Lookup tables の利用

Lookup tables とは、ワークスペースの Recipe 内で利用可能なデータが保存されたテーブルのことです。Lookup tables を活用することにより、下記のようなことが実現可能です。

  • 郵便番号に該当する市町村区を抽出する
  • 都市名から該当するタイムゾーンを抽出する
  • チケットの作成日が祝日かどうか確認し、祝日の場合には自動応答メッセージを送信する


Lookup tables は、データベースのテーブルのように、Columns(列)とEntry(エントリー)で構成されています。指定された Lookup tables 内のエントリーを、1つまたは複数の列の値と照合して検索することができます。

Lookup tables の作成方法

下記の手順で Lookup tabels を作成します。

  1. トップメニューの Tools > Lookup tables を選択します。



  2. New table を選択します。



  3.   任意の名前を設定します。

Lookup tables へのデータ入力方法

Lookup tables にデータを入力するには、下記の3種類の方法があります。

  1. CSV ファイルのインポート
  2. 新しいエントリーを手動で追加
  3. Lookup tables by Workato コネクターからのエントリー追加

1. CSV ファイルのインポート

  1. トップメニューの Tools > Lookup tables を選択します。


  2. New table > Import from CSV file を選択して、インポートしたい CSV ファイルを選択します。


Lookup table の上限

Lookup tables の上限は「Columns(列): 10」、「Entry(エントリー): 10,000」に設定されており、上限より多い場合にはインポートされませんのでご注意ください。


2. 新しいエントリーを手動で追加

  1. トップメニューの Tools > Lookup tables を選択します。


  2. エントリーを追加したい Lookup tables を選択します。


  3. 右上の + Add entry を選択します。


3. Lookup tables by Workato コネクターからのエントリー追加

詳細は次項でご説明します。

Lookup tables by Workatoコネクターについて

Lookup tables by Workato コネクターを利用すると、レシピ上で Lookup tables の様々な操作を行うことができます。


Lookup tables by Workato コネクターで利用可能なアクションは次の通りです。

アクション名詳細
Add entry指定された Lookup tables へ新しいエントリーを1件追加します。
Lookup entry検索条件に応じた値を、指定された Lookup tables より検索します。検索結果は1件(最初にマッチするエントリー)のみ返されます。
Search entries検索条件に応じた値を、指定された Lookup tables より検索します。条件に該当する全ての検索結果が返されます。
Get all entries指定された Lookup tables より全てのエントリーを取得します。
Update entry指定された Lookup tables のエントリーを1件更新します。
Delete entry指定された Lookup tables のエントリーを1件削除します。
Truncate table指定された Lookup tables のエントリーを全て削除します。 (警告) この作業は取り消せません。

Add entry

指定された Lookup tables へ新しいエントリーを1件追加します。


Lookup entry

検索条件に応じた値を、指定された Lookup tables より検索します。検索結果は1件(最初にマッチするエントリー)のみ返されます。

以下の動画では、「東京都住所一覧」という Lookup table があり、郵便番号の値(1020072)で検索をして、該当する市町村区(千代田区飯田橋)を取得しています。


Search entries

検索条件に応じた値を、指定された Lookup tables より検索します。条件に該当する全ての検索結果が返されます。

Lookup entry との違いは次の通りです。

  • Lookup entry:検索条件に最初にマッチする1件のみが検索結果として返されます。
  • Search entries:検索条件にマッチする全てのエントリーが検索結果として返されます。

以下の動画では、「役職一覧」という Lookup table があり、役職(部長)で検索をして、該当する全ての従業員の情報を取得しています。


Get all entries

指定された Lookup tables より全てのエントリーを取得します。


Update entry

指定された Lookup tables のエントリーを1件更新します。

エントリーの更新には、Entry ID(エントリーID)が必要となります。エントリー ID は、Search Entries、Add entry、Lookup Entry などのアクションから取得することができます。

以下の動画では下記の2つのアクションを使用して役職を更新しています。

  1. Search Entries アクションを選択し、「役職一覧」という Lookup table のエントリーを従業員氏名(坂本龍馬)で検索をします。


  2. Update entry アクションを選択し、Search Entries アクションで取得した エントリー ID をマッピング して、該当する従業員の役職を「本部長」へ更新します。

Delete entry

指定された Lookup tables のエントリーを1件削除します。エントリーの削除には、エントリーIDが必要となります。

以下の動画では下記の2つのアクションを使用してエントリーを削除しています。

  1. Search Entries アクションを選択し、「役職一覧」という Lookup table のエントリーを従業員 ID(10000)で検索をします。


  2. Delete entry アクションを選択し、Search Entries アクションで取得した エントリー ID をマッピング して、該当するエントリーを削除します。


Truncate table

指定された Lookup tables のエントリーを全て削除します。(警告) このアクションを使用すると、元に戻すことはできません。


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