明確に把握できるようになりました。
既定のセキュリティ レベルを課題セキュリティ スキームで設定していない場合は、[規定以外のセキュリティ レベルを使用]が選択され、各リクエストタイプでセキュリティ レベルを選択可能です。
その他
カスタマーとエンタイトルメントの詳細フィールドに権限を追加
これまでは、エンタイトルメントの詳細フィールドを作成、編集できるのは Jira 管理者だけでした。
また、詳細フィールドの課題ビューへの表示/非表示は、[課題ビューに表示] のトグルを有効化/無効化 にして制御していました。詳細は以下よりご参照ください。
Jira Service Management 新機能リリース 2024-06 | エンタイトルメントの詳細を課題に表示
今後は、Jira 管理者は[プロジェクト設定] > [機能] > [カスタマーと組織のプロファイル] 機能が有効化されたプロジェクトにおいて、カスタマーや組織、エンタイトルメントの各詳細フィールドに対する表示および編集権限を設定できるようになります。
詳細フィールドの権限を管理するには、次の手順を実行します。
上図のいずれかの方法で詳細フィールドを開きます。
詳細フィールドの横で [アクション] (•••) を選択します。
ドロップダウン メニューで [権限を管理] を選択します。
権限を選択し、[保存] を選択します。
承認をバイパスしても承認履歴を維持
ユーザーは承認データを保持しながら承認をバイパスできるようになるため、データの損失を防ぎ、履歴の追跡を改善できます。
ワークフローの承認待ちでは、すべての承認決定が確定するまで、課題を承認または却下ステータスにトランジションすることはできません。
しかしながら、課題を手動でトランジションして承認ステータスをバイパスするために、"承認" または "却下" 以外のトランジションを使うことができます。
これまでは、承認待ちの課題を "承認" または "却下" 以外のステータスにトランジションした場合、承認や、記録されていた承認決定がデータベースから削除されていました。
ヒント: 承認待ちの状況や承認者の決定がポータルのアクティビティ履歴でカスタマーに明確に伝わるように、ワークフローのステータスがポータルのカスタマーにどのように表示されるかを、各ワークフロー ステータスに割り当てられた表示名でご確認ください。
プロジェクト設定で [リクエスト タイプ] に移動します。
変更したいリクエスト タイプの名前を選択し、[ワークフロー ステータス] タブを選択します。
各ワークフロー ステータスについて、[カスタマーに表示するステータス名] を確認して更新します。
仮想サービス エージェント内にあった Atlassian Intelligence による回答のための専用ページを作成
仮想サービス エージェント内にある Atlassian Intelligence による回答用のトグルを、[設定] ページから独自の [AI による回答] ページに移動しました。
ご利用のプロジェクトの仮想サービス エージェントで Atlassian Intelligence による回答を有効化または無効化するには、次の手順を実行します。
サービス プロジェクトから、[プロジェクト設定] > [チャンネル & セルフ サービス] > [仮想サービス エージェント] の順に選択します。
[AI による回答] を選択します。
Atlassian Intelligence による回答を有効化するには、[Atlassian Intelligence による回答] の横にあるトグルをオンにしてから、[有効化] を選択します。
Atlassian Intelligence による回答は、接続されているすべてのチャンネルですぐに使用できるようになります。
Atlassian Intelligence による回答を無効化するには、[Atlassian Intelligence による回答] の横にあるトグルをオフにしてから、[無効化] を選択します。
Atlassian Intelligence による回答は、すべてのチャンネルですぐに使用できなくなります。
Jira Service Management カレンダーの週次ビューのご紹介
Jira Service Management のカレンダーで、作業の既存の月次ビューに加えて、週次ビューを追加できるようになりました。
週ごとに焦点を絞って作業の計画、追跡、および優先付けを行い、作業項目を時間単位でスケジュールすることでタスクやリクエストをさらにきめ細やかに制御できます。
設定方法は、以下の通りです。
ご利用のサービス プロジェクトのナビゲーションで [カレンダー] に移動します。
