スケジュール設定(機能設定)

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スケジュールとは

スケジュールとは、WBS ガントチャートに表示されるチケットのツリー構造に従って、決められた時間に集計処理を行う機能の総称です。

ジョブ

ジョブは、決められた時間に実行される一連の集計処理です。
ひとつ以上のタスクから構成され、定義された順番に処理を行います。
下記の項目を設定します。

項目必須内容
名前(エラー)ジョブの名前
プロジェクトまたはフィルター(エラー)更新対象となる課題を検索するためのプロジェクト、またはフィルター
ユーザー(ティック)課題の検索やジョブの実行を行うユーザー
間隔(ティック)ジョブを実行する間隔
cron書式で指定
スリープ(秒)(ティック)50件ごとの更新で一時停止する秒数
0の場合は一時停止しない
ステータス(ティック)ジョブの有効/無効の状態
無効の場合、ジョブは実行されない

スリープ(秒)の推奨設定

ジョブの処理内容によっては連続で実行すると負荷が高い状態が続く場合があるので、「スリープ(秒)」には 1 ページングの実行時間と同じ時間を設定することをお勧めします。


タスク

タスクは、課題内のフィールドに対して行う集計処理です。
下記の項目を設定します。

項目必須内容
名前(エラー)タスクの名前
フィールド(ティック)タスクの実行結果で更新するフィールド
スクリプト(ティック)タスクが実行するフィールド値の計算プログラム
プログラムはBeanShellで記述
ステータス(ティック)タスクの有効/無効の状態
無効の場合、タスクは実行されない


時間管理を集計するには

スケジュールにはあらかじめ時間管理を集計するジョブを簡単に設定できるテンプレートが用意されています。
このテンプレートを使って集計処理を行うには、下記の手順を踏みます。

集計結果を格納するフィールドを作成する

スケジュールジョブで集計した結果は、タスクで指定するカスタムフィールドに格納されます。
ですので、あらかじめ下記のカスタムフィールドを数値フィールドタイプで作成します。

  • ∑初期見積
  • ∑残余見積
  • ∑消費時間

なお、集計結果を格納できるのは、下記フィールドタイプのカスタムフィールドです。

  • テキスト フィールド (1行)
  • テキスト フィールド (複数行)
  • 数値フィールド
  • 日付ピッカー
  • 日時ピッカー

「時間管理の集計」ジョブを作成する

下記の手順で「時間管理の集計」ジョブを作成します。

  1. 「管理」リンクをクリックします。
  2. WBSガントチャートセクションの「スケジュール」メニューを選択します。
  3. 「ジョブの設定」画面の右上にある「テンプレート」リンクをクリックします。
  4. 「時間管理の集計」テンプレートを選択します。

ジョブを設定する

テンプレートから作成したジョブには「プロジェクトまたはフィルター」や「スリープ」など、必要な項目が設定されていません。
下記手順で必要な項目を設定します。

  1. 「ジョブの設定」画面のジョブ一覧から「時間管理の集計」ジョブの操作欄にある「編集」リンクをクリックします。
  2. 必要な項目を入力して、「更新」ボタンをクリックします。

タスクを設定する

ジョブと同様にタスクにも必要な項目を設定します。

  1. 「ジョブの設定」画面のジョブ一覧のうち、「時間管理の集計」ジョブの操作欄にある「表示」リンクをクリックします。
  2. 「ジョブの設定」画面のタスク一覧のうち、「初期見積の集計」タスクの操作欄にある「編集」リンクをクリックします。
  3. 必要な項目を入力して、「更新」ボタンをクリックします。ここではフィールドに「∑初期見積」を選択します。

「残余見積の集計」と「消費時間の集計」も同様に編集します。

有効化する

ジョブやタスクは有効化しないと実行されません。
どちらも、一覧の操作欄にある「有効」リンクをクリックするとステータスが有効になります。
逆に無効にしたい場合は、「無効」リンクをクリックします。

これで時間管理の集計が指定の時間に行われます。

時間管理を反映するには

「時間管理を反映」テンプレートを使用して、スケジュールジョブを登録してください。

この「時間管理を反映」テンプレートは、作業ログに記録された情報を元に計画日付と進捗率を自動設定します。
主に実績をガントチャートに表示させたい場合に使用します。
具体的には…

  • 開始日に、作業ログの開始日
  • 終了日に、上記開始日から「初期見積」の日数分後ろに営業日をずらした日付
  • 進捗率に、作業ログから計算された「作業比率」

…という設定を行います。
なお、このテンプレートではチケットの親子関係は考慮されません。

集計結果を格納するフィールドには、基本的にチケット設定で計画日付や進捗率として指定したフィールドを設定します。
ただし、計画日付についてはWBSガントチャート上で編集してしまうとスケジュールジョブで上書きしてしまうので、編集不可にしておくことをお勧めします。

進捗率を集計するには

「進捗率の計算」テンプレートを使用して、スケジュールジョブを登録してください。

「進捗率の計算」テンプレートは、WBSガントチャートの個人設定「進捗率を自動計算」と同じ集計方法を使って進捗率を計算します。
計算結果を保存するためのフィールドとして進捗率(WBSGantt)を選択します。

実行結果を見るには

ジョブ一覧の操作欄に最後に実行された時間や成否が表示されます。

その他の設定を行うには

新規追加するには

ジョブやタスクはテンプレートからだけでなく、新規に作成することができます。
ジョブ、およびタスクの一覧の右上にある「+追加」リンクをクリックします。
また、ジョブの操作欄にある「コピー」リンクをクリックすると、既存のジョブをコピーすることもできます。

スクリプトを検証するには

タスクに実装したスクリプトをジョブを実行することなく検証することができます。

  1. 「タスクの設定」画面にある課題キー欄に検証する課題の課題キーを入力します。
  2. 「検証」ボタンをクリックします。

検証結果は画面上部に表示されます。

タスクの実行順を変更するには

「ジョブの設定」画面のタスク一覧にある「前へ」「後ろへ」リンクをクリックすると、タスクの実行順を変更することができます。

削除するには

ジョブ、タスクともに一覧の操作欄にある「削除」リンクをクリックすると、その項目を削除できます。
ただし、ステータスが「有効」の場合、削除はできません。

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