本ドキュメントは Docker Desktop for Windows による Docker インストール手順です。

Docker Desktop for Windows は、 2021/08/31発表の記事によると、一定条件に該当するお客様は有償利用が義務付けられました。同製品をご利用の際は、有償利用の条件に該当するかをご確認いただき、必要に応じてライセンスの調達をお願いいたします。

有償化の対象は Docker Desktop for Windows です。Docker Engine (Community Edition) や docker-compose は引き続き無償でご利用いただけます。
弊社リックソフトでは Docker Desktop for Windows ライセンスの取り扱いを行っておりません。お客様ご自身で調達をお願いいたします。

目次

インストール手順

事前準備

PC の仮想化支援機能を有効化します。PC の BIOS/UEFI 設定画面にて、Intel VT (AMD の場合は AMD-V ) を有効化してください。
Windows の Hyper-V (Windows の仮想環境) を有効化します。下記リンク先の内容に従い、Hyper-V を有効化してください。
- https://docs.microsoft.com/ja-jp/virtualization/hyper-v-on-windows/quick-start/enable-hyper-v

Docker Desktop for Windows をインストールする

下記サイトより Docker Desktop for Windows をダウンロードしてください。
- https://hub.docker.com/editions/community/docker-ce-desktop-windows
  
  インストール手順参考サイト：https://docs.docker.com/docker-for-windows/install/
ダウンロードしたインストーラーを実行します。
デフォルトの選択のまま進め、OK ボタンを押下します。
インストールには数分かかります。

インストール完了後は、Close and restart ボタンを押下して再起動します。
ログインすると Docker Desktop が自動的に起動し、タスクトレイにアイコンが表示されます。

Docker Desktop を設定する

タスクトレイの Docker アイコンを右クリックして、Settings を開きます。
General タブを表示し、以下を設定します。
- Start Docker Desktop when you log in ：（自動起動を有効にします）
- Open Docker Dashboard at startup：任意
- その他の機能：オフ
  インストールした Docker Desktop のバージョンにより、設定項目が異なる場合があります。
Resources タブの ADVANCED カテゴリを変更します。割当容量の目安は Cadre 動作環境をご参照ください。

CPU 割当は消費可能な最大値を指すため、スライダーバーの最大値まで割当をしても問題ありませんが、メモリは指定した量を Docker が専有します。
スライダーバー右端まで割り当ててしまうと OS が使用するメモリが 0 となるため、Docker 自身が起動できなくなり異常終了します。
余力を残した範囲で割当をお願いいたします。
Resources タブの FILE SHARING カテゴリで、Docker プロセスが参照可能な共有ディレクトリを設定します。
ボタンを選択し、Cadre を配置するディレクトリを選択してください。
Docker Engine タブはデフォルトのまま進めます。
Command Line タブはデフォルト (使用しない) のまま進めます。
Kubernetes タブはデフォルト (使用しない) のまま進めます。
設定が完了したら下部の Apply & Restart ボタンを押下して設定を適用してください。Docker Desktop が再起動します。

Docker Desktop Service が有効であることを確認する

タスクバーの スタート > 設定 > アプリ > スタートアップ にて、Docker Desktop アプリをオンにします。
タスクバーのスタートを右クリック > コンピューターの管理 > サービスより、中央のリストから Docker Desktop Service を検索します。
Docker Desktop Service をダブルクリックしてプロパティを開き、"スタートアップの種類" が自動に設定されていることを確認します。
"サービスの状態" を確認し、実行中でない場合は開始ボタンを押下してください。

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