Jira platform 新機能リリース 2024-11
「Atlassian のリリースノート」と「Atlassian Community」で Atlassian が提供している情報から新機能や注意事項、今後のリリース情報をご紹介します。
用語の定義
重要:大きな機能改善/全エンドユーザーに影響がある変更
注意:一部のユーザーに影響がある変更/制限/廃止
おすすめ:リックソフトおすすめの機能
ベータ版:試用目的でリリースされた開発中の機能
EAP(アーリーアクセスプログラム):申し込みをするとリリース前の新機能をいち早く試用できるプログラム情報
※ 本ページでご紹介している情報は、お客様環境によってはリリース済みでない場合がございます。
最新情報一覧
- 1 カレンダー機能
- 2 フォーム 機能
- 3 その他
- 3.1 「課題」 から「作業」への用語変更 重要 注意
- 3.2 Jira の検索エクスペリエンスの改善 注意
- 3.3 Jira の段落カスタム フィールドのテキスト フォーマットの追加 注意
- 3.4 Jira 課題内でアクション アイテムを作成 おすすめ
- 3.5 Jira ですべてのリンクされた課題をコンパクトな方法で確認
- 3.6 課題ナビゲーターのリスト ビューでストーリー ポイントを直接更新
- 3.7 自動化の監査ログで日時フィルターをクリア
- 3.8 ビジネス プロジェクトの名前やアイコンを編集
- 3.9 タイムラインで課題の階層を確認
- 3.10 トライアル ボタンで使われるアイコンの更新
- 3.11 Jira から Confluence へのサインアップが簡単になりました
- 3.12 ご利用のコーディング ツールを簡単に接続
- 3.13 JQL 検索と Evaluate Expression エンドポイントの廃止
- 3.14 Jira バックログを整理しました
- 4 アプリ
カレンダー機能
ビジネス プロジェクトの共有カレンダー
ビジネス プロジェクトにおけるカレンダー ビューのエクスペリエンスについて、以下の改善をしています。
バグをすべて修正
作業のスケジュール解除: 作業のスケジュール パネルが空であっても作業のスケジュールを解除できます。
要約の切り捨て: 要約が切り捨てられることはなくなりました。
[設定を表示] ボタンの追加
[設定を表示] ボタンを追加しました。これにより、ナビゲーション、最新情報の入手、表示のカスタマイズが簡単になります。
これで、次の操作ができるようになりました。
サイドバーから課題を素早く開く。
完了済みのアイテムを非表示にする。
課題キーを表示 / 非表示にする。
週末を表示 / 非表示にする。
週の開始日を選ぶ。
ソフトウェアのリリース率を表示する。
カレンダー ビューの効率向上
タスクを最適化してカレンダー ビューのエクスペリエンスを強化するための継続的な取り組みの一環として、次の改善をロールアウトしています。
特に明記されていない限り、これらの変更はソフトウェア プロジェクト、ビジネス プロジェクト、プラン、および Jira Service Management で利用できます。
変更点
ページネーションなしでさらに多くの課題を読み込み
カレンダーの下部にあるページ番号を 1 つの [さらに読み込み] ボタンで置き換えました。これを選択すると、現在読み込まれている課題がビューに残った状態で次の 50 件が読み込まれます。リアルタイム更新
課題を作成、更新、または削除すると、カレンダーを閲覧している他のメンバーはページをリロードすることなくそれらの変更を確認できます。完了済みの作業を URL で非表示に
完了済み(「完了」のカテゴリに設定されているステータス)の作業を非表示にするためのトグルを有効化すると、ページの URL に hideDone=true が追加されます。無効化するとパラメーターが取り除かれます。これらの URL を使い、自分が閲覧しているものを、不要な設定なしで共有できます。
この変更はビジネス プロジェクトにのみ適用されます。課題タイプを管理
カレンダーで課題を作成するときに、課題タイプ ドロップダウンにタイプを管理するための新しいオプションが表示されます。これを選択すると、[プロジェクト設定] > [課題] > [タイプ] 設定ページに素早くアクセスできます。
この変更は (ビジネス プロジェクトの既存の機能に合わせるため、) ソフトウェア プロジェクトにのみ適用されます。並べ替えの改善
カレンダー内の 1 つの日付に複数の項目が含まれる場合、長いイベントの継続性をよりよく示し、スプリントやリリースなどの重要なコンテキストを優先する一貫した並べ替えパターンが適用されます。スプリントは常に一日の最上部に表示され、その後に複数日のイベント、リリース、および一日のイベントが続きます。
フォーム 機能
Jira でフォームに関連するリクエストを絞り込む
送信済みのフォームにリンクされたリクエストを、手動で検索することなく、素早く絞り込んで発見できるようになりました。
次の手順で利用を開始します。
Jira を開いてビジネス プロジェクトに移動します。
[フォーム] タブに移動します。
最近のフォームを見つけます。
[送信されたビュー] を選択します。
