Oracle JDK > OpenJDK 変更手順 (Jira)

インストーラを利用してJiraをインストールすると、自動的にJDKもインストールされます。
インストーラに同梱された以外のJDKを利用したい場合は、この手順でJiraで利用するJDKを変更できます。

Linux

設定環境

以下の環境で変更した手順を記載します。

OSCentOS Linux release 7.5.1804 (Core)
Jira バージョンJira software ver.8.1.1 Server版
Jira プログラムディレクトリ/opt/atlassian/jira
Jira ホームディレクトリ/var/atlassian/application-data/jira
Jiraインストール方法インストーラ( atlassian-jira-software-8.2.0-x64.bin) を利用してインストール
変更前のJDKOracle JDK 1.8.0_181
変更後のJDKOpenJDK 11.0.2

変更手順

JDKをダウンロード・インストールする

(情報) ご利用のJiraバージョンの サポート対象プラットフォーム でサポート対象のJDKバージョンを確認の上、入手をお願いします。

1.  OpenJDKの場合は、サイト からダウンロードできます。 一例として以下のコマンドで任意の場所へダウンロードします。

# curl -LkvOf https://download.java.net/java/GA/jdk11/9/GPL/openjdk-11.0.2_linux-x64_bin.tar.gz

2.ダウンロードした tar.gzファイルを展開します。

# tar zxf openjdk-11.0.2_linux-x64_bin.tar.gz

3.  展開後のフォルダをJavaの格納ディレクトリへ移動します。

# mv jdk-11.0.2 /usr/java/jdk-11.0.2

4.  実行パスが /usr/java/default になるようにシンボリックリンクを作成します。

# ln -s /usr/java/jdk-11.0.2  /usr/java/default

5.  JDKが正常にインストールできたか確認します。

# /usr/java/default/bin/java -version

以下のような結果が返ってくれば問題ありません。

openjdk version "11.0.2" 2019-01-15
OpenJDK Runtime Environment 18.9 (build 11.0.2+9)
OpenJDK 64-Bit Server VM 18.9 (build 11.0.2+9, mixed mode)

Jiraの設定ファイルを変更する

1. <Jira install directory>/bin/setenv.sh を編集します。

# vi /opt/atlassian/jira/bin/setenv.sh

2. 以下のように末尾にインストールしたJDKの場所を記載します。


JRE_HOME="/usr/java/default"

3. Jiraのサービスを再起動します。

4,  Jiraシステム管理者ユーザーでログインし、 画面右上の歯車アイコン > システム > システム情報 より、JDKの情報が更新されていることを確認します。


Windows

設定環境

以下の環境で変更した手順を記載します。

OS
Jira バージョンJira software ver.8.1.0 Server版
Jira プログラムディレクトリC:\Atlassian\JIRA
Jira ホームディレクトリC:\Atlassian\JIRA_home
Jiraインストール方法インストーラ( atlassian-jira-software-8.2.0-x64.bin) を利用してインストール
変更前のJDKOracle JDK 1.8.0_202
変更後のJDKOpenJDK 11.0.2

変更手順

JDKをダウンロード・インストールする

(情報) ご利用のJiraバージョンの サポート対象プラットフォーム でサポート対象のJDKバージョンを確認の上、入手をお願いします。

1.  OpenJDKの場合は、サイト からダウンロードできます。 Windows版を選択してダウンロードします。


2. ダウンロードしたZipファイルを解凍します。

3. 展開後のフォルダをJavaの格納ディレクトリへ移動します。
例では、C:\Program Files\Java 配下にコピーします。

Jiraの設定ファイルを変更する

1. コントロールパネル > 管理ツール > サービスで、Jiraのサービスの項目を右クリックし、「プロパティ」を表示します。

「サービス名」の内容を控えます。   


2. コマンドプロンプトを起動し、カレントフォルダを <Jiraインストールフォルダ>\bin へ変更します。

C:\Users\minamisawa.hanayo> cd C:\Atlassian\JIRA\bin

C:\Atlassian\JIRA\bin>


3.サービスを指定してtomcat8を実行します。(ご利用のJiraバージョンによってはtomcat7の場合もあります)
<サービス名>は、1で控えたものに置き換えてください。

tomcat8w.exe //ES//JIRA050815072407


4. Atlassian JIRA Properties画面が表示されます。
「Java」タブを表示し、「Java Virtual Machine」の「...」より、ダウンロードしたJDKの jvm.dll を選択して、OKをクリックして保存します。


5. Jiraのサービスを再起動します。

6. Jiraシステム管理者ユーザーでログインし、 画面右上の歯車アイコン > システム > システム情報 より、JDKの情報が更新されていることを確認します。



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