CSV インポート機能を利用して移行する
このページでは、CSV エクスポート/インポートを使用した、 Jira サーバーインスタンスから Cloud への移行手順を説明します。
時点での検証結果を基に記載しています。
目次
事前に
Jira Software と Jira Core の一方のみまたは両方を移行する場合は、Jira Cloud Migration Assistant を使用することが推奨されています。
Jira Cloud Migration Assistant を使用すると、個別のプロジェクトやサイト全体をサーバーから Cloud に移行できます。
以下の制限事項にご注意ください。
- アプリデータは移行されません
- ユーザーは移行されません
- プロジェクト設定はインポートできず、課題のみのインポートとなります
- CSV インポート前にクラウドサイトで、プロジェクトの作成およびセットアップを行う必要があります
- 課題の履歴は保持されません
- 課題ランク情報は保持されません
- 1,000 件単位での課題エクスポート/インポートが必要 (回避策を確認)
- 添付ファイル、スプリント、および バージョン をインポートするには、追加操作が必要です
- Jira 課題の [mentioned on] セクションにある Confluence ページへのリンクはインポートされません
- 移行元と移行先で、グローバルレベルとプロジェクトレベルの構成が同じである必要があります
移行の手順
CSV エクスポート/インポート を使用してサーバーインスタンスから Cloud へ移行する手順を説明します。
Jira サーバーインスタンスで課題を CSV ファイルにエクスポートする
サーバーインスタンスで、Cloud サイトにインポートするための CSV ファイルをエクスポートします。
1. 課題を検索する
Jira の課題検索画面を開き、CSV エクスポートしたい課題を検索します。
2. 課題をエクスポートする
課題検索画面の エクスポート メニューから、検索している課題を CSV にエクスポートします。
"CSV (すべてのフィールド)" を選択すると Jira のすべてのフィールドがエクスポートされ、
"CSV (現在のフィールド)" を選択すると、現在の課題検索画面にコラムとして表示されているフィールドがエクスポートされます。
一度にエクスポートできる件数はデフォルトでは1000件です。
上限を増やすには:Jira のエクスポート上限数の変更
Cloud サイトに CSV ファイルをインポートする
Jira サーバーインスタンスでエクスポートした CSV ファイルを Cloud サイトにインポートします。
1. CSV ファイルのアップロード
以下の手順を実行して、サーバーインスタンスで取得した CSV ファイルを Cloud サイトへアップロードします。
- Jira トップバーの歯車アイコン > システム を選択します。
- インポートとエクスポート セクションから 外部システムインポート > CSV の順番で選択します。
CSV ソースファイル で、CSV ファイルを選択します。
設定ファイルは、CSV ファイルの見出し行の列名と Jira サイトのフィールド間のマッピングを指定します。
設定ファイルがない場合や、新しく設定ファイルを作成する場合は、"既存の設定ファイルを使用する" のチェックボックスは選択しないでください。
CSV インポートプロセスの最後に、次回以降の CSV インポートで使用できる設定ファイルが Jira によって作成されるので、ダウンロードして保存しておくことができます。- Advanced セクションを展開して、ファイルのエンコード (既定では UTF-8) および CSV 区切り記号を変更します。
CSV ファイルでコンマ以外の別の区切り文字を使用する場合、"CSV 区切り記号" にその文字を指定します。 - 設定が完了したら、次へ ボタンをクリックします。
2. プロジェクトのマッピングを設定する
プロジェクトのマッピング 画面では、すべての課題を 1 つのプロジェクトにインポートするか、複数の Jira プロジェクトにインポートするかを選択します。
- Jira のプロジェクトを指定するには、以下のようにします。
1 つのプロジェクトにインポートする場合
すべての課題を 1 つのプロジェクトにインポートする場合、"Select a project" のドロップダウンから選択します。
Jira に存在するプロジェクトの名前またはキーを入力するか、ドロップダウンから Create New を選択して新しいプロジェクトを追加します。
新しいプロジェクトにはプロジェクト名、プロジェクトキー、およびプロジェクトリードが必要です。CSV ファイルに含まれている課題キーが、クラウドサイトですでに利用されていないことを確認してください。
既存のクラウドサイトの課題キーと重複した場合、Jira は選択したプロジェクトに課題をインポートし、新しい課題キーを設定します。- 複数のプロジェクトにインポートする場合
課題を複数の Jira プロジェクトにインポートする場合、"Defined in CSV" を選択します。
CSV ファイルのすべての課題にプロジェクト名とプロジェクトキーのデータが含まれていることを確認してください。
- 新規ユーザーのメールサフィックス に、CSV ファイルに含まれているユーザーのうち、CSVインポートを通して新規作成されるユーザー用のメールアドレスのドメインを入力します。
- 日付の形式 に、CSV ファイルで使用されている日付形式を指定します。
Java SimpleDateFormat に準拠した構文を使用します。 - 設定が完了したら、次へ ボタンをクリックします。
3. フィールドのマッピングを設定する
CSV ファイルに定義されている列と Jira のフィールドをマッピングします。
- CSV フィールド 列で、アップロードした CSV ファイルの見出しとして定義されている各項目を確認します。
要約フィールドはかならずマッピングする必要があります。
CSV ファイルの見出し行に同じフィールド名が複数含まれている場合、CSV インポートでは、これらを 1 つのフィールドに結合し、 でマークします。 - CSV フィールドに一致させたい Jira フィールドを、Jira フィールド 列から選択します。
インポートプロセスで集約された CSV フィールドに対しては、複数の値をサポートする Jira フィールドのみ選択できます。 - CSV ファイルのフィールドの値を Jira にインポートする前に変更する場合、該当のフィールドの横にある フィールドの値のマッピング チェックボックスを選択します。
- 設定が完了したら、次へ ボタンをクリックします。
4. フィールド値のマッピングを設定する
前のステップで フィールド値のマッピング チェックボックスを選択すると、選択した項目 (フィールド) に対してどの値とマッピングするか選択する画面が表示されます。
- 前のステップで選択した各 CSV ファイルのフィールド値に Jira フィールドの値を指定します。
値をそのままインポートする場合は空欄のままにしておきます。 - 新しい優先度または解決状況の値を Jira に作成するには、該当するフィールドの横にある 新しい優先度/解決状況の追加 をクリックします。
- 設定が完了したら、インポート開始 ボタンをクリックします。
5. インポート完了の確認
インポートを開始すると、以下のようなインポート中の画面が表示されます。
インポートが完了すると、以下の画面へ遷移します。
詳細なログをダウンロード:この CSV インポートに関するログをダウンロードすることができます。
エラーなどが起きた際は、このログファイルを確認して原因を特定することができるかもしれません。
設定を保存 :828801025 の段階で使用することができる CSV ファイルとフィールドのマッピング情報が含まれています。
同じ設定でインポートをすることがある場合は、この設定を保存しておくと便利です。
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