Jira Softwareを活用したアジャイル(スクラム)開発の実現
Jira Softwareには、アジャイル開発(スクラム)を目的としたプロジェクトテンプレートや機能が搭載されています。
それらの機能を利用することで、Jira Softwareを活用したアジャイル開発プロセスを実現することができます。
ここでは、Jira Softwareにはどのような機能があり、それらの機能をどう使っていけばいいのか?を説明します。
スクラム プロセスイメージ
以下はスクラムの一連の流れを表した図です。
・プロダクトバックログ
Jira Softwareのバックログ機能の中で、プロダクトバックログを課題(チケット)として作成していきます。
・スプリント計画
バックログ機能にある「スプリント作成」を利用し、どのプロダクトバックログを処理するかのスプリント計画を立てることができます。
・スプリント
バックログ機能内で作成したスプリント計画を開始することで、スプリントを開始することができます。
・スプリントレビュー
スプリント内で処理したバックログの内容をレビューします。
・スプリントレトロスペクティブ
スプリントの振り返りを行い、次のスプリント計画に戻ります。
スクラムプロジェクトを作成
Jira Softwareでスクラムテンプレートを利用しプロジェクトを作成することで、スクラム開発に必要なメニューを利用することができます。
スクラムテンプレートで利用できるメニューは以下の通りです。
■バックログ
バックログメニューから、「バックログの作成」として、「Epic/Story/Taskのチケット作成」を行うことができます。
バックログの下にある「+課題を作成」もしくは、メインメニューにある「作成」ボタンからチケットを作成してください。
チケットの分類分けとして「課題タイプ」があり、課題タイプの中にスクラムで利用する「Epic」「Story」が用意されているため
プロダクトバックログを「Epic」「Story」や、もう少し粒度を細かくした「Task」に分類することができます。
また、チケット内のバージョン項目を利用して、どのバージョンに紐付いたチケットなのかを判断したり
Story Point項目を利用して、バックログの見積り設定をすることができます。
■バックログ内でスプリント計画を立てる
例えば、スプリント内で処理できるStory Pointと比較しながらスプリント計画を立てるなどに利用することができます。
①スプリント計画を立てる
バックログ内にある、スプリントの作成ボタンを押下することで
新しいスプリントの枠を作ることができます。
そのスプリント期間中に対応するバックログ計画し、ドラックアンドドロップで移動させます。
②StoryPointを確認する
スプリントの期間に対応できるStory Pointとスプリント計画内にあるStory Pointの数値を比較し
計画内に収まる(処理できる)ことを確認します。
③スプリントを開始
スプリント計画が完了したら、スプリントを開始ボタンを押下し、スプリントを開始します。
■アクティブなスプリント
開始されたスプリント計画内のバックログが、カンバン形式で表示されます。
このカンバンを利用して、デイリースクラムなどで、チケットの進捗確認などを行うことができます。
また、右側の「Insight」機能を利用して、スプリントやエピック単位での進捗状況を確認することも可能です。
豊富なレポート機能
スクラムテンプレートでは、以下のようなレポートを出力することができます。
スクラムが完了し、スクラムレトロスペクティブで活用するなど、様々な用途でご利用頂けるよう豊富な種類を用意しております。
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