Tableau Desktop から データを参照する(RDB)

RDB アクセスを使用して、Tableau Desktop から Cadre 取得データにアクセスします。

目次


概要

  • RDBアクセスを使用して、Tableau Desktop から Cadre 取得データにアクセスします。

アクセス方法による挙動の違い

接続方法

メリット

デメリット

接続方法

メリット

デメリット

WDC(WebDataConnector)

  • Web アクセスベースのため、ネットワーク上の制約を受けにくい

  • カスタム SQL による集計ができない

  • JOIN 時の結合句に制限がある

RDB(PostgreSQL)

  • Tableau 機能上の制約がない

  • 複雑な集計仕様が必要となった場合、カスタム SQL を活用できる

  • 企業のセキュリティポリシーや、Cadre サーバーの設置場所までの経路を考慮した場合、DB ポートを使用したネットワークアクセスが制限されている可能性がある

  • Tableau 製品の仕様上、参照権限を持たないテーブルまで一覧表示されてしまう

 

前提

  • アイテム設定画面において、データ出力方式(OUTPUT FORMAT) で DB(READ ONLY) を選択したアイテムが存在すること

  • マスタ管理用 Web アプリのユーザー設定画面から、DB 接続用ユーザーを作成済であること

  • Tableau Desktop が動作するホストから Cadre サーバーへ DB アクセス用ポートで接続できること

特定ポートの疎通確認方法

Windows

  1. PowerShell を起動します。 

  2. 以下のコマンドを実行します。

    Test-NetConnection <cadre_host_name or cadre_ip_address> -Port <cadre_db_port>

    実行結果を確認し、 TcpTestSucceeded が True であることを確認します。

    1. デフォルト値は 5432 です。 デプロイ時に設定変更している場合、以下のファイルに起動時の構成が保存されていますのでご確認ください。

      cadreutl/cadreutl_config.yml

      app:     deploy_name: cadre     back_up: True     load_image: True     ports:         db: 5432         ←---- データベースポート番号         web_app: 80
    2. 適切ホスト名、ポート番号を指定した上で実行結果が False の場合、Cadre サーバーまでのネットワークアクセスが確立していない状態です。貴社内のシステムご担当者までお問い合わせください。

手順

  1. Tableau Desktop を開きます。

  2. サイドメニュー から接続→ PostgreSQL を選択します。

  3. データベースへの接続情報を入力し、サインインボタンを押下します。

項目

設定値

備考

項目

設定値

備考

サーバー

cadre コンテナが稼働するホスト名

-

ポート

cadre データベースポート

-

 

データベース

cadre_db

固定値

認証

ユーザー名とパスワード

-

ユーザー名

Cadre ユーザー

管理メニュー/USER(ユーザー設定) にて設定した認証情報を入力します。

パスワード

Cadre ユーザーのパスワード

管理メニュー/USER(ユーザー設定) にて設定した認証情報を入力します。

SSLが必須

任意

ON/OFF どちらを設定した場合もデフォルトで SSL 接続が有効化されます。

4. サイドバーに表示された表(=テーブル)一覧から、生成データを選択します。
  a.テーブルは以下の命名規則で出力されます。 

<データソース名称>_<アイテム名称> (...)   例: データソース名:RDB_DATASOURCE    アイテム名  :issue  の場合   → rdb_datasource_issue (.....) が生成テーブルとなります。

※検索フィールドにて データソース名やアイテム名等を入力頂き、対象を絞り込んで頂くと探しやすくなります。

PostgreSQL へ標準コネクタ/ODBC 等を介して接続した場合、閲覧権限を持たないテーブル含め全て一覧に表示されますが、
これは Tableau 製品の仕様に影響するものです。

一覧表示されているもの内データが参照できないテーブルが存在しますが、意図した挙動となります。予めご了承ください。

5. 該当テーブルをキャンバスへドロップしデータが参照できることを確認します。

 

 

 

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