Callable recipes の利用

Callable recipes とは、別の Recipe から呼び出して利用できるタイプの Recipe です。
Callable recipes を利用することで、再利用可能なアクションのセットを他の Recipe から呼び出し、
Recipe の長さを短縮することができます。




Callable recipes を利用するメリット


  • テストが容易

一連のアクションを同じ Recipe で繰り返すのではなく、別々の Recipe にグループ化することにより、ステップの変更とテストに必要な労力を削減できます。


  • 読みやすい

長い Recipe を用意する代わりに、呼び出し可能な小さな Recipe に分割します。Recipe を短くすることで読みやすくなり、メンテナンスも簡単になります。


  • Recipe 間で共有

標準のエラー通知ポリシーがある場合は、エラー通知用 Recipe を作成し、すべての Recipe でエラー通知用 Recipe を呼び出すことができます。




Callable recipes を利用する


Callable recipes を作成する


1. Workato にログインします

https://www.workato.com/ へアクセスし、Workato にログインします。


2. 新しい Recipe を作成します

画面上部のメニューから Recipes をクリックし、
表示される Recipes の画面内右上 Create a new recipe をクリックします。

3. アプリケーションを選択します

App に Callable recipes by Workato を、Trigger event に New call for recipe を選択し、画面右上の Next をクリックします。


4. Recipe の内容を設定します

Recipe の名前(必須)を入力し、入力スキーマ(任意)と応答スキーマ(任意)を JSON 形式で入力します。

JSON の詳細については Schema Definition(英語)をご参照ください。

入力できたら Next をクリックします。


5. 実行する処理を設定します

Recipe のアクションセットを設定します。
アクションとは、トリガーイベントが発生するたびに実行される指示です。

App と Action を選択し、 Next をクリックします。



設定を行い、Finish をクリックすると Recipe の完成です。

Callable recipes を呼び出す


1. Callable recipes を設定します

Callable recipes を使いたい Recipe の中の、Trigger event が発生したときにどのようなアクションをするかの設定箇所で、
App:Callable recipes by Workato
Action:Call recipe (synchronous) を選択し、 Next をクリックします。


2. 使用する Callable recipes を選択します

どの Callable recipes を呼び出すか、選択します。Finish をクリックすると Recipe の完成です。



Recipe の呼び出し(同期 / 非同期)の違い

Callable recipes を呼びだすとき、Action 項目で同期 (synchronous) または非同期 (asynchronous) を選択します。
主な違いは、出力フィールドとなります。


  • Call recipe (synchronous)

Recipe を呼び出し、応答を待ってから親 Recipe の次のステップに進みます。
そのため Current step output の項目には、Callable recipes で作成された応答スキーマの設定が表示されます。


  • Call recipe (asynchronous)

応答を待機せずにすぐ親 Recipe の次のステップに進みます。
Callable recipes のワークフローの結果に依存しない場合に役立ちます。


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