Table of Contents |
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はじめに
このページではインストーラーを使用して Confluence の Server 版を Linux 環境へインストールする手順について説明します。
Confluence をインストールする前に、インストール環境がサポートされているかサポート対象プラットフォームのページで確認をしてください。
Note |
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組み込み H2 データベースは評価専用です。本番サイトでは、サポート対象プラットフォームに記載されている、サポート対象の外部データベースのいずれかを使用する必要があります。 |
インストール先ディレクトリ
インストールディレクトリ | /opt/atlassian/confluence (インストーラーのデフォルト設定を使用) |
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ホームディレクトリ | /var/atlassian/application-data/confluence (インストーラーのデフォルト設定を使用) |
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TCP ポート番号 | 8090 (Confluence のデフォルトポートを利用) ![]() |
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コンテキストパス (URL |
でサーバー名に続く文字) | /wiki |
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インストールを実行するユーザー | root |
Confluence 稼働ユーザー |
confluence | |
データベース | Confluence |
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(今回は confluence を使用)
と同一のサーバーにインストールされた PostgreSQL を利用 |
Java |
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AdoptOpenJDK JRE (Confluence のインストーラーに同梱の JDK を利用) |
起動方法 |
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サービスとして登録し、自動起動する |
構成例
1.
...
サーバーを用意する
Confluence をインストールするサーバーを用意します。必要なスペックについては以下をご参照ください。
- Confluence インストールおよびアップグレード ガイド > システム要件(Atlassian ドキュメントより)
2. Linux をインストールする
サーバーに Linux をインストールしてください。本ドキュメントでは RedHat 系 の無償版 CentOS を利用しますが、Debian 系の Ubuntu などを利用することもできます。
Info |
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サーバー上に VMware や AWS などで仮想環境を構築して Confluence をインストールすることもできます。 |
3. データベース を用意する
サポート対象プラットフォーム に記載されている、サポートされたデータベースを用意します。本ドキュメントでは PostgreSQL を利用しますので、以下のページの手順を実施してください。
Note | ||
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Atlassian 製品には、評価利用時に簡単に環境が構築できるように組み込みのデータベース(H2)が用意されています。 本番環境で利用する場合、組み込みデータベース(H2)は Atlassian のサポートの対象外となりますので、 必ず PostgreSQL などの外部のデータベースを用意してください。 評価から本番環境への切り替えによるデータベース移行でのトラブルも少なくないので、評価環境においても外部のデータベースを用意することをお勧めします。 |
4. Confluence インストーラーのダウンロード
Confluence のダウンロードページへアクセスします。お使いの環境にあわせてダウンロードします。
今回は「Linux 64 Bit」を選択し、「Get started」をBit」を選択し、「ダウンロード」をクリックしてダウンロードします。
以前のバージョンをダウンロードする場合は、「Server ダウンロードアーカイブ」をクリックし、使用するバージョンを選択します。以前のバージョンをダウンロードする場合は、「詳細を表示」をクリックし、使用するバージョンを選択します。
ダウンロードしたインストーラーは、Confluence をインストールするサーバーへ転送してください。
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5. Confluence のインストール
実行権限設定
ダウンロードしたファイルに実行権限を与えます。
...
Info | ||
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Extracting files ...
Installation of Confluence 7.X.X is complete Installation of Confluence 7.X.X is complete |
設定ファイル (server.xml) 修正
server.xml を修正し、コンテキストパスの設定を行います。
/opt/atlassian/confluence/conf/server.xml の Context タグ「path=""」 を 「path="/wiki"」 に修正します。
Info | ||
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[root@server ~]# vi /opt/atlassian/confluence/conf/server.xml <Server port="8000" shutdown="SHUTDOWN" debug="0"> <Connector port="8090" connectionTimeout="20000" redirectPort="8443" <Engine name="Standalone" defaultHost="localhost" debug="0"> <Context path="${confluence.context.path}/synchrony-proxy" docBase="../synchrony-proxy" debug="0" |
Confluence 起動
Confluence を起動します。インストールの最後で「Start Confluence now?」を Yes [y, Enter] と選択してしまった場合は、server.xml の修正を反映させるために Confluence を再起動してください。
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「init Confluence is ready to serve」が表示されたら、Confluence が起動し利用できる状態になっています。
[Ctrl]+[C] キーを押してコマンドプロンプトに戻ります。
3. サービスの起動と停止
サービスの起動
「service confluence start」コマンドで Confluence を起動します。
起動処理には時間がかかります。 「tail -f /var/atlassian/application-data/confluence/logs/atlassian-confluence.log」コマンドで起動ログを参照し、「init Confluence is ready to serve」が表示されるまでお待ちください。
サービスの終了
Confluence のサービスを終了するには、起動している状態で「service confluence stop」コマンドを入力します。
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Info | ||
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[root@server ~]# service confluence stop Server startup logs are located in /opt/atlassian/confluence/logs/catalina.out [root@server ~]# ps -ef | grep java |
4. Confluence セットアップウイザード開始
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Info | ||
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セットアップウィザードはインストール後初めて Confluence にアクセスすると表示されます。Web ブラウザーから、 http://<Confluence サーバー>:8090/wiki にアクセスして下さい。<Confluence サーバー>は IP アドレスでも構いません。 http://localhost:8090/wiki でセットアップを実施した場合は、セットアップ後に管理画面の一般設定でベース URL を変更しなければ、他のコンピュータからアクセスした場合に不具合が発生します。 |
Info | ||
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Confluence サーバーにアクセスするときに使用する URL です。サーバー以外のコンピュータからアクセスしたときに参照できる (ブラウザで開くことのできる) URL を指定します。 |
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必要に応じて、以下をご参考に Confluence の日本語化の設定を行ってください。
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