Cadre バージョンアップ (OS 共通)
Cadre インストール用のユーティリティツールを使用して、Cadre 製品のバージョンアップを行います。
目次
概要
- Cadre インストール用のユーティリティツールを使用して、Cadre 製品のバージョンアップを行います。
Cadre アプリケーションの ver 1.5.0 以降では、「アプリケーションバージョンアップ」章の手順を実施することにより、自動的に DB のバックアップデータがダンプされます。
バックアップデータは以下のパスにダンプされます。- パス:Cadre/app/backup
- Cadre はアプリケーションをインストールしたルートフォルダです。
- ファイル名:cadre_db_<version>_<yyyymmdd>_<HHMMSS>.sql.tar.gz
- <version>:Cadre の現行バージョン番号
- <yyyymmdd>_<HHMMSS>:バージョンアップした際の日時
- パス:Cadre/app/backup
バックアップしたデータは、Cadre の Config で設定する日次バックアップの世代管理対象に含まれます。
日次バックアップを設定している場合、世代管理数の上限に達すると削除されるため、現行バージョンデータを永続的に残す場合は別のディレクトリに退避してください。
前提
- Cadre 製品がインストール済みの状態であること。
バージョンアップする際、現行バージョンの Cadre は起動したままでも問題ありません。
Cadre を起動したままバージョンアップする場合、自動的にシャットダウンされるため一時的にアクセスできなくなります(おおよそ15分程度)。
手順
アプリケーションのバージョンアップ
/wiki/spaces/RSLIMI/pages/585739147 より、バージョンアップ先のリリース資材 Cadre_<version>_<os>.7z を予めダウンロードしてください。
<version>にはバージョン名、<os>にはインストール対象の OS 名が入ります。
バージョン1.2.0、Linux 向けの場合は Cadre_120_linux.7z、Windows 向けの場合は Cadre_120_win.7z をダウンロードしてください。- ダウンロードした Cadre_<version>_<os>.7z をインストール済みの Cadre の ルートフォルダと同じ階層 に配置します。
┣ Cadre_<version>_<os>.7z
┣ Cadre (ルートフォルダ)
┣ app
┃ docker-compose.yml
┃ ・・・
┗ cadreutl 各 OS ごとの Cadre 製品のインストールドキュメント(Windows 版/Linux 版)の「インストール手順」章以降に従いインストールすることでバージョンアップ作業は完了です。
Cadre_<version>_<os>.7z を解凍する際、上書き確認が表示される場合、すべて「はい」を選択してください。
( 上書きしないとバージョンアップが正しく行えませんので必ず上書きしてください。)
バージョンアップ後のロールバック(アプリケーションのバージョンダウン)
アプリケーションバージョンアップ後、問題が発生した場合にロールバック(アプリケーションのバージョンダウン)を行います。
ロールバックするためには現行バージョンのデータのバックアップデータが必要となります。
- Cadre アプリケーションのシャットダウン
- コマンドラインツールで Cadre アプリケーションの app フォルダに移動します。
app フォルダは docker-compose.yml ファイルが配置してあるフォルダです。 以下コマンドで、Cadre アプリケーションをシャットダウン、docker volume を削除します。
docker volume の削除により、使用中の Cadre アプリケーションデータは全て消去されます。docker-compose down --volumes
- コマンドラインツールで Cadre アプリケーションの app フォルダに移動します。
- docker-compose.yml ファイルを削除
- app フォルダ配下にある docker-compose.yml ファイルを削除します。
docker-compose.yml ファイルが存在すると、バージョンアップと判断され、適切にバージョンダウンができなくなるためです。
必ず docker-compose.yml ファイルのみを削除するようにしてください。
- app フォルダ配下にある docker-compose.yml ファイルを削除します。
- Cadre アプリケーションのバージョンダウン
バージョンダウンする Cadre アプリケーションの資材でインストール作業を行います。
手順- 「アプリケーションバージョンアップ」項の1,2と同じ手順を実施します。
手順1の際に、バージョンダウンする Cadre アプリケーションの資材を使用してください。 - Cadre/cadreutl ディレクトリに移動します。
- バージョンダウン対象より新しいバージョンの CadreApp_<version>.7z を削除するか、別ディレクトリに退避します。
version1.2.0 から version 1.1.0 にバージョンダウンする場合、CadreApp_120.7z のようにバージョン番号が新しいファイルを削除するか別ディレクトリに退避します。 - 「アプリケーションバージョンアップ」項の3と同じ手順を実施します。
- 「アプリケーションバージョンアップ」項の1,2と同じ手順を実施します。
- データの復元
- 復元するバックアップデータを Cadre/app/backup フォルダに配置します。
- バックアップデータを解凍します。
- .tar.gz 形式で圧縮されていますので、「.sql.tar.gz → .sql.tar 形式に解凍」、「.sql.tar → .sql 形式に解凍」の2段階の解凍を行ってください。
- Linux 環境の場合、tar -zxvf バックアップファイル.tar.gz コマンドで一発解凍できます。
- Windwos 環境の場合、7z アプリケーションなどで、手動で2段階の解凍を行ってください。
Cadre アプリケーションの app フォルダにて、以下コマンドで、データを復元します。
docker-compose exec app bash -c "psql -U cadre_admin -h db cadre_db < /var/cadre/backup/解凍したバックアップファイル.sql"
- Cadre の再起動
Cadre アプリケーションの app フォルダにて、以下コマンドで、Cadre アプリケーションを再起動します。
# Windows の場合 restart_containers.bat # Linux の場合 ./stop_containers.sh
- ライセンス適用
- Web アプリケーションの LICENSE 画面からライセンスの再入力を行ってください。
(ライセンス情報はバックアップされません。)
- Web アプリケーションの LICENSE 画面からライセンスの再入力を行ってください。
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