Zephyr Scaleを使いJira Software上でテスト管理を行う

■ Zephyr Scaleとは？

Jira Work Management / Jira Software / Jira Service Management (以下、Jira製品）上で動作する、テスト計画・テスト進捗・テスト結果などを管理する費用対効果の高いテストマネージメントツールです。

ソフトウェア開発やシステムインテグレート作業を行う上で、試験の計画・構築・テストを支援するZephyr Squadは、高品質な成果物の提供を支援します。

テストケース（試験仕様）のテンプレート化、共有によって、類似プロジェクトへの品質確保と試験プロセスの効率アップが期待できます。
可視化されたテスト進捗と結果により、プロジェクトマネ―ジャーは成果物に対する品質確認ができます。
Jira製品のソフトウェア開発プロセス、各種プロセスと画面UIに統合できます。
Confluence、Bamboo、Bitbucket、Jenkins、Junit、Mavenなどと連携し、ソフトウェア開発プロセス（計画・開発・試験）における品質維持と向上、生産性アップを期待できます。

Atlassian Marketplaceからご利用いただけます。（有料APP。30日間トライアル可能）

Zephyr Scaleはこちらから。

Zephyr Scale内で、様々なテストケースを作成し、Jiraのチケットと組合せてテスト管理を行うことができます。

テストケース単体での進捗管理、複数テストケースを保持したチケット自体の進捗管理など、様々な粒度でテスト管理を行うことができます。

・テストケース

・テストケースのチケット管理

Zephyr Scaleでは、テストケースをフォルダ分けすることで細かく分類分けすることができるため、例えば、機能毎にテスト項目を簡単に分けることできます。

また、フォルダ間の移動も該当するテスト項目をドラック&ドロップするだけで簡単に移動することができます。

（フォルダの作成方法も「+ New Folder」で作成できます。）

Zephyr Scaleでは様々な項目を用いてテストケースを作成することができます。

以下の表がデフォルトで用意されている項目です。

デフォルト項目
Name	テストケースの名前
Objective	テストケースの目的
Precondition	テストを行うにあたり前提条件の定義
Details	Status:テストケースの進捗状況 Priority:優先度 Component:コンポーネント種類 Owner:責任者 Estimated Time:テストの見積時間 Folder:テストケースの分類

デフォルト項目以外にも、任意設定項目を利用することで、状況に応じて柔軟なテストケースを作成することができます。

任意設定項目
Labels	テストケースにラベルをつけることで、フォルダ分けとは異なるグルーピングを行うことができます。
カスタムフィールド	デフォルトで用意されている項目だけで要素が足りない場合にカスタムフィールドを追加することができます。

テストケースもTest Scriptを用いて作成することができます。Zephy Scaleでは3種類のScriptを用意しております。

種類

内容

Plan Text

テスト内容を長文テストケースとして作成することができます。

Step-by-Step

テスト内容をSTEP毎に、「実施する内容」「テストデータ」「期待する結果」の3つに分け

作成することができます。

BDD-Gherkin

テスト内容をBDD（ビヘイビア駆動開発）のスクリプト形式に作成することができます。

テスト実施時に対象となるソフトウェアのバージョンを選択できるだけではなく、作成するテストケース自体に対してもバージョン設定を行うことができます。

例えば、テスト対象となるソフトウェアのバージョンに合わせ、テストケースのバージョンを切り替えるだけでそのバージョンにあった適切なテスト実施を行うことができます。

Zephyr シリーズには、Scaleとは別に、Squadもあります。

用途に応じて選んで頂ければと思いますが、以下にScaleとSquadの違いを記載いたします。