Jira サーバーインスタンスから Cloud への移行

このページでは、Jira サーバーインスタンスから Cloud への移行方法について説明します。本ページを参考に環境に合った移行方法を選定ください。

※ 時点の情報です。



Jira Server / DataCenter のデータを移行する方法は、以下の 3つの方法 があります。

  1. Jira Cloud Migration Assistant (移行ツール) を利用する
  2. Jira サイトインポート 機能を利用して移行する
  3. CSV インポート機能を利用して移行する


(警告)  以降、サイト インポートは、サーバーからクラウドへの移行では利用できなくなります

移行を検討している場合:

  • 1 - 10 ユーザー - サイト インポートは 2022年01月31日 まで利用可能

  • 11 - 100 ユーザー - サイト インポートは 2022年02月28日 まで利用可能

  • 101 - 250 ユーザー - サイト インポートは 2022年03月31日 まで利用可能

  • 251 - 1,000 ユーザー - サイト インポートは 2022年04月30日 まで利用可能

  • 1,000 ユーザーを超える場合 - サイト インポートは終了の通知があるまで引き続きご利用いただけます。


このページでは、Cloud 移行への方法の選定に有用になる以下の情報を紹介します。

Jira Cloud への移行方法 比較表

以下は、 3つの方法における移行対象データを記載した比較表です。



Jira Cloud Migration Assistant

サイト インポート

CSV インポート
移行データ
アプリ (アドオン) データ

(警告) 

Advanced Roadmaps と 移行パスが提供されている Jira アプリのリスト に記載のアプリデータは 移行が可能です

(エラー)(エラー)
Jira Service Management (旧 Jira Service Desk ) プロジェクト(ティック)(ティック)(ティック)
Advanced Roadmaps

(ティック)

(ティック)(エラー)
課題の履歴(ティック)(ティック)(エラー)
ユーザーとグループ(ティック)(警告) 別途インポート作業が必要(エラー)
外部ディレクトリからのユーザー(ティック)(警告) 別作業 が必要(エラー)
その他情報

サポートされる移行元のサーバーバージョン

(ティック) 7.6.0~

(エラー) 7.6.0 以前

(ティック) 7.13.1~

(警告) 7.0.0 ~ 7.13.0
タイムスタンプがUTCでインポートされるため、バージョンアップ後の移行推奨

(エラー) 7.0.0以前

(ティック) 制限なし
既存のCloudサイトのデータの保持(ティック) 上書きしない(エラー) すべて上書き(ティック) 上書きしない
移行するプロジェクトの選択(ティック)(エラー) すべて移行(警告) 課題ごとに移行、プロジェクト情報は手動でCloudサイトに作成が必要
その他 移行されない課題データ

(警告) 一部移行されないデータがあるため、Jira Cloud Migration Assistant で移行される情報 を参照

(ティック) すべて移行
  • 課題ランク
  • 課題の履歴
  • Confluence ページへのリンク
  • スプリント(警告)別途インポート
  • バージョン (警告)別途インポート
  • 添付ファイル (警告)別途インポート

移行方法の推奨ケース・メリット・制限事項 比較 



Jira Cloud Migration Assistantサイト インポートCSV インポート
推奨ケース
  • 一部のプロジェクトのみを Cloud サイトに移行する

  • 既存の Cloud サイトに移行する

  • 段階的に移行する

(警告)  以降、サイト インポートは、サーバーからクラウドへの移行では利用できなくなります

  • 一部のプロジェクトのみを Cloud サイトに移行する
  • サーバー製品から既存の Cloud サイトに移行する
  • 段階的に移行する
  • 複数の Jira Cloud サイトをマージする
(ティック) メリット
  • Jira Cloud Migration Assistant で移行前にアプリ(アドオン) を評価できる (アプリが Jira Cloud 対応しているか 等)
  • Cloud サイトの既存データを上書きしない
  • 段階的に移行できる
  • 移行したいプロジェクトだけ移行できる
  • 全ユーザーを移行するか、移行プロジェクトと関係しているユーザーとグループのみ移行するかを選択できる
  • Jira Cloud Migration Assistant で手順を追って移行できる
  • 手順が最も単純。移行対象のデータ量が少ない
  • Cloud サイトの既存データを上書きしない
  • 段階的に移行できる (移行する課題を選択できる)
(警告) 制限事項
  • 移行されないアプリデータがある
  • その他一部情報が移行されない (移行されない情報 を参照)
  • Jira バージョン 7.6.0~ である必要がある
  • アプリデータは移行されない
  • ユーザーとグループを除く Cloud サイトすべての既存データを上書きする
  • 内部ディレクトリユーザーのみ移行される
  • 外部ディレクトリユーザーは、内部ディレクトリに移行 してからインポートする必要がある
  • Jira バージョン 7.13.1 ~ で移行推奨
  • 一部のプロジェクトだけの移行はできない
  • 添付ファイルを 2 ~ 5 GB のチャンクに分割する必要がある
  • ダウンタイムが長くなる
  • アプリデータは移行されない
  • ユーザーはインポートされない
  • プロジェクト全体ではなく課題のみのインポートである
  • CSV のインポート前にプロジェクトをクラウド製品で作成およびセットアップする必要がある
  • 課題の履歴は保持されない
  • 課題ランク情報は保持されない (一部レポートに影響)
  • 1,000 件単位での課題エクスポート/インポートが必要 (回避策を確認)
  • 添付ファイルスプリント、および バージョン をインポートするには、追加操作が必要
  • Jira 課題の [mentioned on] セクションにある Confluence ページへのリンクはインポートされない
  • 移行元と移行先で、グローバルレベルとプロジェクトレベルの構成が同じである必要がある


移行方法の決定チャート

以下のフローチャートをご参考に、Jira サーバーインスタンスから Cloud への移行方法をご確認ください。


移行先の Jira Cloud サイトに残しておきたいデータがない場合は、サイトインポートから移行をするのがおすすめです。

すでに必要なデータが存在している場合は Jira Cloud Migration Assistant か CSV インポートでの移行となりますが、
CSV インポートでは、課題の履歴情報等、移行される情報に限りがあります。
単純に現在の課題だけ簡易的に移行をしたい場合は CSV インポートでもいいかもしれません。




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