新しい検索フィルターが適用された状態のリスト ビューに移動します。
フォームの構築時にカスタム フィールドを作成
※チーム管理対象プロジェクトのみ
チーム管理対象プロジェクトの管理者はフォームの作成時に、プロジェクト設定に移動することなくフォーム内でカスタム フィールドを作成できるようになりました。
その他
「課題」 から「作業」への用語変更 重要 注意
Jira ツール内で、追跡するタスクをこれまで「課題」と表現していましたが、新しく「作業」と表現されることになりました。
このアップデートは段階的に展開予定であり、2025 年初頭には Jira Cloud 製品全体の用語表記が、「課題」から「作業」へ変わる予定です。
以下の言語で、「課題」 から「作業」への用語変更がされます。
Jira の検索エクスペリエンスの改善 注意
フィールド検索の挙動を変更して、課題ナビゲーターのパフォーマンスを改善しています。
この機能を試すには、ご利用のプロジェクトの課題ナビゲーターに移動して [課題] を選択します。
これまでの挙動:
フィールド検索結果には、コメントと作業ログに追加されていたテキストも対象となっていたため、結果の読み込みに時間がかかっていました。
今後の挙動:
検索フィールドを使用する際、結果は要約、説明、およびすべてのテキスト カスタム フィールドに絞る変更を行ったことで、検索の処理が向上しました。上部のナビゲーションにある [課題の検索] フィールドもこのルールに従います。
コメントと作業ログ内のテキストを検索する場合は、[その他 +] を選択して追加のフィールド フィルターを表示し、[テキスト] を選択します。
Jira の段落カスタム フィールドのテキスト フォーマットの追加 注意
※企業管理対象プロジェクトのみ
新しく作成された段落カスタム フィールドでは編集オプションが追加され、長いフォーム テキストやリンクのスタイルを好みに合わせて設定できます。
段落カスタム フィールドの変更を確認するには、次の手順を実行します。
ご利用の Jira プロジェクトで新しい段落カスタム フィールドを作成します。
新しく作成した段落フィールドをプロジェクト設定で任意の課題タイプに追加します。
対象の課題タイプの任意の課題を開きます。
新しく作成された段落カスタム フィールドを課題で選択し、新しい編集エクスペリエンスを確認して使います。
Jira 課題内でアクション アイテムを作成 おすすめ
課題の説明やコメント内にアクション アイテムを追加できるようになります。
この機能ではチェックボックスを使ってテキストをフォーマットできるため、個別に追跡する必要がないものの一覧を作成するのに役立ちます。
次の手順で利用を開始します。
Jira 課題に移動します。
[説明] フィールドで、エディターのツールバーにある [アクション アイテム] (チェックボックスのアイコン) を選択するか、「[]」 (角括弧の開閉) と入力します。
アクションを入力します。
Jira ですべてのリンクされた課題をコンパクトな方法で確認
これまでは、リンクされた課題の長い一覧をスクロールする必要がありましたが、今後は、[リンクされた課題] 列に表示されます。
これはスペースを節約し、ページの読み込み時間を短縮するのにも役立ちます。
[+ 件数]を選択すると、小さいウィンドウが開き、リンクされた課題が横並びで表示されます。
それぞれに引き続きハイパーリンクが設定されているため、ユーザーはリンクに簡単に飛べますし、スクロール バーがあるため、引き続きそれらすべてにアクセスできます。
課題ナビゲーターのリスト ビューでストーリー ポイントを直接更新
課題ナビゲーターのリスト ビューでストーリー ポイントやストーリー ポイント見積りフィールドを直接編集できるようになりました。
手順は、以下の通りです。
プロジェクト サイドバーで [課題] に進みます。
リスト ビューに切り替えます。
[ストーリー ポイント] または [ストーリー ポイント 見積り] 列を見つけ、それらを課題を開くことなく更新します。
自動化の監査ログで日時フィルターをクリア
Jira と Confluence の自動化に、ボタンをクリックするだけで監査ログで選択した”日時フィルター”をクリアできる新機能が追加されました。
この機能の利用を開始するには次の手順を利用します。
Jira または Confluence の自動化で監査ログを開きます。
監査ログに任意の日時フィルターを適用します。
フィルターをクリアする場合は、[日時] ボタンを選択します。
[フィルターをクリア] を選択します。選択されたすべての日時フィルターが自動的に選択解除されます。
これで、監査ログに日時フィルターが適用されなくなります。
Jira と Confluence の自動化における監査ログの使用の詳細を確認
ビジネス プロジェクトの名前やアイコンを編集
プロジェクト設定に移動することなく、ビジネス プロジェクトの名前やアイコンをインラインで直接編集できるようになりました。プロジェクト内の任意の場所から名前またはプロジェクトを選択し、更新を行って確定させます。
タイムラインで課題の階層を確認
タイムライン ビューで階層サポートをリリースしています。これにより、課題間の関係性が確認できるようになります。
