Jira の通知を Microsoft Teams へ送る方法
Microsoft の仕様変更について
Microsoft の仕様変変更により、これまで利用できた下記の Incoming Webhook が非推奨となりました。
現在、この機能の新規利用はできなくなっており、2024/12/31 で機能自体が利用できなくなります。詳細は下記をご参照下さい。
このページでは、2024/12/31 以降も利用可能な方法をご紹介します。
Jira から Teams に通知する方法
Jira の通知をメールでなく Microsoft Teams へ送信する方法を、Webhook と自動化の 2 通りご紹介します。
両者の違いとしましては、課題作成、コメントなどのイベントを通知するなら Webhook の方が設定が簡単です。メッセージを工夫したり、メッセージを出力する条件を制御するなど柔軟性があるのが Jira Automatiton となります。
Webhook による通知
Microsoft Teams に Jira Cloud アプリをインストールする
1.通知を受け取りたいチャンネルで「チャンネルを管理」をクリックします。
2.モデレート欄で「チャンネルのモデレーション」を ON にし、「コネクターにチャンネルメッセージの投稿を許可する」にチェックを入れます。
3.コネクタ欄で「編集」をクリックします。
4.”Jira Cloud” を見つけて「Configure」をクリックします。
5.案内に沿って名前を入力し「Create」ボタンを押します。
6.URL が表示されるので保存しておきます。
7.スクロールして内容を確認し、一番下の Done ボタンを押します。
8.下記の様な画面が表示されるので、画面右上のxボタンで閉じます。
これで、Microsoft Teams の設定は終わりです。
Jira 側で Webhook を設定する
1.歯車マーク > “システム“ > “Webhook“ > “+Webhook の作成“ をクリックします。
2.以下の値を入力します。
名前:任意の名前 |
---|
3.通知をしたいプロジェクトや課題キーなどを JQL で指定し、通知をしたいイベントを選択してください。
例えば、優先度を JQL で指定することによって優先度の高い課題のみを通知させることが出来ます。
これで、Jira 側の設定は終わりです。
例えば課題の作成をすると、以下のような通知が Teams に届きます。
Jira automation による通知
Microsoft Teams でワークフローを作成する
1.通知を受け取りたいチャンネルで「ワークフロー」をクリックします。
2.ワークフローの一覧で「Webhook 要求を受信するとチャネルに投稿する」を選択します。
3.ワークフローの名前を入力して「次へ」ボタンを押します。
4.下記の画面で「ワークフローを追加する」ボタンを押します。
5.下記の画面が表示されますので、URLを記録して「完了」ボタンを押します。
これで、Microsoft Teams の設定は終わりです。
Jira 側で自動化を設定する
ここでは、課題が割り当てられたときに通知を送る方法を例としてご紹介します。
1.トリガー:フィールド値の変更時
以下の値を入力します。
変化を監視するためのフィールド:担当者 |
---|
2.アクション:Microsoft Teams にメッセージを送信
Webhook URL:Teams のステップ5で記録した URL
メッセージタイトル:任意のタイトル
メッセージ:任意のメッセージ。例えば、以下のようにスマート値を利用することが出来ます。
課題の要約をメッセージに含める:チェック
{{issue.key}} が{{issue.assignee.displayname}} に割り当てられました。
これで、Jira 側の設定は終わりです。
課題がアサインされると、以下のような通知が Teams に届きます。
「Jira で表示」は、該当課題にリンクしています。
参考資料
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