Atlassian Cloud 新機能リリース 2025-05
「Atlassian のリリースノート」と「Atlassian Community」で Atlassian が提供している情報から新機能や注意事項、今後のリリース情報をご紹介します。
用語の定義
重要:大きな機能改善/全エンドユーザーに影響がある変更
注意:一部のユーザーに影響がある変更/制限/廃止
おすすめ:リックソフトおすすめの機能
ベータ版:試用目的でリリースされた開発中の機能
EAP(アーリーアクセスプログラム):申し込みをするとリリース前の新機能をいち早く試用できるプログラム情報
※ 本ページでご紹介している情報は、お客様環境によってはリリース済みでない場合がございます。
最新情報一覧
製品アクセス通知の変更 注意
対象製品のアクセス権を持つグループに特定ユーザーが追加されると、そのユーザーが製品を未利用の場合、招待メールが自動で送信されるようになりました。
本内容の例として、Jira の製品アクセス権のあるグループ「jira-software-users」の場合は、以下の通りです。
jira-software-users グループに Jira にアクセスしたことのないユーザーAを追加
ユーザーA宛に、Jira 招待メールが届く
注意
現時点で、組織管理者側から、製品招待メール送信を無効化にする設定はございません。
セキュリティガイドにデータレジデンシーの項目が追加 おすすめ
Atlassian 管理画面の「セキュリティガイド」に「データレジデンシー」の項目が推奨事項として追加されました。
「データレジデンシー」は、Jira や Confluence のデータ保存場所を、世界中または特定の地域(例:日本)から設定できます。これにより、法規制への対応がしやすくなります。
本機能は、Jira や Confluence などのアプリの特定の場所をまだ指定していない場合に、推奨項目として表示されます。
その為、「データレジデンシー」の設定漏れを事前に防ぐことができます。
データレジデンシーの推奨が表示されているか確認するには、次の手順をご確認ください。
admin.atlassian.com にアクセスします。複数の組織がある場合は、対象の組織を選択します。
画面上部[セキュリティ]を選択します。
サイドバーより[セキュリティ ガイド]を選択します。
[セキュリティに関する推奨事項]セクションまでスクロールし、[データの場所を制御する]の項目が表示されているか確認します。
[データの場所を制御する]の項目を選択すると、[データレジデンシー]の画面に遷移します。
クラウドサイト間で移行後、壊れたリンクを一括修正 おすすめ
対象のクラウドサイトから Jira または Confluence を別のサイトに移行すると、個々のエンティティ間のリンクが壊れてしまう可能性があります。
「壊れたリンク」とは、移行後も旧サイトを指し続けることで、本来参照すべき新サイトと整合しなくなったリンクのことを指します。
壊れたリンクの内容としては、以下の通りです。
ユーザーがコメントや説明に URL として貼り付けた Jira 作業項目へのリンク
Confluence ページと Jira 作業項目へのリンクなど、他のインスタンスから移行されたサイトへのリンク
以前は、壊れたリンクを修正する手段として、Atlassian サポートに依頼が必要でした。
今後は、Atlassian 管理画面より、壊れたリンクをサイト単位で一括修正できるようになりました。
壊れたリンクの修正を行うには、次の手順をご確認ください。
admin.atlassian.com にアクセスします。複数の組織がある場合は、対象の組織を選択します。
[設定] > [リンクの修正]に移動します。
移行されたインスタンスのリストを確認し、それぞれのリンクの更新を開始します。
クラウド間で移行後のリンクの修正についての詳細は、以下 Atlassian ドキュメントご参照ください。
データを暗号化するための顧客管理キー(CMK)
※ Enterprise プランのみの限定機能です
BYOK 暗号化を顧客側が利用しない場合、データはアトラシアンが管理するキー「Atlassian CMK」を使用して暗号化できるようになりました。
Atlassian CMK を利用するには、アトラシアンサポートへの依頼が必要です。
詳細は、Atlassian CMK への登録方法をご確認ください。
Confluence に関するデータ エクスポート ルール変更のロールアウトを開始 注意
※ Atlassian Guard Standard プラン以上または Enterprise プランのご契約が必要です
以下の記事でご紹介しているデータエクスポートルールの変更について、Atlassian 社よりロールアウト開始時期が正式に発表されました。
本内容は、ご利用のデータセキュリティポリシーでエクスポートがブロックされているルールのあるお客様が対象です。
2025年6月12日以降、データエクスポートルールの変更が順次適用されます。
ご利用のデータセキュリティポリシーで、エクスポートがブロックされてルールがあるか確認するには、以下新機能リリース記事をご確認ください。
監査ログをアプリ(製品)で絞り込み可能に おすすめ
※ Atlassian Guard Premium プランまたは Enterprise プランのご契約が必要です
監査ログを Jira や Confluence などアプリ(製品)を指定して絞り込めるようになりました。
複数アプリをご利用のお客様にとっては、対象アプリだけのアクティビティを確認したいという場合に、効率的に確認することが可能です。
監査ログ Webhook 登録の改善
※ Atlassian Guard Premium プランまたは Enterprise プランのご契約が必要です
監査ログ設定で指定した Webhook URL に監査ログイベントが自動送信(POST) され、他のシステムからリアルタイムに監査ログを受信・確認できるようになりました。
監査ログ設定で指定した Webhook の詳細を編集するには、次の手順をご確認ください。
admin.atlassian.com にアクセスします。 複数の組織がある場合は、対象の組織を選択します。
[セキュリティ] > [監査ログ] の順に選択します。
[設定] を選択します。
Webhook タブを選択します。
Webhook 情報を更新します。
危険な添付ファイルのアラート通知
※ Atlassian Guard Premium プランのご契約が必要です
Confluence または Jira アプリに危険な添付ファイルがアップロードされたときに、アラートが表示されるようになりました。
アラートが送られる対象ファイルは、以下の通りです。
実行ファイル .exe や .bat などをアップロードしたとき
資格情報が含まれている可能性のあるファイル(設定ファイルやキーストアなど)をアップロードしたとき
また、以下の通り、アラート送信の条件や注意点がございます。
一度に複数の危険ファイルがアップロードされても、最初に検出された1件だけにアラートが表示
その後は24時間アラートが止まり、それ以降にまた危険なファイルがアップロードされたら再度アラートが送られる
Confluence または Jira での添付ファイルの動作に関するアラートを受信したくない場合は、[Guard Detect] > [検出] > [ユーザー アクティビティ]に移動し、次の検出をオフにします。
Confluence の添付ファイルは実行可能である可能性がある
Confluence の添付ファイルには資格情報が含まれている可能性があります
Jira の添付ファイルは実行可能である可能性があります
Jira の添付ファイルには資格情報が含まれている可能性があります
ご不明点は ヘルプデスク (要サポートサービス契約)までお問い合わせください。
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