PostgreSQL のインストール
本ページでは、CentOS 7 に Mattermost で使用する PostgreSQL をインストールする方法について説明します。
1. サーバのターミナルウィンドウを開きます。
データベースをインストールするサーバにログインし、ターミナルウィンドウを開きます。
2. PostgreSQL のリポジトリをインストールします。
以下のコマンドを実行し、PostgreSQL のリポジトリをインストールします。
yum install https://download.postgresql.org/pub/repos/yum/reporpms/EL-7-x86_64/pgdg-redhat-repo-latest.noarch.rpm
3. PostgreSQL をインストールします。
以下のコマンドを実行し、yum リポジトリから PostgreSQL をインストールします。
sudo yum install postgresql96-server postgresql96-contrib
4. データベースを初期化します。
以下のコマンドを実行し、データベースの初期化を実行します。
sudo /usr/pgsql-9.6/bin/postgresql96-setup initdb
5. PostgreSQL の自動起動を設定します。
以下のコマンドを実行し、サーバが起動したときに PostgreSQL が自動的に起動するように設定します。
sudo systemctl enable postgresql-9.6
6. PostgreSQL を起動します。
以下のコマンドを実行し、PostgreSQL を起動します。
sudo systemctl start postgresql-9.6
7. サーバのユーザを切り替えます。
以下のコマンドを実行し、サーバのユーザを postgres へ切り替えます。
sudo -iu postgres
postgres ユーザは、PostgreSQL のインストール時に作成されるユーザです。
8. PostgreSQL のターミナルへ切り替えます。
以下のコマンドを実行し、PostgreSQL を操作するターミナルへ切り替えます。
psql
9. Mattermost のデータベースを作成します。
以下のコマンドを実行し、Mattermost で使用するデータベースを作成します。
postgres=# CREATE DATABASE mattermost;
10. Mattermost で使用するユーザを作成します。
以下のコマンドを実行し、Mattermost で使用するユーザを作成します。
postgres=# CREATE USER 'mmuser' WITH PASSWORD 'mmuser-password';
'mmuser' の部分は任意のユーザ名に、'mmuser-password' の部分は安全なパスワードに置き換えてください。
11. ユーザのアクセス権を設定します。
以下のコマンドを実行し、ユーザに Mattermost データベースへのアクセス権を付与します。
postgres=# GRANT ALL PRIVILEGES ON DATABASE mattermost to mmuser;
12. ターミナルを切り替えます。
以下のコマンドを実行し、PostgreSQL を操作するターミナルを終了します。
postgres=# \q
続けて以下のコマンドを実行し、postgres アカウントからログアウトします。
exit
13. 接続許可先を指定する (オプション)
データベースと Mattermost を異なるサーバで動作させる場合、割り当てられた IP アドレスを接続するように PostgreSQL を設定することができます。
以下の手順でファイルを変更し、設定を適用します。
以下のコマンドを実行し、/var/lib/pgsql/9.6/data/postgresql.conf ファイルをテキストエディタで開きます。
vi /var/lib/pgsql/9.6/data/postgresql.conf
以下の行を検索します。
#listen_addresses = 'localhost'
コメントをはずして、localhost の部分を * に変更します。
listen_addresses = '*'
- テキストエディタの変更を保存します。
以下のコマンドを実行し、PostgreSQL を再起動します。
sudo systemctl restart postgresql-9.6
ファイアウォールを使用して、Mattermost のサーバのみが接続できるようにしてください。
14. Mattermost とデータベースが通信できるようにします。
pg_hba.conf ファイルを編集し、Mattermost とデータベースが通信可能となるように設定します。
Mattermost とデータベースが同じサーバの場合
以下のコマンドを実行し、 /var/lib/pgsql/9.6/data/pg_hba.conf ファイルをテキストエディタで開きます。
vi /var/lib/pgsql/9.6/data/pg_hba.conf
以下の行を検索します。
local all all peer
peer を trust へ変更します。
local all all trust
- テキストエディタの変更を保存します。
Mattermost とデータベースが異なるサーバの場合
以下のコマンドを実行し、/var/lib/pgsql/9.6/data/pg_hba.conf ファイルをテキストエディタで開きます。
vi /var/lib/pgsql/9.6/data/pg_hba.conf
以下の行をファイルの最後に追記します。
host all all {mattermost-server-IP}/32 md5
{mattermost-server-IP} の部分は Mattermost のサーバの IP アドレスに置き換えてください。
15. PostgreSQL を再読み込みします。
以下のコマンドを実行し、PostgreSQL を再読み込みします。
sudo systemctl reload postgresql-9.6
データベースのインストール、初期設定が完了したら
Mattermost をインストールできます。
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