Cadre インストール (Amazon Linux 2023 / Rocky Linux)
Cadre Ver 1.1x.x 系をお使いで、Ver 2.0.0 へバージョンアップする場合は、Cadre Ver1.14.0/Ver1.15.0からCadre Ver2.0.0への移行手順 の手順を参照してください。
Cadre インストール用のユーティリティツールを使用して、Amazon Linux 2023 / Rocky Linux 環境へ Cadre 製品を構成する Docker コンテナをデプロイします。
はじめに
本手順は Cadre v2系を対象とします。
Cadre リリース資材 より、リリース資材を予めダウンロードしてください。
それぞれの OS ごとの手順に従い、Docker等 を予めインストールしてください。
インストール手順
ダウンロードしたリリース資材 Cadre_***linux.7z (***にはバージョン名が入ります) を任意のディレクトリに配置し、解凍します。解凍すると Cadre_v2 というディレクトリが作成されます。
コマンド例
7za x Cadre_***_linux.7z
Cadre_v2/cadreutl
ディレクトリに移動します。コマンド例
cd Cadre_v2/cadreutl
各シェルスクリプトに実行権限を付与します。
コマンド例
sudo chmod 755 *.sh
deploy.sh
を実行します。コマンド例
sudo ./deploy.sh
表示されるプロンプト
*** アプリケーションの設定項目を入力。(省略するとデフォルト値を使用します。) *** DBポート[5432]: WebAppポート[80]: デプロイ識別名[cadre]:
初回インストール時は、アプリケーションで利用する DBポート、WebAppポート、デプロイ識別名 (※)を対話形式で入力します。
何も入力せずに Enter を押下して進めると、プロンプトに表示されているデフォルト値が使用されます。
※デプロイ識別名:同一ホスト内で Cadre アプリケーションを複数起動する場合は既存環境と異なる識別名を付与してください。通常はデフォルト値で進めてください。
入力した設定項目は cadreutl_config.yml に保存されます。バージョンアップ等での再デプロイ時には再入力は不要になります。
プロンプト上に "deploy_main end" が表示されればデプロイ完了です。
リバースプロキシやロードバランサ(例: ALB, CloudFront, Nginx)を経由して、デプロイしたホストとは異なるドメインからアクセスする場合、
CSRF_TRUSTED_ORIGINS
の設定が必要になります。Cadre_v2/app/docker/env
に移動します。viエディタ等で .env_appを開きます。
例:vi .env_app
以下のように、
CSRF_TRUSTED_ORIGINS
の=
の右辺に、実際にアクセスするベースURL(ドメイン名まで)を設定します。CSRF_TRUSTED_ORIGINS=https://your-domain.com
https://your-domain.com/cadre
でアクセスする場合でも、設定値はhttps://your-domain.com
になります。
複数のベースURLが存在する場合は、カンマ区切りで複数指定可能です。
Cadre Ver1.1x.x系からCadre Ver2.0.0に移行する場合はここで終了し、Cadre Ver1.14.0/Ver1.15.0からCadre Ver2.0.0への移行手順 | リストア から再開してください。
初回デプロイ時は続いて以下の作業を実施します。
Web アプリで使用する管理者ユーザーを作成します。
コマンド例
sudo ./create_admin_user.sh
対話形式でユーザー名とパスワードを入力します。
プロンプト上に エラーメッセージが表示されず、"create_user_main end" が表示されればユーザー作成は完了です。
ブラウザから
http://ホスト名:ポート番号/ds/login
にアクセスします。
ポート番号は手順4で設定したポート番号を入力してください。
ポート番号に
80
を設定した場合は省略可能です。http://ホスト名/ds/login
にアクセスしてください。
ログイン画面が表示されたら、手順6で設定した管理者ユーザーでログインします。
以上でインストールは完了です。
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