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情報

このページでは、インストーラーを利用して Jira Software の Server 版を Linux 環境にインストールする手順について紹介します。
Jira Service Management, Jira Core についても同様の手順でインストールをすることができます。本ドキュメントでは以降 "Jira" と表現しますので、ご利用されたいアプリケーション(Jira Software, Jira Service Management または Jira Core)へ読み替えてください。

目次

目次
maxLevel1

...

はじめに

Jira はバグトラッキングや課題管理、プロジェクト管理を行うことができるツールです。機能の詳細については、リックソフトの製品紹介ページ もご確認ください。
インストールする環境は以下を想定しています。

...

サーバーに Linux をインストールしてください。本ドキュメントでは RedHat 系 の無償版 CentOS を利用しますが、Debian 系の Ubuntu などを利用することもできます。

...

/opt/atlassian/jira/conf/server.xml ファイルを修正して、ブラウザーから Jira へアクセスする際のコンテキストパスを設定します。

  1. 以下のコマンドを実行し、server.xml ファイルをテキストエディタで開きます。

    コード ブロック
    languagebash
    themeRDark
    vi /opt/atlassian/jira/conf/server.xml


  2. 以下の赤字の部分を追加します。

    パネル
    borderColorblack
    borderWidth1px
    borderStylesolid

    <Context path=" /jira " docBase="${catalina.home}/atlassian-jira" reloadable="false" useHttpOnly="true"> <Resource name="UserTransaction" auth="Container" type="javax.transaction.UserTransaction" factory="org.objectweb.jotm.UserTransactionFactory" jotm.timeout="60"/> <Manager pathname=""/> <JarScanner scanManifest="false"/> <Valve className="org.apache.catalina.valves.StuckThreadDetectionValve" threshold="120" /> </Context>


  3. 保存してテキストエディタを閉じます。

...

  1. 以下のコマンドを実行し、setenv.sh ファイルをテキストエディタで開きます。

    コード ブロック
    languagebash
    themeRDark
    vi /opt/atlassian/jira/bin/setenv.sh


  2. 以下の行を見つけ、それぞれ変更していきます。

    1. JVM_SUPPORT_RECOMMENDED_ARGS に、文字化け対策のパラメータを設定します。

      コード ブロック
      title変更前
      JVM_SUPPORT_RECOMMENDED_ARGS=""


      コード ブロック
      title変更後
      JVM_SUPPORT_RECOMMENDED_ARGS="-Dfile.encoding=UTF-8"


    2. JVM_MINIMUM_MEMORY の値を変更し、パフォーマンス対策のため Java ヒープ最小メモリ値を 2048m へ変更します。

      コード ブロック
      title変更前
      JVM_MINIMUM_MEMORY="384m"
      JVM_MAXIMUM_MEMORY="2048m"


      コード ブロック
      title変更後
      JVM_MINIMUM_MEMORY="2048m"
      JVM_MAXIMUM_MEMORY="2048m"


  3. 保存してテキストエディタを閉じます。


8. Jira の起動

設定が完了したら、以下のコマンドを実行し Jira を起動します。

コード ブロック
languagebash
themeRDark
service jira start

RHEL 7 や CentOS 7 系の OS をご利用の場合は、以下のコマンドで Jira を起動できます。

コード ブロック
languagebash
themeRDark
systemctl start jira


情報

RHEL 7 や CentOS 7 系の OS をご利用の場合は、systemd の設定 を行ってサービスの登録をしてください。

Jira が起動したら、Web ブラウザーにてセットアップを開始します。

...

