WBSガントチャート for Jira 9.7.0 リリースノート
2018年07月23日(月)リリース
期限をWBSとガントチャートに表示する機能を追加し、計画管理をより便利にしました。
新機能
課題の期限をWBSにカラム表示、ガントチャートにアイコン表示
Jira課題の期限フィールドに値が設定されている場合に、ガントチャート上に期限を示すアイコンが表示する機能を追加しました。
また、WBS側にも新たに標準カラムとして期限カラムを追加したため、カラムでも期限を確認することが可能です。
期限アイコンのドラッグ&ドロップ操作により期限を変更することや、期限カラムの値を編集することで、WBS・ガントチャート上で課題の期限を変更することができます。
本機能の追加に伴い、WBS Gantt-Chart for Jiraで追加カラムとして登録できるフィールドから「期限」を廃止しました。
また、WBS Gantt-Chart for Jira 9.7.0 へのアップデート以前から「期限」を追加カラムとして登録していた場合、「期限」カラムが2つ表示されることになります。表示される内容は同じであるため、追加カラムの方は削除することを推奨します。
「期限」を独立した機能として使用するようになったため、開始日・終了日・ベースライン開始日・ベースライン終了日として使用するフィールドに「期限」を割り当てていた場合、別のフィールドを割り当てるように設定変更を推奨します。
国際的に使いやすくするため、日付・日時のセルの書式をユーザーごとに変更可能に
WBS部分のセル内に表示される開始日・終了日や、追加カラムとして表示している日付・日時のフィールドの書式を、ユーザーごとに変更可能にしました。
従来では「2018/12/31」の形で表示される書式で固定されていましたが、WBS Gantt-Chart for Jira 9.7.0 からは日付ピッカー・日時ピッカーに設定されている書式を使用、またはWBS Gantt-Chart for Jiraが用意する候補書式から選択することができます。
WBS Gantt-Chart for Jira 9.7.0 をインストールすると、新規インストール・アップデートを問わず、日付ピッカー・日時ピッカーに設定されている書式を使用する設定が全ユーザーの初期値として適用されます。
従来の書式を利用するには、各ユーザーが設定を変更する必要があります。
また、日付ピッカー・日時ピッカーに設定された書式とは、Jira管理画面の システム → 一般設定 で設定されている 「jira.date.picker.javascript.format」と「jira.date.time.picker.javascript.format」の書式を指します。
この書式の設定についてはこちらをご覧ください。
四半期表示時のQ1~Q4の範囲を、組織の会計年度に合わせて変更可能に
ガントチャートを四半期表示した際に表示されるQ1~Q4を、任意の月(会計年度の開始月)を起点に表示できる機能を追加しました。
会計年度の開始月を4月に設定した場合、「4月から6月がQ1、7月から9月がQ2…」といった形でガントチャート上のヘッダーにQ1~Q4の表示が行われます。
また、Q1~Q4の上に表示される年の数字は年度を表すものになります。
会計年度の開始月は「表示」設定から変更可能です。
ガントチャート表示単位の選択肢に週番号を追加
ガントチャート部分の表示期間の単位として新たに「週(週番号)」を選択可能にしました。
「週(週番号)」でガントチャートを表示すると、年内の週番号がヘッダーに表示されます。
週番号は、日付・時刻の表記に関する国際規格であるISO 8601の下記規定に従って表示されます。
- 1週間は月曜始まり、日曜終わりとする
- 1月4日を含んでいる1週間を、年内の第1週として扱
改善
旧機能の無効化を可能にし、アドオンの機能・設定をシンプルに
大きな変更のため、アップデートの前に必ずご確認ください。
WBS Gantt-Chart for Jira 9.0で導入された「ガント」に一本化して使い勝手をシンプルにするため、Jira管理者が設定した内容に従ってプロジェクト・フィルターを直接WBS・ガントチャートに表示する機能を旧機能としてまとめ、無効化できるようにしました。
旧機能の無効化がされている状態では下記の機能が使用できなくなります。
- プロジェクトのWBS・ガントチャート表示
- フィルターのWBS・ガントチャート表示
旧機能が無効化されている状態では、上記機能に関連する設定の変更や、その設定を利用する下記機能についても使用できなくなります。
- スケジュールジョブ機能
- 課題詳細画面の「この課題をWBSガントチャートで見る」
- 課題詳細画面の子チケット作成メニュー
- 旧Excelエクスポート機能
この変更を行うため、Jira管理者の設定画面の構成を変更しています。
本変更に伴い、ガントを新規作成した際に自動で割り当てられる、ガントの設定の初期値を変更しました。
従来ではJira管理者が設定した値(9.7.0からの旧機能の各種設定の値)からコピーを行っていましたが、今後はアドオンが用意しているデフォルト値が初期値として設定されます。
旧機能は新規インストールの場合はデフォルトで無効化されています。
また、バージョン9.0.0~9.6.0からのアップデートの場合、Jira管理者の表示設定に存在する「互換メニュー(プロジェクト・フィルター)」の有効・無効の値を引き継ぎます。
Jira管理者の設定画面から「子チケット作成」を廃止しました。設定を変更する場合には旧機能を有効化し、各プロジェクトの管理画面から設定編集を行ってください。
ユーザー設定メニューの「編集」を「親子関係」「依存関係」に分割して分かりやすく
「編集」の項目だったメニューを「親子関係」「依存関係」に分割しました。
課題詳細ビューの表示操作をシンプルに
複数手段用意されていた課題詳細ビューの表示操作を整理して絞り込み、シンプルな操作性を実現しました。
今後は次の操作でのみ、課題詳細ビューの表示が行えます。
- WBS上での課題名称のリンクをクリック
- キーボードの「t」の押下
次の操作については廃止しました。
- 表示メニュー内からの課題詳細・ガントチャートのビューの切り替え
- 画面右下のフローティングボタンによるガントチャート表示
また、課題詳細ビューを閉じる際には、課題詳細ビューの右上に表示されている「×」ボタン、もしくはキーボードの「t」の押下により閉じることができます。
不具合修正
- セキュリティレベルの変更権限がないユーザーが課題作成をすると、常にセキュリティレベル無しで課題が作成される
課題のセキュリティレベルの変更権限を持たないユーザーがWBS・ガントチャートの画面上から課題作成を実行した場合、作成された課題に常にセキュリティレベルが設定されない不具合を修正しました。
- Firefoxを使用する一部環境で、操作ができない
タッチパネルの環境、またはタッチパネルと誤認識される一部環境でFirefoxを使用した場合、WBS・ガントチャートの画面上でのマウス操作などが不能になる不具合を修正しました。
- リソースビュー上でのマウスオーバー時に表示されるツールチップの内容が不正な場合がある
合計作業割合が同一のリソースバーが連続する場合、リソースビューのツールチップに不正な内容のTipsが表示される不具合を修正しました。
その他
Jira 7.11.xをサポート
Jira 7.11.xを新たにサポートしました。
Jira 7.1.xのサポートを終了
EOLを迎えているJira 7.1.xのサポートを終了しました。
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