自社で使用しているアプリの一覧をもれなく取得する方法

概要

この手順では、Atlassian の Universal Plugin Manager (UPM) の REST API を使用して、ご利用の Jira / Confluence / Bitbucket にインストールされているアプリの一覧を取得し、その必要な情報だけを出力するように加工する方法を記載します。

UPM は、Atlassian アプリケーションでアプリを管理するためのツールです。UPM の REST API については、How do I get a list of installed plugins? のページに記載されています。

手順

1. ご利用の環境に管理者アカウントでログインします (ここでは Jira を例に説明します)
2. 歯車アイコンから アプリを管理 をクリックします
   
   
   
3. 管理者アクセス 画面が表示された場合は、パスワードを入力して 確認 をクリックします
   
   
   
4. 左側のメニューから アプリを管理 をクリックします
   
   
   

5. ブラウザのコンソールを開きます

   コンソールの開き方はブラウザによって異なります。

   • Firefox: ウェブコンソールを開く
   • Chrome: Open the Console panel to view logged messages or run JavaScript
   • Microsoft Edge: コンソール パネルを開く

   
   
   

6. 次のスクリプトをコピーしてコンソールに貼り付け、エンターキーを押して実行します

   画面を再読み込みした場合は再度実行する必要があります。

   実行するスクリプト

   let request = new XMLHttpRequest();

   
   
   実行すると次のような形になります
   
   
   

7. 次のスクリプトをコピーしてコンソールに貼り付け、エンターキーを押して実行します

   「管理機能への一時アクセス権があります。」とバナーが表示されている状態で実施する必要があります。

   なお、管理画面を開いてから一定時間何もしない場合、アクセス権が外れてしまい実行にスクリプトの実行に失敗するケースがあります。
   その場合は、一度画面を再読み込みして手順3の「管理者アクセス」画面の手順を実行してから、スクリプトを実行してください。

   実行するスクリプト

   request.open('GET', AJS.contextPath() + '/rest/plugins/1.0/');
   request.responseType = 'json';
   request.send();
   
   request.onload = function () {
       let res = request.response;
       let userInstalled = res.plugins
       						.filter(plugin => plugin.userInstalled)
       						.filter(plugin => !plugin.applicationPluginType)
       						.map(plugin => `${plugin.name}, ${plugin.key}`);
     console.info(userInstalled.join('\n'));
   }

   
   
   実行すると次のような形になります
   
   
   

8. 一番最後に出力された結果が、対象の環境にインストールされたアプリとなります
   

参考リンク

• How do I get a list of installed plugins?
• XMLHttpRequest
• JSON データの操作
• Array.prototype.filter()
• Array.prototype.map()
• Array.prototype.join()