タイムライン ビューで完全な階層を表示するには、次の手順を実行します。
ビジネス プロジェクトでタイムライン ビューに移動します。
タイムライン ビューの右上にある [その他] ボタンを選択します
課題間の階層や関係性を表示するには、[すべてのアイテムを展開] を選択します。[すべてのアイテムを折りたたむ] を選択して課題階層を折りたたむこともできます。
トライアル ボタンで使われるアイコンの更新
トライアル中に表示される、トライアル ボタンのアイコンが以下の通り更新されます。
これまでの表示:トライアル中は、ご利用のアトラシアン製品の左上に、トライアルの残り日数やトライアル中のプランを示すボタンが表示されていました。その横には輝きアイコンが使用されていました。
今後の表示:画面右上のトライアルボタンのアイコンが宝石アイコンに変更されます。そのボタンやボタン押下後に表示される内容は、有料プラン (Standard または Premium) のトライアル中の場合に表示されます。
Jira から Confluence へのサインアップが簡単になりました
Jira をご利用で Confluence をお持ちではない場合に、試用を促すプロンプトが表示されることがあります。このプロンプトをクリックするとサインアップ フローに移動します。これまで、このフローは全画面で表示され、アトラシアンの過去のブランディングを使っていました。
このフローが新しいブランディングで更新されました。また、Jira 画面に重なる小さなポップアップ画面で開かれます。
ポップアップは、サインアップ対象の Confluence プランに応じて異なります。
ご利用のコーディング ツールを簡単に接続
ご利用のソース コード管理ツールをこれまで以上に簡単にソフトウェア プロジェクトに接続できるようになりました。
GitHub、GitLab、Bitbucket などをとても簡単に接続できます。事実上無限の選択肢から選ぶことができます。コンテキスト切り替えの最小化、作業の正確な開発状況の把握など、さまざまなメリットをご活用ください。
JQL 検索と Evaluate Expression エンドポイントの廃止
Jira はこれまでの数年間で成長し、チームはこのツールをより大規模に、より複雑な方法で使用するようになっています。JQL は Jira の中核機能の 1 つですが、Atlassian 社の JQL API における利用方法の規模と複雑性が課題になっています。引き続き信頼性やパフォーマンスを保ち、より大規模かつ複雑なユースケースに対応した拡張性を実現するには、JQL を進化させる必要があります。
以下のエンドポイントは、新しい JQL サービスとの互換性を持たないパラメーターが開示されています。このため、これらを互換性のあるもので置き換えています。
次の Jira Platform REST エンドポイントを廃止します。
GET /rest/api/3/search - JQL を使った課題検索 (GET)
POST /rest/api/3/search - JQL を使った課題検索 (POST)
POST /rest/api/3/search/id - JQL を使った課題 ID 検索
POST /rest/api/3/expression/eval - Jira 表現の検証
Jira バックログを整理しました
※チーム管理対象プロジェクトのみ
バックログでは、対応が必要な課題のみを確認できるようになりました。
現在、完了ステータスや解決状況が設定された課題を自動的に除外しています。
この変更をバックログで確認する手順は、以下の通りです。
プロジェクトのナビゲーションでバックログを開きます。
バックログの課題の一覧を表示します。完了のステータス カテゴリを持つ課題が含まれなくなっているはずです。
完了済みの課題を確認するには、ボードやリストなどのほかのビューに移動します。
アプリ
アプリ「 Jira Cloud for Google Sheets 」と「 Jira Cloud for Microsoft Excel 」に関する変更のお知らせ 注意
※ Atlassian 社が提供するアプリ「 Jira Cloud for Google Sheets 」または「 Jira Cloud for Microsoft Excel 」をご利用のお客様が対象です。
2 つのアプリの統合に伴い、それぞれのアプリにおいて利用可能な関数が変更になります。このアップデートにより、データインポートの信頼性が向上します。
Jira Cloud for Microsoft Excel
古い関数 | Jira.JQL(jql, [fields], offset, maxRows) |
新しい関数 | Jira.JQL(jql, [fields], maxRows) |
Jira Cloud for Google Sheets
古い関数 | JIRA(jql, columns, offset, limit) |
新しい関数 | JIRA(jql, columns, limit) |
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