WDC 2.0から WDC 3.0への移行

目次

概要

• Tableau では Web Data Connector 2.0 (WDC 2.0) が2023.1 リリースで非推奨になり、近い将来に廃止される予定となったため、Cadre WDC 2.0をデータソースとした作成済み Tableau ワークブックを、「データソースの置換」機能を使用することで Cadre WDC 3.0のデータソースへ移行します。
  
  

前提条件

• WDC 2.0と WDC 3.0の両方が使用できる Tableau Desktop を使用すること（Tableau Desktop 2023.x、Tableau Desktop 2024.x 等）

• Tableau Desktop からデータを照会する (WDC 3.0) を実施して WDC 3.0でのデータ照会が可能な状態であること

• Cadre Ver 1.15.0以降を使用すること

• 移行対象のデータソースがリレーション/結合を使用したデータソースでないこと
  Tableau の不具合のため、WDC 3.0ではリレーション/結合が正常に動作しません。

  • リレーション/結合を使用したデータソースの移行を行う場合は、Tableau Desktop からデータを参照する (RDB)でデータ接続して移行を行ってください。
    (RDB の場合でも、本ドキュメントの手順8以降は同じ手順で移行できます。)

手順

1. 移行対象の WDC 2.0をデータソースとした Tableauワークブックを開きます。

2. 「データ」メニューから「新しいデータソース」を選択します。

   Open

   

3. データ接続画面から「Ricksoftによる Cadre Web Data Connector3.0」を検索して選択します。

4. Cadre Web Data Connector 3.0の画面で WDC ACCESS  URL を入力後、Enter をクリックします。

5. データソース一覧から、接続済みの WDC 2.0データソースと同じデータソースを選択します。

6. アイテム一覧から、接続済みの WDC 2.0データソースのアイテムと同じアイテムにチェックを入れて CONNECT TO DATA ボタンをクリックします。

   Open

   

7. 接続に成功したら、データソースを移行したいシートに移動します。

8. 「データ」メニューから「データソースの置換」を選択します。

9. 置換するデータソースを確認し、OK ボタンをクリックします。
   (「現在のワークシートのみを置換する」のチェックは不要です。)

10. データタブで WDC 3.0で接続したデータソースにチェックマークが表示され、作成済みの Viz にエラーがなければ成功です。
    ワークブック内に WDC 2.0で接続したデータソースが複数ある場合は、手順2～10をデータソース分繰り返します。

11. データタブで WDC 2.0で接続したデータソースを右クリックし、「閉じる」を選択します。

12. Tableau Server にパブリッシュ済みのワークブックがある場合は、同じ名前で上書きパブリッシュします。
    Tableau Server 上のワークブックも WDC 3.0を使用したワークブックに置き換わります。