情報

セットアップウィザードは、インストール後初めて Jira にアクセスすると表示されます。Web ブラウザーから http://<サーバーの IP アドレス>:8080/jira にアクセスしてください。
http://localhost:8080/jira でセットアップを実施した場合は、セットアップ後に管理画面の一般設定で ベース URL を変更しなければ、他のコンピュータからアクセスした場合に不具合が発生します。
ベース URL の変更方法は こちらのテクニカル FAQ をご確認ください。


情報
titleベース URL とは

Jira へ アクセスするときに使用する URL です。Jira がインストールされたサーバー以外のコンピューターからアクセスしたときに参照できる (ブラウザーで開くことのできる) URL を指定します。
ベース URL が "localhost", "127.0.0.1" に設定されている場合は、Jira がインストールされたサーバー以外のコンピュータから Jira にアクセスできない可能性があります。


1. セットアップウィザードを開始する

Jira を起動し、ブラウザーから "http://(IP アドレスまたはホスト名):8080/jira" にアクセスすると、下図のようなセットアップウィザードの画面が表示されます。

画面右上のドロップダウンリストから 日本語 を選択して、日本語でセットアップを進めていきます。

Image Modified


2. インストール方法を選択する

日本語で Jira をどのようにインストールするかを選択する画面が表示されます。自分でセットアップする を選択し、次へ ボタンをクリックします。

情報

評価ライセンスをお持ちの場合でも、 外部データベースと接続して評価する場合は、自分でセットアップする を選択してください。


3. 接続するデータベースを指定する

Jira のデータをどのデータベースへ格納するか設定します。今回はあらかじめ用意しておいた PostgreSQL を使用するので、以下の手順でデータベースへの接続を設定してください。
お使いのデータベース を選択し、接続するデータベースのパラメータを入力します。

注意

自動セットアップを行う を選択した場合にインストールされる H2 データベースは、商用環境ではサポートされていません。

パラメータの設定内容は以下を参考にしてください。

項目

データベースタイプ

PostgreSQL

ホスト名

データベースサーバーのホスト名

ポート

データベースとの接続で使用するポート番号

データベース

データベース作成時に指定したデータベース名

ユーザー名

データベースのユーザー作成時に指定したユーザー名

パスワード

データベースのユーザー作成時に指定したパスワード

スキーマpublic


指定できたら 接続のテスト 
ボタンを押して接続のテストを行います。接続が正しく行われると、画面に「データベース接続のテストは成功しました。」というメッセージが表示されます。
次へ ボタンを押してデータベース設定を完了し、次へ進みます。

データベースのセットアップには少し時間がかかる場合があります。

...

4. アプリケーションプロパティのセットアップ

アプリケーションのプロパティを設定します。 後から変更もできますので、問題がなければデフォルトのまま進めます。

項目

アプリケーションタイトル

当インストールの名前として使用

モード

非公開(ユーザーのサインアップを無効にし、管理者のみがユーザーを作成可能)
公開 (ユーザーは誰でもサインアップおよび課題の作成が可能)

ベース URL

この Jira インストールのベース URL 。すべてのリンクの先頭にこの URL が追加されます

...

Jira を管理するために、最初の管理者用アカウントを作成します。各項目に入力する内容は、以下の表を参考にしてください。

項目

内容

フルネーム管理者ユーザーの表示名
メールアドレス管理者ユーザーの電子メールアドレス
ユーザー名管理者ユーザーのログインユーザー名
パスワードログインパスワード
パスワードの確認ログインパスワードの確認入力

入力できたら 次へ  ボタンをクリックします。 

7. メール通知

メール通知の設定を行います。ここでは 後で を選択し、完了 ボタンをクリックして Jira セットアップを完了します。この設定は後から管理画面で設定できます。

...

初期データを選択します。ここでは 新規プロジェクトを作成 ボタンを押して、空のプロジェクトを作成します。

プロジェクトのテンプレート選択画面が表示されます。テンプレートを選択し 次へ ボタンをクリックします。

情報

Jira Software をインストールした場合は Software プロジェクトと Business プロジェクトが表示されます。Jira Core をインストールした場合は、Business プロジェクトのみ表示されます。

Image Modified

選択したテンプレートから作成されるワークフロー確認画面が表示されます。ワークフローは後から修正することもできます。
問題がなければ 選択 ボタンをクリックします。

Image Modified

プロジェクトの名前 とプロジェクトキーを入力し、送信 ボタンをクリックします。

Image Modified

プロジェクトが作成されました。

Image Modified


10. 日付書式の設定(オプション)

デフォルトでは dd/MM/yy の日付表示形式となっています。表示形式やカレンダー入力形式を変更するために以下のページの手順を実施してください。

...