Jira Service Desk ユーザーとアプリケーションアクセス設定

1. アプリケーションアクセス

Jira 8.x (Jira Service Desk 4.x) へ アップデート後、アプリケーションアクセス設定を変更したい場合は、以下の手順で実施します。
Jira Service Desk のアプリケーションアクセスを付与されているユーザーは、エージェント(Jira Service Desk 機能利用の権限を持つユーザー)になることができます。 

1-1.  グループ単位でアプリケーションアクセスを設定する

グループに所属するメンバーに対して、アプリケーションの利用権限を設定します。

  1. Jira 画面右上の歯車アイコンより「アプリケーション」を選択し、左側メニューの「アプリケーションアクセス」をクリックします。
  2. 各アプリケーションにアクセスできるグループを追加、削除します。

1-2.  ユーザー単位でアプリケーションアクセスを設定する

  1. Jira 画面右上の歯車アイコンより「ユーザー管理」を選択し、左側メニューの「ユーザー」をクリックします。
  2. アプリケーションアクセス権を変更したいユーザーのリンクをクリックします。
  3. 「アプリケーションとグループ」でアクセスするアプリケーションを選択します。
  4. アプリケーションにチェックをすると、「1.グループ単位でアプリケーションアクセスを変更する」で設定したアプリケーションに紐づいた既定のグループが、ユーザーの所属グループとして追加されます。
    【 Jira Core を有効にした場合】
    Jira Core のデフォルトグループが所属グループとして追加されます。 

     【 Jira Service Desk + Jira Core を有効にした場合】
    Jira Core と Jira Service Desk のデフォルトグループが所属グループとして追加されます。

     

1-3. 新規ユーザーのアプリケーションアクセスの既定値を設定する

「ユーザー管理」 - 「ユーザ画面」 の「ユーザーを招待」や「ユーザーを作成」機能を利用して、新規ユーザーの作成時に各アプリケーションへのアクセス権や所属するグループの設定をします。

  1. Jira 画面右上の歯車アイコンより「アプリケーション」を選択し、左側メニューの「アプリケーションアクセス」をクリックします。
  2. デフォルトのアプリケーションアクセスは、画面右上の「新規ユーザー用に既定値を設定」をクリックして設定します。
  3. 各アプリケーションのデフォルトの所属グループは、既定欄で設定できます。


アップデートインストール中にグループ設定(プロジェクト権限、課題セキュリティ設定等)の削除や変更、グループ内ユーザーの変更は行いません。
このため、アップデート後も以前と同様に、ログインやサービスデスクプロジェクトへのアクセスが可能となっております。

2. ユーザー設定

2-1.  Jira Service Desk のユーザー区分

Jira Service Desk では、以下の3つのユーザータイプに区分されます。

Jira Service Desk
での各区分の呼称
アプリケーション
アクセス
プロジェクトロール
Service Desk Team」 
説明
エージェントJira Service Deskあり

カスタマー区分のユーザー(お客様)とコミュニケーションする役割を持つ区分。

Jira Service Desk のアプリケーションアクセスが付与されている場合、Jira Service Desk の機能の利用が可能となります。

コラボレータ

Jira Software もしくは

Jira Core

あり

お問合わせ回答案の作成や、エージェント区分ユーザーへ助言する役割を持つ区分。

Jira Software もしくは Jira Core のアプリケーションアクセスが付与され、サービスデスクプロジェクトの Service Desk Team ロールのユーザーの場合、Jira 機能の範囲で該当のプロジェクトのご利用が可能となります。

但し、キューやレポート、SLA といった Jira Service Desk の機能利用や、カスタマーとのコミュニケーションは許可されておりません。
カスタマーなしなしお問い合わせをする役割を持つ区分。
Jira 機能の利用は許可されておらず、カスタマーポータル機能の利用のみ可能となっております。

サービスプロジェクト単位の権限は以下のように設定します。
*権限スキームに default permission scheme for Jira Service Deskを適用したサービスプロジェクトを仮定しています。
(このスキームは、「サービスデスクエージェント」権限に「Service Desk Team」ロールが割り当てられています) 

2-2.  サービスデスクプロジェクト利用ユーザーの設定

① ユーザーにエージェント権限を付与する

  1. Jira 画面右上の歯車アイコンより「ユーザー管理」を選択し、左側メニューの「ユーザー」をクリックします。
  2. エージェント権限を付与したいユーザーのリンクをクリックします。
  3. アプリケーションアクセスで 「Jira Service Desk」にチェックを入れます。
    (同時に Jira Service Desk の既定のグループが追加されます)
  4. サービスデスクプロジェクトのプロジェクト管理画面を開き、「ユーザーとロール」をクリックします。
  5. 画面右上の「ユーザーをロールに追加」をクリックし、エージェントにしたいユーザーやグループを指定し、「Service Desk Team」ロールに割り当てます。

② ユーザーのプロジェクトでのエージェント権限を無効化する

  1. サービスデスクプロジェクトのプロジェクト管理画面を開き、「ユーザーとロール」をクリックします。
  2. 「Service Desk Team」ロールから、該当のユーザーを削除します。

    すべてのサービスデスクプロジェクトでのエージェント権限を無効化する場合は、該当ユーザーのアプリケーションアクセスから、Jira Service Desk を無効にしてください。

③ エージェント権限なしで、サービスデスクプロジェクトを利用する

Jira Service Desk 2.xでの「コラボレータ」の設定に該当します。

  1. Jira 画面右上の歯車アイコンより「ユーザー管理」を選択し、左側メニューの「ユーザー」をクリックします。
  2. 設定したいユーザーのリンクをクリックします。
  3. ここで念のため、アプリケーションアクセスで「Jira Core」か「Jira Software」が有効になっているか確認します。
  4. サービスデスクプロジェクトのプロジェクト設定画面を開き、「ユーザーとロール」をクリックします。
  5. 画面右上の「ユーザーをロールに追加」をクリックし、ユーザーやグループを指定し、「Service Desk Team」ロールに割り当てます。

 

 

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