Jira 入門編 - フィルター機能

Jira には検索条件を「フィルター」として保存し、再利用したり、他のユーザーと共有することができます。ここでは、フィルター機能の使い方について説明します。

フィルターを作る

フィルターの作成方法は、課題リストの上に表示されている検索条件欄から絞り込む条件を指定する方法と、 SQL の WHERE 句に似た構文の JQL で検索条件を指定する2つの方法があります。

検索条件欄から絞り込む条件を指定する方法

  1. フィルターは課題ナビゲーター画面から作成できます。左サイドバーの「課題」をクリックします。

    画面上部の「詳細検索に移動」をクリックし、課題ナビゲーター画面を表示します。

    課題一覧画面

     

    課題ナビゲーター画面

     

  2. 課題リストの上に表示されている検索条件欄で、絞り込む条件を指定してください。「プロジェクト」「タイプ」などの項目は、クリックするとドロップダウンメニューが表示されて条件を指定できます。その他の条件を指定したい場合は、「詳細」をクリックし条件を指定してください。

  3. 条件を指定できたら、画面の上の方に表示されている「別名保存」ボタンをクリックします。フィルター名を指定する「フィルターを保存」ポップアップ画面が表示されるので、好きな名前をつけて「送信」をクリックしてください。

JQL で検索条件を指定する方法

  1. フィルターは課題ナビゲーター画面から作成できます。左サイドバーの「課題」をクリックします。

    画面上部の「詳細検索に移動」をクリックし、課題ナビゲーター画面を表示します。

     

  2. 右の方にある「JQL に切り替え」リンクをクリックすると、SQL の WHERE 句に似た構文の JQL で検索条件を指定できる課題ナビゲーター画面に切り替わります。

     

     

  3. 条件を指定できたら、画面の上の方に表示されている「別名保存」ボタンをクリックします。

     

  4. フィルター名を指定する「フィルターを保存」ポップアップ画面が表示されるので、好きな名前をつけて「送信」をクリックしてください。

     

JQL による検索は、このドキュメントの範囲を超えるため説明しません。「高度な検索」画面の使い方は、Atlassian のドキュメント「 Jira Cloud の高度な検索とは」を参照してください。

 

 

フィルターを上書き保存したい場合

指定した名前でフィルターが保存され、画面にフィルター結果が表示されます。期待する結果と違っていたときは、検索条件を変更し「別名保存」ボタンをクリックしてください。表示されているフィルターを上書き保存します。

 

フィルターを共有する

作成したフィルターを他のユーザーと共有できます。共有設定されたフィルターを使うと、例えばチーム内で同じフィルターを使って情報を共有できます。

 

  1. 共有できるようにフィルターを設定するには、まずフィルターを表示します。画面上部の共有のリンクをクリックするとポップアップが表示されます。ここでは例として「フィルターを作る」で作成した「デモフィルター」を共有します。

  2. ユーザー名または E メール(メールアドレス)を追加し、設定できたら「共有」ボタンをクリックしてください。

共有されたフィルターを確認する方法

  1. 共有されたフィルターはクイック検索の下部の「フィルター」をクリックするか、ヘッダーのフィルターから「すべてのフィルターを表示」をクリックすると「フィルター」画面が表示されます。

     

     

     

  2. 画面の上部で条件を指定すると該当するフィルターがリストに表示されます。

  3. フィルター名をクリックするとフィルター結果が表示されます。

 

Jira 管理グローバル権限を持つユーザーは、すべての共有フィルターを表示できます。

 

フィルターのお気に入り登録

繰り返し使うフィルターはお気に入り登録しておくと便利です。リスト上では、名前の左側にある☆アイコンをクリックするとお気に入り登録できます。

 

お気に入り登録したフィルタは、ヘッダーのフィルターの「スター付き」欄などに表示されます。

 

フィルターの配信登録

Jira の「サブスクリプション」は、決まったスケジュールで定期的にクエリを実行し、その結果をメールでユーザーや必要とするグループに送信する機能です。進捗を把握しておきたい課題がある場合や、重要な課題が作成された際にすぐに把握したい場合などに役立ちます。

 

  1. 配信登録は、フィルターの画面から行います。画面上部にある「詳細」をクリックします。フィルターの公開範囲を設定する「権限」と「サブスクリプション」を設定するメニューが表示されます。

     

  2. サブスクリプションの「新規配信登録」をクリックし以下の画面で配信登録を行います。

     

    「配信先」ドロップダウンリストで、フィルター結果を誰に送るかを選びます。

     

  3. メールを送るサイクルを「日単位」「週ごとに設定」「月ごとに設定」「詳細」の4パターンから選択します。

  4. 配信スケジュールを設定したら、画面の下の方にある「配信」ボタンをクリックして登録します。

以上の設定で指定したメンバーにクエリの結果がメールで送信されます。

 

メールを送るサイクルについて

スケジュールで「週ごとに設定」を選択すると以下の画面が表示されます。「期間」を指定する部分は「日単位」を選択したときと同じですが、メールを送信する曜日を指定するチェックボックスが追加で表示されています。このチェックボックスで、例えば月曜日から金曜日まで配信を行うなどの設定ができます。

「月ごとに設定」を選択すると以下の画面が表示されます。月の中でメールを送信する日を、日付指定、第n 曜日指定で設定し、その日の何時に送信するか設定します。例えば、毎月1日の午前9時に送信する、最終金曜日の18時に送信する、などの設定ができます。

 

「詳細設定」を選ぶと「間隔」テキストボックスに文字列形式でメール送信タイミングを指定できます。

設定方法につきましては以下をご参照ください。

フィルターへの配信登録用の cron 式の作成

 

プロジェクトに用意されているフィルター

フィルターの内容によっては、プロジェクトに最初から用意されているものを利用できます。下の画面はプロジェクトの左サイドバーから「課題」を選択した状態です。画面の左の方に表示されているリストはフィルターです。それ以外のリンクになっている各項目も、フィルター機能を使って課題を表示するようになっています。
うまく使えばフィルターを新しく作らなくても済みますので、活用してみてください。 

 

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