Jira Cloud の「グループ」と「ロール」に関してご案内します
※2024年2月時点の情報です
グループとロール
Jira Cloud には「グループ」と「ロール」と呼ばれる、ユーザーの集合体が存在します。
この 2 つの違いがややこしく、混乱してしまうことがあるかもしれません。
まずは、この 2 つの違いをしっかりと抑えましょう。
グループ
Jira Cloud の「グループ」は特定のサイト（ Atlassian Cloud 全体）で同じ役割を持つメンバーの集合体です。
例えば、「Jira 管理者グループ（ jira-admins-<sitename>）」「Jira 一般ユーザーグループ（ jira-software-users-<site-name>）」のように考えてください。
主に、製品アクセス権の付与やグローバル権限の付与に用いられます。
「グループ」を制御できるのは「組織管理者」のみとなります。
ロール JIRA 限定
Jira Cloud の「ロール」は特定のプロジェクトにユーザーやグループを関連付ける柔軟な仕組みです。
プロジェクト単位で同じ役割を持つ、任意メンバーの集合体と考えてください。
「ロール」には個々のユーザーに加えて「グループ」を含むことができます。
主に、プロジェクト内での権限コントロールに用いられます。各プロジェクト管理者にプロジェクト内でのユーザーの権限管理を委譲することが可能です。
「ロール」を作成するのは「Jira 管理者」で、ロール内のメンバーを管理するのは「プロジェクト管理者」となります。
ロール JIRA 限定 おすすめ | グループ | |
|---|---|---|
管理者（作成） | Jira 管理者 | 組織管理者 |
管理者（メンバー管理） | プロジェクト管理者 | |
役割の範囲 | プロジェクト単位 | Atlassian Cloud サイト全体 |
プロジェクトを横断した使用 | 可能 | 可能 |
名称例 |
|
|
どちらも、プロジェクトを横断して利用できる仕組みですが、プロジェクト内の管理で使用するのは「ロール」がおすすめです。
汎用的な「ロール」を作成し、今後設定する「権限スキーム」や「ワークフロー」などで制御しましょう。
管理者の概要と権限範囲は以下をご確認ください。
グループの管理
ユーザーを Atlassian Cloud に招待したり、製品アクセスロールを割り当てると、該当ユーザーは自動で「既定のグループ」に割り当てられます。
既定のグループは任意で変更可能です。指定しているグループによって、実行権限の範囲が異なるため、確認が必要です。
https://support.atlassian.com/ja/user-management/docs/default-groups-and-permissions/ 要確認
https://support.atlassian.com/ja/user-management/docs/create-groups/
https://support.atlassian.com/ja/user-management/docs/edit-a-group/
https://support.atlassian.com/ja/user-management/docs/delete-a-group/
ロールの管理
今後の Jira Cloud 運用の重要なポイントとなる、ロールをカスタマイズしてみましょう！
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