こちらのドキュメントではドメイン認証をしない場合のユーザーの管理方法についてご案内します。2024年11月時点での情報を基に作成しています。

新組織のユーザー／グループ管理方法 (Atlassian Cloud)

ユーザーを追加する

Atlassian Cloud ではユーザーはサイト単位で管理します。下記のような方法でユーザーを追加できます。

ドメインを許可する
ユーザを招待から招待 E メールを送信する組織管理者権限が必要です
製品のユーザーから追加する
招待リンクを有効化する

1. ドメインを許可する

許可されたメールドメインのユーザーは、有効化した製品へのアクセスが付与されます。同じドメインをもつ社内のメンバー全員に素早くアクセスを付与したい場合などに便利な追加方法です。

https://admin.atlassian.com にアクセスしてユーザーを追加したいサイトの組織をクリックします。
製品 >ユーザーアクセス設定>承認済みドメインを選択します。
承認済みドメインタブでドメインの追加をクリックして、新しいドメインを追加画面のドメインを追加に承認するドメインのドメインを入力します。これで入力したドメインをもつユーザーは、https://(サイトドメイン名).atlassian.net から有効化された製品にアクセスできるようになります。
各製品について、製品ロールを選択し、管理者の承認が必要かどうかを指定します。

製品ロールについて

なし: 製品ロールを割り当てません。自動でユーザーに製品アクセス権は付与されず、アクセス権を別途組織管理者が付与する必要があります
ユーザー: ユーザーロールを割り当てます。これにより、ユーザーは承認されたドメインのアカウントにログインしたときに製品にアクセスできるようになります。
顧客: Jira Service Management ヘルプセンターにアクセスするユーザーに顧客ロールを割り当てます。承認されたドメインのアカウントにログインする必要があります。
組織管理者に通知する方法を選択します

組織管理者への通知方法について

ユーザーがアクセス権を取得したとき: 新しいユーザーが参加するたびに、組織管理者にメールが届きます。
ユーザーが管理者の承認を必要とする場合のみ: 製品へのアクセスをリクエストした場合に、組織管理者メールが届きます。

2. ユーザーを招待から招待 E メールを送信する

https://admin.atlassian.com にアクセスしてユーザーを追加したい組織をクリックします。
ディレクトリ > ユーザー の順に選択します。
ユーザーを招待をクリックするとユーザーを招待の画面が表示されます。
招待したいユーザーのメールアドレスを入力します。
ユーザーの役割を選択します。
製品の役割について

ユーザー：製品にアクセスできるが、製品管理者の権限はない。
ユーザーアクセス管理者：ユーザーやグループを管理しユーザーを招待する権限を持つ。
参考：組織／サイト／製品の管理権限について (Atlassian Cloud)
招待したいユーザーに与えたい製品アクセスと製品の役割を選択します。下記の場合、招待したいユーザーは 招待メールを送信した時点で、Jira への製品アクセスが付与されます。後ほど説明しますが、製品アクセス、製品の役割はいつでも変更可能です。
招待したいユーザーをグループに追加する場合にはグループを追加します。グループに関しては後ほど説明します。
招待をカスタマイズ化された内容を入力すると、招待 E メールの内容を独自のものにすることができます。招待を送信をチェックしないと E メールは送信されませんが組織には追加ができます。
ユーザーを招待をクリックしたら、ユーザーに招待 E メールが送信されます。

3. 製品からユーザーを追加する

https://admin.atlassian.com にアクセスするには組織管理者権限が必要なため、その権限を持たないユーザーは上記の1の方法ではユーザーを追加できません。代わりに製品からユーザーを追加する方法を説明します。

https://(サイトドメイン名).atlassian.net からログインしてトップメニューバーのチームを選択し、Jira にユーザーを招待をクリックします。
チームメイトを追加のポップアップが表示されます。
ユーザーを招待したい製品を選択して、メールアドレスを入力し追加をクリックするとユーザーに招待 E メールが送信されます。

4. 招待リンクを有効化する

有効化した招待リンクからサインアップ、またはログインすると招待リンクを有効化した製品のアクセスを得ることができます。

製品の管理画面で左メニューバーの製品＞ユーザーアクセス設定＞招待リンクを選択します。
招待リンクを有効化したい製品の左側をクリックして有効化した後に、リンクの右側をクリックしてリンクをコピーします。コピーしたリンクを招待したいユーザーに共有しましょう。
付与される製品アクセス

招待リンクによって追加されたユーザーに付与されるアクセスは、共有したリンクの製品アクセスのみです。全ての製品の招待リンクを有効化した場合でも、追加したい製品ごとに招待リンクを共有する必要があります。
リンクは一定期間が経過すると自動で無効化されます。リンクを再生成するをクリックすると以前の招待リンクを無効化して新しい招待リンクを作成できます。

