WBS Gantt-Chart Server /Data Center から Cloud への移行手順

概要

このマニュアルには WBS Gannt-Chart for Jira Server/Data Center を Cloud Migration Assistant(JCMA) を利用して、WBS Gant-Chart for Jira Cloud に移行する手順が記載されています。

前提条件

移行を実施するために、WBS Cantt-Chart for Jira Server/Data Center のバージョンは、9.14.1 以上である必要があります。

もし、9.14.0 以前をご利用中の場合は、バージョンアップを実施して下さい。

移行機能は、9.14.0 にも有りますが、Atlassian Cloud の仕様変更により正しく動作しません。
移行する場合は、9.14.1 以上をご利用下さい。

作業手順

1.確認と正常化

Server / Data Center での作業

  1. アプリ管理画面の “WBS ガントチャート” の下にある ”クラウド移行”をクリックします。

  2. 全ての課題タイプスキームに、チケットテンプレート課題タイプを追加します。

  3. 課題セキュリティが設定されたテンプレート課題が有った場合は、設定を解除して下さい。

Cloud での作業

  1. アプリの管理画面にて、WBS GANTT-CHART の Migration Information を選択します。

  2. 移管情報 が “READY” になっている事を確認します。

2. JCMAによる移行の実施

日本語環境で Jira をご利用の方は、日本語環境で Jira Cloud Migration Assistant を利用する前のチェックリスト をご確認のうえ、以下の Atlassian ドキュメントを参照して、Jira の移行を実施して下さい。

3. WBS Gantt-Chart for Jira Cloud の設定

  1. アプリ管理画面の 「チケット」を選択して下さい。

     

  2. 移行された 依存関係リンクを設定します。

    利用していないリンクは移行されません。 Jira Cloud の管理画面で作成して指定する事もできます。

  3. 移行されたフィールドを設定します。

     

移行前に Jira Cloud で 利用していた WBS Gantt Chart のデータについて
デフォルトでは、WBS Gantt-Chart for Cloud は Jira のデータではなく、WBS Gantt-Chart 独自のデータを利用しています。そのため、上記の設定を実施するとこれまで利用していた ガントを開いた時に日付や依存関係が消えてしまいます。上記の設定画面の下の方にある「WBS Gantt-Chart独自データを変換する」という機能を利用する事で対応できます。

 

この機能は WBS Gant-Chart 独自データを Jira のデータに変換します。この機能を利用してデータを変換するする事で既存のガントも利用できるようになります。また、その際は以下の2つのオプションから選択できます。

「既存の値を上書きする」を選択した場合は、Jira のデータと WBS Gantt-Chart の独自データが重複した場合に、独自データを優先します。「WBS Gantt-Chart 独自データを破棄する」を選択すると、Jira のデータを優先して、WBS Gantt-Chart の独自データを破棄します。

仕様

移行される情報

情報

備考

情報

備考

WBS 番号

制限事項

WBS Gantt-Chart for Jira Server 版では、WBS 番号 は各 ガント毎(プロジェクトから作成したガント、フィルターから作成したガント、プロジェクトバーのガント) に管理されます。一方で、Cloud 版の場合は 課題に WBS 番号が割り当てられます。

結果として、同じ課題を(例:課題 X を Gantt A、 Gantt B、Project C で利用した場合) WBS 番号の優先順位は下記の様になります。

新しいガント > 古いガント > プロジェクトバーのガント > 新しいフィルター作成ガント > 古いフィルター作成ガント

テンプレート

機能制限

以下のテンプレート内のチケットリンクが移行されます。

  • 親子関係

  • 開始 - 終了

  • 開始 - 開始

  • 終了 - 終了

  • 終了 - 開始

以下の編集可能な標準フィールドが移行されます。

  • WBS 番号

  • 名前

  • 担当者

  • 作業割合

  • 優先度

  • 開始日

  • 終了日

  • 手動モード

  • 期日

仕様の違い

WBS Gantt-Chart for Jira のサーバー版では、テンプレートは課題として管理されています。一方、WBS Gantt-Chart for Jira Cloud ではテンプレートはアプリ独自のデータとして管理されています。

このため、移行されたテンプレート用課題は意味が無いので、移行処理中に自動的に削除されます。また、テンプレート課題タイプも同様に削除されます。

開始日などの Gantt-Chart データ

Jira のフィールドとして移行されます。

階層構造と依存関係

Jira の課題リンクとして移行されます。

移行されない情報

情報

備考

情報

備考

Gantt

現在、ガントデータの移行は、計画は有りますがサポートされていません。

理由は、JCMA が課題フィルターを移行できないためです。

https://jira.atlassian.com/browse/MIG-269

JCMA がフィルターの移行をサポートした後、ガントデータの移行に対応する予定です。

ラグ / リード

JCMA の 課題リンクのID を移行してくれないバグのため、ラグ/リードの移行はサポートしていません。

私達はこのバグが解消され次第、ラグ/リードの移行をサポートする予定です。

システム設定

WBS Gantt-Chart for Jira のシステム設定は移行されないので、手動で設定して下さい。

こちらは、アプリ管理画面の “WBS GANTT-CHART” セクションに有ります。

ユーザー設定

 

注意

リックソフト株式会社 は、日本でトップレベルのAtlassian Platinum Solution Partnerです。
大規模ユーザーへの対応実績が認められたEnterpriseの認定をうけ、高度なトレーニング要件をクリアし、小規模から大規模のお客様まで対応可能な実績を示したパートナー企業です。


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