Jira Core を使って最初のプロジェクトを作成しよう！と Jira Software を使ってプロジェクトを運営しよう！では主に Jira 管理者の目線で説明しました。こちらのドキュメントではユーザー目線での Jira の便利な使い方を紹介していきます。

目次

_{課題を検索しよう！}

Jira には下記の3種類の検索方法があります。

検索条件を保存してフィルターを作成、有効活用しよう！

検索画面で別名保存をクリックすると、その時の検索条件をフィルターとして保存することができます。検索結果が表示されている画面で”別名保存”をクリックして分かりやすい名前をつけて保存しましょう。

検索結果を他のユーザーと共有する

自分が作成したフィルターを他のユーザーに共有することができます。

1. トップメニューバーの課題 > ”フィルターを管理”をクリックします。
   
   
   
   
2. あなたが所有する全てのフィルターが表示されますので、共有したいフィルターの右側の歯車アイコンから”編集”をクリックします。
   
   
   
   
3. 閲覧者と編集者に分けて追加することができます。閲覧者に”任意のログイン済みユーザー”を追加すると、Jira にログインしているユーザー全員が見れるようになります。限られたユーザーにだけ共有したい場合には、グループやロール単位で追加しましょう。
   
   
   

お気に入りフィルターの一覧を作成する

1. 使用頻度の高いフィルターはお気に入りに登録しておくと便利です。個人や人気のフィルターの一覧で、お気に入りに追加したいフィルターの横にある”星アイコン”をクリックしましょう。
   
   
   
   
2. お気に入りに登録したフィルターは課題検索画面の左下に一覧として出てきます。
   
   
   

検索結果を指定の時間にメールで通知する

フィルターの配信登録機能を利用すると、指定の時間にメールで通知することができます。最小は5分単位で設定でき、曜日指定や日付を指定した一ヶ月毎の配信もできますので、週次や月次での定期的なチェック作業などができます。

1. 配信登録は、フィルターの管理 > ”配信登録”をクリックして登録します。配信先は自分だけではなく、グループ宛にすることも可能です。
    選択できるグループは自分が所属しているグループのみです。自分が所属していないグループを配信先に指定することはできません。
   
   
   
   
2. 配信登録後の編集は、再度”配信登録”をクリックします。こちらに表示されている数字は配信登録されている設定の数です。
   
   
   
   
3. クリック先では、新たに配信登録を設定したり、既存の設定を削除したりできます。
   
   
   

さまざまなフォーマット (RSS, CSV 等) で検索結果をエクスポートする

Jira では下記のフォーマットで検索結果をエクスポートすることができます。

• 印刷用
• 全コンテンツ
• RSS フィード（課題）
• RSS フィード（コメント）
• CSV（すべてのフィールド）
• CSV（現在のフィールド）
• HTML（すべてのフィールド）
• HTML（現在のフィールド）
• XML

1. エクスポートしたいフィルターを開いたら、右上の”エクスポート”をクリックして、希望のエクスポート方法を指定してエクスポートしてください。
   

ダッシュボード ガジェットで表示する

レポートを活用してプロジェクトを計画通りに進めよう！でもご紹介していますが、フィルターを元に多様なレポートをダッシュボード ガジェットで表示することができます。お勧めのガジェットを紹介します。

課題を分割しよう！

スムーズなプロジェクト運営や、信頼度の高い見積もりとレポート作成の為には、課題の粒度を揃えることが重要です。ひとつの課題が大き過ぎる時には、サブタスクを作る、もしくは課題を分割しましょう。

サブタスクの作成

1. 作成しようとしているサブタスクの親課題にしたい課題に移動し、”その他” > "サブタスクを作成”をクリックします。
   
   
   
   
2. 必要な詳細を入力し、ページの下部にある ”作成” をクリックします。
   

課題の分割

カンバンまたはスクラム バックログ ビューから課題の分割ができます。

1. バックログから、分割したい課題を選択して右クリック > ”課題を分割”をクリックします。
   
   
   
   
2. 要約と送信（バックログ、もしくはスプリント）を入力して”スプリット”をクリックして課題を分割します。”もう一つ追加”をクリックして、3課題以上に分割することもできます。
   
   
   
   

3. 分割することによりコピーされるフィールドは下記の通りです。
   

    ここをクリックすると展開されます...

   コピーされる	システム フィールド	カスタム フィールド
   はい	課題タイプ プロジェクト 説明 環境 担当者 報告者 期日 セキュリティレベル Priority ラベル コンポーネント 影響バージョン 修正バージョン	Jira Software エピック名 Epic Link (エピック リンク) エピックの色 エピック ステータス
   いいえ	要約 ステータス 作成者 作成日 更新日 解決日 ソリューション 投票数 ウォッチ 初期見積り 見積もり 消費時間	Jira Software ストーリーポイント Sprint ランク その他のカスタム フィールド

   
   

   
   

課題にフラグを立てよう！

重要だと思う課題には、フラグを立てることができます。

1. フラグを立てたい課題上で右クリックし、”フラグを追加”をクリックします。この操作は、以下の画面で行うことができます。

   • スクラム バックログ
   • アクティブ スプリント
   • カンバン バックログ
   • カンバン ボード
   
   
   
   
2. フラグを追加すると、優先度アイコンがフラグアイコンに置き換わり、課題がハイライト表示されます。フラグを削除したい時は、課題を右クリックして、”フラグを削除”をクリックします。
   
   
   
   
3. フラグの追加や削除と同時にコメントを残すこともできます。右クリックして”フラグとコメントを追加”、又は”フラグとコメントを削除”をクリックすると、コメント入力画面が表示されますので、コメントを入力して”追加”をクリックしましょう。
   
   
   
   

課題をウォッチしよう！

1. Jira 管理者が通知スキームを設定している場合は、課題をウォッチすることにより、課題の更新通知を自動で受け取ることができます。ウォッチを開始するには、対象の課題表示画面で”その他” > ”課題をウォッチ”をクリックします。
   
   
   
   

2. ”その他” > ”ウォッチャー”をクリックすると、課題にウォッチャーを追加することができます。
   

   課題にウォッチャーを追加する為には、投票者とウォッチャーの表示プロジェクト権限とウォッチャーの管理プロジェクト権限の両方が必要です。

以上がユーザー目線での Jira の有効活用の仕方です。リックソフトブログでも定期的に Jira の最新情報や活用方法を配信しておりますのでご覧ください。