ユーザーに管理権限を付与する

組織／サイト／製品の管理権限について (Atlassian Cloud)でご案内している権限をユーザーに与える方法をそれぞれご案内します。

組織管理者にする方法

https://admin.atlassian.com からいずれかの製品にアクセスしてトップメニューバーの ディレクトリ > ユーザーを選択します。
組織管理者にしたいユーザーを見つけて、詳細を表示を選択します。
ページ上部にある 3 点アイコンから、組織管理者ロールを割り当てるを選択し、ロールを割り当て を選択して確定します。

製品管理者にする方法

https://admin.atlassian.com にアクセスして対象のサイトのディレクトリ > ユーザー の順に選択します。
製品管理者にしたいユーザーを選択します。
アクセスを付与を選択して、ユーザーがアクセス権を持っていない製品の一覧を表示します。
製品の 製品ロールドロップダウンから、製品管理者 を選択し、アクセスを許可を選択します。
- 製品管理者に追加されたユーザーは、Jira 製品上で右上の歯車を選択すると Jira 設定が表示されてアクセスできるようになります。
- デフォルトの jira-admins-rickma-new（rickma-newについては作成されたサイト名となります） のグループに追加しただけでは、Jira 製品のアクセスは付与されませんので、別途アクセスを付与する必要があります。
- Confluence 製品に関しては、製品管理権限のみ付与することはできません。製品管理者にした時点で、製品アクセスも自動的に付与されます。

グループ管理

必要な権限を持つグループにユーザーを追加することで、製品のアクセスと役割を一括管理することができます。

https://admin.atlassian.com から対象のサイトにログイン後、左メニューバーの グループ を選択すると既存のグループと権限を一覧で確認できます。

既定のグループの権限の詳細はグループの作成と更新：既定のグループと権限をご参照ください。

既定グループの製品アクセスを変更する

実際にどの製品アクセスがグループに紐づいているのかを確認してみましょう。メニューバーの製品を選択し対象製品の製品を管理を選択します。
下記の場合、Jira にアクセスできるグループの一覧となります。administrators と jira-software-users-rickma-new と site-admins（組織管理者）のいずれかのグループに属している場合には、Jira にアクセスできます。
例えば、site-admins（組織管理者）のグループに属するユーザーには製品アクセスは付与せずにサイトの管理だけ担当して欲しい。というような場合には、site-admins の右側のを選択して製品からグループを削除するをクリックして製品アクセスから削除します。メリットとしては、製品アクセスの付与数によってユーザー数がカウントされますので、お使いのプランのユーザー数の上限に近づいている時などにユーザー数を調整することができます。
site-admins のグループを Jira の製品アクセスから削除しました。この場合、ユーザーを組織管理者にしただけでは Jira の製品アクセスは付与されません。
既定のアクセスグループ の表示がされているグループは、新規のユーザーが自動的に追加されるグループです。1製品あたり最低1つの初期設定のアクセスグループを設定する必要があります。2つ以上設定することも可能です。複数設定した場合には、設定した全てのグループに追加されます。
Jira に confluence-users- ○○（○○については作成されたサイト名となります） をグループを追加から追加してみます。
その結果、下記のようになりました。この場合、Confluence に追加されたユーザーは自動的に confluence-users- ○○ のグループに追加されます。confluence-users- ○○ のグループには Jira へのアクセス権も付与されるため、Jira へもアクセスできるようになります。

グループの作成

左メニューバーの グループを選択し、右上のグループを作成をクリックします。
グループ名前とグループのメンバー、グループの説明を入力します。入力後、作成をクリックします。
新しいグループが作成されました。グループ製品アクセスの製品を追加を選択して製品を追加します。
製品の役割からJira と Confluence のプルダウンを選択し役割を付与します。これで、このグループに追加されたユーザーは Jira と Confluence にアクセスできます。

グループの削除

左メニューバーのグループを選択し、編集又は削除したいグループを選択します。初期設定のアクセスグループに設定されているグループと site-admins は削除できません。
右上のを選択してグループを削除を選択します。
ポップアップの文章を確認してから、グループを削除をクリックします。

ユーザーの製品アクセスを変更する

https://admin.atlassian.com にアクセスして対象ユーザーがいるサイトのディレクトリ > ユーザーを選択します。
製品アクセスを変更したいユーザーを選択します。
製品の役割を付与したい場合は製品の役割の項目のプルダウンを選択し変更します。製品の役割を外したい場合はチェックボックスを外してください。
グループに追加から任意のグループに対象ユーザーを追加することができます。

新組織ユーザー／グループ管理方法 (Atlassian Cloud)