Crowd Server から Crowd Date Center への移行手順
本ドキュメントでは Crowd Server から Crowd Data Center へ移行する手順をまとめています。
こちらの手順を実施するには、Crowd 管理者の権限が必要です。
参考:Migrate from Server to Data Center (Atlassian 社ドキュメント)
目次
ライセンス更新前の準備
前提条件
Crowd Server がインストールされた環境に対して Crowd Data Center へ移行を行います。
本ドキュメントでは、非クラスター環境での移行を前提とします。
移行を行う前に、以下の項目について確認してください。
アプリケーションのバージョンを確認する
Crowd Data Center は Crowd 3.0 以降で使用できます。
これより前のバージョンをお使いの場合は、Crowd インスタンスをアップグレードする必要があります。
Upgrading Crowd をご参照の上、アップグレードを実施してください。
サポート対象プラットフォームを確認する
サポートされているオペレーティングシステム、データベース等は Crowd Server のインストールと同様になりますが、改めて こちら よりご確認ください。
なお、本ドキュメントにて検証に使用した環境の詳細は以下になります。
アプリケーション | Crowd 4.3 |
---|---|
Java | OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_292-b10) |
OS | CentOS Linux release 8.2.2004 (Core) |
DB | PostgreSQL 10.17 |
クラスター化中 | オフ |
ライセンスを取得する
Crowd Data Center を実行するには、データセンター用のライセンスが必要です。
適用する Crowd ライセンスの種別により、Crowd Data Center と Crowd Server のどちらを実行しているかが決定します。
ライセンス キーを入力すると Crowd がライセンス タイプを自動的に検出し、ライセンス固有の機能が自動的に解除されます。
Data Center 版を利用するには、Data Center ライセンスを購入するか、評価版ライセンスを作成してください。
利用中のアプリを確認する
現在ご利用中の Crowd Server 用アプリがないかをご確認ください。
ご利用中のアプリの Data Center 互換バージョンがベンダーから提供されている場合はそちらに切り替える必要があります。
アプリの確認、更新手順は アドオンのライセンス更新方法(Data Center 移行時)をご参照ください(アプリへの影響を避けるため、Crowd Data Center ライセンス キーを入力する前に更新を実施することをお勧めします)。
アプリの Data Center 互換バージョンがない場合には Server 用アプリがそのまま利用可能かを確認する必要があります。
アプリに対する Atlassian の Data Center 認定は、大規模な Data Center 製品環境で高い信頼性と一貫性で実行できることを基準としています。
そのため、非クラスター環境においてはほとんどの Server 用アプリを正常に利用できますが、アプリベンダーにご確認いただくことをお勧めします。
ライセンスをサーバー版からデータセンター版に変更する
次の手順を実施してください。
- Crowd 管理コンソール(http://localhost:8095/crowd/console/)にアクセスし、【管理 ()】>【Licensing】を開きます。
- Data Center 版のライセンスキーをコピーし、License Key にペーストして Save ボタンを押下します。
- Typeに「 Crowd (Data Center)」、Data Centerに「Available」と表示されていることをご確認ください。
- Crowd を再起動します。
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