[月] メニューを選択して [週] に切り替えます。
カレンダーで作業項目を週単位で確認およびスケジューリングします。
仮想サービス エージェントの "web リクエストを送信" ステップに新しいフィールドを追加
仮想サービス エージェントの "web リクエストを送信 ステップに、新しいフィールド[リクエストのタイムアウト (秒)] を追加しました。
仮想サービス エージェントの会話フローで "web リクエストを送信" ステップを作成する方法の詳細
[リクエストのタイムアウト (秒)] フィールドを使うと、web リクエスト用に特定のタイムアウト (5 - 30 秒) を選択できます。タイムアウトが発生すると、会話は ELSE 分岐に続きます。
[回答変数] フィールドでは、"web リクエストを送信" ステップで受け取った web 応答を保管し、それを会話の後半の "メッセージを送信" や "web リクエストを送信" ステップで使うことができます。
また、"メッセージを送信" ステップで Jira カスタム フィールドやシステム フィールドを使える機能を追加しています。ここでは、これまで web リクエスト変数経由でのみアクセスできたテンプレート表現が使われています。
サービス プロジェクトをヘルプ センターにリンク
※ Premium プラン以上の限定
Jira Service Management の Premium および Enterprise プランのユーザーは、特定のサービス プロジェクトを 1 つのヘルプ センターにリンクし、カスタマーが自身に関連するリソースのみを表示できるようにすることができます。
プロジェクトを 1 つのヘルプ センターにリンクすることで、管理者はホーム ページ、トピック、および検索結果に関連するヘルプ リソースを表示できます。
サービス プロジェクトを 1 つのヘルプ センターにリンクする方法の詳細
サービス プロジェクトをヘルプ センターにリンクするには、次の手順を実行します。
[設定] > [製品] > [Jira Service Management] > [構成] の順に移動します。
[ヘルプ センター] セクションで [すべてのヘルプ センターを表示] を選択します。
対象のヘルプ センターの横にある [その他] (...) メニューを使って [設定] にアクセスします。
すべてのプロジェクトのリストがここに表示されます。ヘルプ センターにリンクするプロジェクトを選択します。
リンクを選択します。
これで、選択したプロジェクトのすべてのヘルプ リソースがヘルプ センター、トピック、検索に表示できるようになります。
変更管理機能を横断してアセット オブジェクトを確認
※ Premium プラン以上の限定機能です
Jira Service Management の変更管理機能内におけるアセット オブジェクトの視認性が向上し、サービスに焦点を当てたインサイト情報以上のものが提供されるようになりました。
Connect Assets objects with change management and incidents in Jira Service Management
アセット オブジェクト カスタム フィールドをセットアップして、変更 および インシデント リクエスト タイプに追加すると、次のことが行えます。
リスク インサイト パネルの [変更]タブで、影響を受けるサービスと同じように、指定した期間の変更の競合をアセット オブジェクトについて確認
リスク インサイト パネルの [インシデント] タブで、アセット オブジェクトの最近のインシデントを確認
管理内のアセット オブジェクトを選択することで、アセットを変更カレンダーで監視
サンドボックスへのプロジェクト選択コピー機能が Jira Service Management でも利用可能に おすすめ ベータ版
※ Premium プラン以上の限定機能です
選択したプロジェクトやスペースをサンドボックス環境にコピーできる機能が、Jira と Confluence に加えて、Jira Service Management のプロジェクトでも利用可能になりました。
これまでは、本番サイトからサンドボックス環境にデータをコピーするには、全プロジェクトをデータコピーの対象にするしかありませんでした。これからは、必要なプロジェクトのみをコピーできるようになるため、サンドボックス環境での検証作業を素早く開始できます。
この機能は、現在オープンベータ版として利用可能です。
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