Atlassian Cloud ユーザー 削除・無効化について
ユーザーが退職・異動などでAtlassian製品を利用しなくなった場合の対処方法として「アカウント削除」と「アカウント無効化」の2つの選択肢があります。
本記事ではこの2つの違いについて説明します。
目次
はじめに
ユーザーが退職・異動などでAtlassian製品を利用しなくなった場合のアカウント処理は、「アカウント削除」と「アカウント無効化」の2つの選択肢があります。
どちらかで処理されたアカウントは課金対象外となりますが、それぞれ以下の違いがあります。
「アカウント削除」・・・アカウントを完全に削除すること。
「アカウント無効化」・・・対象アカウントに関するデータはそのまま残り、再度アカウントの有効化ができる。
本ドキュメントでは、アカウントの「削除」と「無効化」の影響について記載します。
なお、「アカウント削除」は影響が大きいため、特別な理由がない限り、Atlassian社では「アカウント無効化」をおすすめしています。
アカウントの削除について
JIra Cloud のアカウント削除の影響
「アカウント削除」をすると以下データは削除されます。
削除したユーザーがオーナになっているダッシュボード
削除したユーザーがオーナになっているフィルター ※
※ボードやWBSガントチャートに紐づくフィルターはアカウント削除後も残ります。(所有者は「元ユーザー」と表示されます。)
留意点
「アカウント削除」を実施した場合、すぐにはデータは削除されません。
削除される前に、14 日間の猶予期間があり、その間、対象アカウントは一時的に無効化されます。
猶予期間中は「アカウント削除」をキャンセルすることも可能です。
アカウント削除前に実施すべきこと
必要な「フィルター」と「ダッシュボード」は、アカウント削除前に所有権を別のオーナーへ変更してください。
また、アカウント削除の猶予期間(14日)終了後は、フィルターとダッシュボードが削除される関係で、本作業が実施できませんのでご注意ください。
オーナーの変更手順
退職/移動をする場合、オーナー自身が以下手順で権限を委譲できます。
画面上部メニューから「フィルター」>「すべてのフィルターを表示」の順に選択。
(ダッシュボードのオーナー変更の場合は、「フィルター」を「ダッシュボード」と読み替えください。)対象の「フィルター」の右にある「・・・」をクリックし、「所有者の変更」を選択。
新しい所有者を選択し、「所有者の変更」を選択。
ご本人が操作できない場合、Jira管理者であれば以下手順で変更が可能です。
右上の「歯車」 > 「システム」 の順に選択。
左メニューの共有アイテムから「フィルター(もしくはダッシュボード)」を選択。
対象の「フィルター(もしくはダッシュボード)」の右にある「・・・」をクリックし、「オーナーの変更」を選択。
新しいオーナーを選択し、「オーナーの変更」を選択。
以上でオーナーが変更されます。
アカウントの無効化について
対象アカウントに関連するデータはそのまま残りますが、必要な「フィルター」と「ダッシュボード」は、アカウント無効化前に所有権を別のオーナーへ変更してください。
操作については、上記「オーナーの変更手順」をご参照ください。
なお、「オーナーの変更手順」はアカウント削除時と異なり、アカウント無効化後でも実施可能です。
本記事に関連するAtlassian公式ドキュメント
Atlassian アカウントを削除する
https://support.atlassian.com/ja/atlassian-account/docs/delete-your-atlassian-account/
Deactivate or delete managed accounts(Jira Cloud)
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