企業管理対象 サービスプロジェクトのユーザーの権限
Jira Service Management には大きく3つの役割のユーザーが存在します。 ここでは、企業管理対象 サービスプロジェクトでのエージェント、カスタマー、コラボレータについて説明します。
時点の情報を基に作成しています。
目次
エージェント、カスタマー、コラボレータの概要
エージェント
カスタマーからの問い合わせを確認し、回答するユーザーです。
- Jira Service Management の製品アクセス権 が必要です
- サービスプロジェクトの Service Desk Team ロールに追加する必要があります
カスタマー
Jira Service Management のヘルプセンターを使ってリクエストを起票し、回答を確認するユーザーです。
- Jira の製品アクセス権は不要です。
コラボレータ
エージェントが担当している課題に内部メモ(コメント)し、エージェントをサポートします。カスタマーと直接やり取りを行うことはできません。
- Jira Work Management または Jira Software の製品アクセス権が必要です
- サービスプロジェクトの Service Desk Team ロールに追加 する必要があります
エージェント、カスタマー、コラボレータの権限
内容 | エージェント | カスタマー | コラボレータ | |
---|---|---|---|---|
基本 | ||||
利用する画面 | Jira サイト | ヘルプセンター | Jira サイト ※エージェント画面参照 | |
URL | <サイトURL>/browse/XXXXX | <サイトURL>/servicedesk/customer/portal/Y | <サイトURL>/browse/XXXXX | |
プロジェクト設定(Administrator ロール付与時に有効) | ||||
詳細 | プロジェクトの名前やキー、プロジェクトリードの設定を行う (プロジェクトキーの編集は Jira 製品管理者権限が必要です) | |||
ユーザー | ユーザーにロール(権限のセット)を割り当てる | |||
機能 | 新しい機能やOpsgenie の機能の有効/無効の設定を行う | |||
要約 | プロジェクトに割り当てられているスキームや設定の一覧 | |||
課題タイプ | プロジェクトで利用できる課題タイプのスキーム設定を行う(編集は Jira 製品管理者権限が必要です) | |||
リクエストタイプ | カスタマー向けのリクエストタイプ (エージェント向け:課題タイプ) の詳細設定を行う | |||
顧客の権限 | リクエストの起票および共有の権限設定を行う | |||
言語サポート | カスタマー向けの、カスタマーポータルや通知用の翻訳を管理する言語を追加する | |||
ポータル設定 | リクエストタイプの順序やプロジェクトの説明をカスタマイズする | |||
メールによるリクエスト | 受信したメールからリクエストを起票する設定を行う | |||
顧客通知 | (エージェントやコラボレータ向けではなく) 報告者に設定されたカスタマー向けの通知の設定を行う | |||
ウィジェット | 他のウェブサイトに埋め込み、そちらからリクエストを起票できるように設定を行う | |||
満足度設定 | リクエスト解決後にカスタマーに送信する顧客満足度の設定を行う | |||
ナレッジベース | Confluence と連携して表示するナレッジベースを設定する | |||
SLA | サービス レベル アグリーメント (SLA) の時間目標を設定する | |||
自動化 | 自動化の設定を行う。ライブラリから選択または独自に作成を行う | |||
アプリ | Jira Service Management で利用できるサードパーティーアプリの一覧 | |||
ワークフロー | 課題タイプごとのワークフローとワークフロースキームの表示(編集は Jira 製品管理者権限が必要です) | |||
画面 | 課題タイプごとの画面と画面スキームの表示(編集は Jira 製品管理者権限が必要です) | |||
フィールド | 課題タイプごとのフィールドスキームの表示(編集は Jira 製品管理者権限が必要です) | |||
バージョン | プロジェクト固有の影響バージョンおよび修正バージョンで利用するバージョンを作成する | |||
コンポーネント | プロジェクト固有のコンポーネントを作成する | |||
権限 | エージェントおよびコラボレータの権限設定の表示(編集は Jira 製品管理者権限が必要です) | |||
課題セキュリティ | 課題ごとの閲覧制限を行う課題セキュリティスキームの表示(編集は Jira 製品管理者権限が必要です) | |||
通知 | エージェントおよびコラボレータ向けの通知スキームの表示(編集は Jira 製品管理者権限が必要です) | |||
課題コレクター | Jira アカウントなしで課題が作成できるようにウェブホームに埋め込む JavaScript の作成 | |||
開発ツール | Bitbucket との連携設定(編集は Jira 製品管理者権限が必要です) | |||
Slack インテグレーション | Jira → Slack への通知設定(設定は両方の製品管理者権限が必要です) | |||
リクエスト上の管理 | ||||
ウォッチ リストを管理 | ||||
(他の人の) 添付ファイルを削除 | ||||
(他の人の) 内部メモを編集 | ||||
(他の人の) 内部メモを削除 | ||||
リクエスト(課題) を削除 | ||||
作業ログ エントリを編集 | ||||
作業ログ エントリを削除 | ||||
期日を編集 | ||||
報告者を変更 | ||||
リクエストでの作業 | ||||
担当者の変更 | ||||
リクエスト(課題) を内部で作成 | ヘルプセンターから作成 | |||
リクエスト(課題) をトランジション | ||||
リクエスト(課題) を編集 | ||||
リクエスト(課題) を移動 | ||||
リクエスト(課題) をリンク | ||||
リクエスト(課題) の作業を記録 | ||||
自分の作業ログ エントリを編集 | ||||
自分の作業ログ エントリを削除 | ||||
リクエストでのコラボレーション | ||||
添付ファイルを追加 | ||||
自分の添付ファイルを削除 | ||||
内部メモを追加 | ||||
自分の内部メモを編集 | ||||
自分の内部メモを削除 | ||||
ウォッチャーを表示 | ||||
スプリントでリクエストを管理 |
ユーザーをエージェントとして追加する
ユーザーをエージェントとして追加するには以下の2つのステップが必要です。
1. 製品アクセスを付与する
- Jira 右上 歯車 > ユーザー管理 > ユーザー画面で、エージェントの権限を付与したいユーザーの詳細情報を開きます。
- Jira Service Management の製品アクセスを付与します。
2. ロールを付与する
- エージェントとして作業をするプロジェクトの、プロジェクト設定 > ユーザー 画面にアクセスします。
- ユーザーを追加 ボタンをクリックし、ユーザーを選択して Service Desk Team ロールを付与します。
ユーザーをカスタマーとして追加する
プロジェクト設定 > 顧客の権限 の設定で、エージェントと管理者が追加したカスタマー が選択されている場合は、以下の手順でカスタマーを追加してください。
- プロジェクト サイドバー > 顧客 の カスタマーを追加 ボタンをクリックします。
- カスタマーとして招待するユーザーのメールアドレスを入力し、追加 します。
ユーザーをコラボレータとして追加する
Jira Work Management または Jira Software の製品アクセス権を持っているユーザーと、サービスプロジェクト上でコラボレーションをするには、以下の手順で権限を追加してください。
- コラボレータとして作業をするプロジェクトの、プロジェクト設定 > ユーザー 画面にアクセスします。
- ユーザーを追加 ボタンをクリックし、ユーザーを選択して Service Desk Team ロールを付与します。
Jira Service Management製品アクセス権のないユーザーに Service Desk Team ロールを付与してもエージェントのと同様の作業はできません。
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