目標 (旧 Atlas) 機能の紹介

Atlas → 目標 (Goals)について

Atlas は、今後 Jira の機能の一部になります。
メニュー(機能)名は、Atlas ではなく「目標(Goals)」に変わります。
* 以後、「目標」機能として説明します。

このページは 2024年6月時点の情報になります。

目標機能の役割

目標機能は、チームワークディレクトリと呼ばれ、チームワークのためにメンバーが発言する、進捗報告するために使われます。

自らチームのために進捗を発信し(1週間ごと)、他のチームメンバーやフォローしているメンバーの進捗状況を Jira を横断して確認できます。(フィルタで自身と関連がない内容を非表示にできます)

目標機能は一人で使うものではなく、他メンバーに向けての情報発信・他メンバーの進捗の確認に利用するものです。
以下のコンセプトを前提に導入してください。

  1. 共通のルールで共通の用語を使う

    1. 進捗報告は必ず目標機能を使うことをチームに定着させる

    2. 言葉の定義・粒度を事前に認識合わせしておく

  2. 進行中の作業の共有

    1. 目標に紐づく Jira課題の状況や、目標に対する進捗状況(オンスケで動いているのか、遅れているのか)を共有する

  3. 自動化でなく自分でキュレーションする

    1. 進捗状況を自分の言葉で発信することに意義がある

  4. 相手に自分が関心があることを伝える

    1. 他メンバーへのリアクション機能を使うことも意義がある

利用ケース

チームの週次会議で利用する

  • 設定した目標に対する進捗状況を定期的(標準:1週間ごと)にコメントやステータスで報告する。

  • 目標の内容を見ながら週次会議でチーム全体に状況を報告する

マネージャー層が利用する

マネージャ層が各プロジェクトで設定している目標の内容や、進捗状況を俯瞰して定期的に確認する

  • 会社や部門の目標に沿って各チームの目標を立てているかを定期的にチェックする

  • 各目標の進捗はどうなっているかをチェックする

目標機能の操作

機能の開始方法

現時点(2024/6/3時点)では、組織管理画面 > 設定 > プラットフォームエクスペリエンスにて Jira サイトごとに 「目標」機能を追加できます。

オプトアウト(目標機能の取り消し)も可能です。

アーリーアクセスプログラム(EAP)での機能追加となります。制限については Atlassian ドキュメント プラットフォーム エクスペリエンスのアーリー アクセス プログラムに参加する | プラットフォーム エクスペリエンス | アトラシアン サポート をご確認ください。

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目標設定方法

目標は、プロジェクト > 目標 >サブ目標 の階層で構成されています。
階層をどうするかは各々の判断となりますが、プロジェクト = エピックレベル にすると最初は構成しやすいかもしれません。

プロジェクト画面

プロジェクト画面にて、このプロジェクトで取り掛かる作業内容、作業内容が必要な理由、目標を記載し、チーム全体に共有します。

  • プロジェクトで行う作業 (プロジェクトの内容)

  • 作業が必要な理由 

  • プロジェクトの目標 (何を以って目標達成と判定するか)

image-20240605-054738.png

目標のプロジェクトと Jira 課題をリンクできます。
「作業を追跡する場所」で同じ組織内の Jira 課題を初めて指定した場合は、以下のように同期する旨の画面が表示されます。Jira 課題のラベルと目標のタグを同期できます。

  • 他の組織配下の Jira もリンクは可能で、課題リンクをスマートリンク表示できます

また、リンクした Jira プロジェクトの 「目標」メニューにリンクした目標の一覧が表示されます。

 

目標 画面

プロジェクトの目標を細分化して、目標を作成します。

メニューバーの「作成」からも新しい目標を作成できますが、プロジェクトから作成しますと自動でプロジェクトとリンクされるため便利です。

 

 

作成した目標には以下を説明に含めるようにし、フォローしているユーザー全員が目標に対して共通した認識を持たせるようにします。

  • 目標を立てた理由・背景

  • 目標達成と判定する基準

サブ目標 画面

目標をさらに細分化したサブ目標も作成できます。

利用例

①フォローしているプロジェクトや目標の最新状況を確認する

プロジェクトの最新情報

プロジェクト最新情報」にて自分がフォローしているプロジェクトのフィードが表示されます。
この画面では、チームメンバーが各人関わっているプロジェクトが異なっている場合でも、複数の Jira を横ぐしにするような感覚で横断して進捗状況を確認できます。

直近のプロジェクトの最新情報のコメントやステータスを見て、目標達成に向けたプロジェクトの進捗状況を確認できます。1週間ごとの表示です。

目標の最新情報

「目標」の粒度で進捗を確認したい場合は、「目標の最新情報」で確認します。
ひと月ごと(7日締め)の表示です。

 

②目標プロジェクトの最新状況をアップデートする

プロジェクトの最新状況更新

目標プロジェクトのオーナー(所有者)は一週間ごとにプロジェクトの最新情報をコメントします。

コメントすべきタイミングで、メールや Slack/Teams で投稿をするように通知があり、タイミングを見失わずに投稿できます。

目標の最新情報更新

目標の最新情報画面は 月ごと(7日締め)にフィードされます。毎月7日までに目標の最新状況を投稿します。

目標の場合は毎月1日に、7日までに投稿を促すメールを通知します。

③積極的に最新情報に対してコメントする

プロジェクトや目標の最新情報コメントに対してリアクションすることもできます。

相手に励まし、ポジティブな意見を伝え、やる気を促しましょう。

Tips

検索したプロジェクトをフォローし、定期的に進捗を確認する

プロジェクト検索画面にて、タグなどで検索し、自身が関係のありそうなプロジェクト、興味があり追跡したいプロジェクトを見つけてフォローできます。

ビューを作成し、注目したいプロジェクトや目標の進捗を見やすくする

プロジェクトや目標の検索画面より、「ビュー」(検索条件)を保存できます。
以下の例では、「遅延」や「リスクあり」のステータスを条件にしたビューを保存しています。

ビューをお気に入りにすると、ホーム画面のタブに保存したビューが表示され、注目すべきプロジェクトや目標の進捗を把握しやすくなります。

 

 

 

 

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