Confluence データベース機能活用例

Confluence データベース機能活用例

データベース機能とは?

Confluence のデータベース機能は、構造化データを効率的に管理し、Jira 課題フィールドも結合できるツールです。

データベースを作成および編集する | Confluence Cloud | アトラシアン サポート

データベースの概要

データベースの始め方

TOP ナビゲーションメニューの「+作成」ボタンや、スペースサイドバーの「+」ボタンからデータベースを作成できます。

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「表」機能と同じ感覚で行・列を追加し、フィールド値を設定できます。
テキスト、数字、日付など、さまざまなデータタイプのフィールドを追加してカスタマイズできます。

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データベースの主な機能

ビューの切り替え(テーブル、カード、ボード)

表形式以外にカードやボードビューに切り替えできます。

テーブル(表)ビュー

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カードビュー

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ボードビュー

「タグ」タイプのフィールドを利用して、列としてグループ分けできます。

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Jira 課題のフィールドの表示

Jira 課題のフィールドをデータベースに表示できます。
以下の例は、「ステータス」列に、関連 Jira 課題のステータスを表示させるように設定しています。

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「関連 Jira 課題」に Jira 課題を指定すると、自動的に「ステータス」列に Jira 課題のステータスがセットされます。

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他のデータベースのフィールドを表示

他のデータベースのフィールドを参照して表示できます。
以下の例は、「貸与PC管理番号」列に、他の「貸与PC管理」データベースの値を参照させるように設定しています。

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「貸与PC管理番号」で、他のデータベース「貸与PC管理」の値(主キー)を参照し指定できます。

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フィルタリングとソート

特定の条件に基づいてデータをフィルタリングし、指定したフィールドでデータをソートできます。

以下例では、「ステータス」列を「完了」以外のエントリに絞り込んで表示しています。

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ソートしたい列(フィールド)を指定して表示できます。

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データのインポート・エクスポート

画面の右上の・・・より 「テンプレートとインポート」「エクスポート」を利用してデータのインポートやエクスポートができます。

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テンプレートとインポート

CSV データや、Jira・Confluence のデータ、テンプレートを利用してデータベースを作成できます。

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エクスポート

CSV、HTML、PDF 形式でデータベースをエクスポートできます。

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データベースのデータ埋め込み

Confluence のページにデータベースを埋め込みできます。

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データベースのメリット

  • 表では実現できないフィルタリングやドロップダウンリストの利用が可能なため、粒度を合わせる、ビューをカスタマイズしやすい

  • 複数ページに同じデータベースを埋め込み、一元管理が可能 → 二重管理が起きにくい

  • Jira 課題のフィールド の情報と Confluence 側の情報を結合できる

データベース機能 ユースケース

データベースの活用例は以下が挙げられます。

  • タスク進捗管理の一覧化

Jira を使わない場合、データベースのボードビューを使い、タスクの進捗を一目で把握できるように利用します。

  • 従業員 PC などの資産管理

従業員に貸与している PC の機種や保守期限などを管理します。PC に不具合が生じた際にどの従業員 PC が影響するかを素早く把握できます。

  • 従業員のスキルマップ・キャリアパスの一覧化

従業員の資格や経験を一覧化し、新しいプロジェクトの適任者を素早く把握できるようにします。

活用事例①:ベンダー(協力会社)の契約管理で活用

Jira ではベンダー契約の見積承認や検収承認などの承認処理をメインにし、Confluence では表形式で契約状況や協力会社メンバー・貸与物などを見やすく管理する運用を紹介します。

ベンダー(協力会社)に委託している内容を Confluence のデータベース「ベンダー契約管理」で管理します。Jira 課題のステータスやフィールド情報(契約開始日など)もデータベースに表示させます。

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Jira 側ではベンダーとの契約の見積承認や検収承認などの承認プロセスを含んだワークフローを適用して管理しています。(承認プロセスは Confluence では対応できないので、Jira で対応します)

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ベンダー(協力会社)人員名簿を 「ベンダー人員管理」データベースで管理します。
ベンダー企業については前述のデータベース「ベンダー契約管理」のベンダー名を参照させ、次に紹介するデータベース「貸与 PC 管理」の PC 管理番号を参照させています。

このデータベース上で、ベンダー人員の連絡先やステータス(着任中か否か)、利用可能ツールや貸与している PC を一覧で確認できます。

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ベンダーに貸与している PC を「貸与 PC 管理」データベースで管理します。
ステータス(貸出中か否か)、利用者、機種番号やシリアルキー、利用ツール、保守期限などを一覧化できます。
保守期限が迫っている PC の把握や、PC や利用ツールの不具合が発生した場合に利用者を特定できます。

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以下のように ベンダーの契約確認の定期会議で、データベースを議事録ページに埋め込み、会議をしながら、データベースを参照して進捗状況を確認したり、直接内容を編集したりできます。

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活用事例②:簡単なタスク進捗管理

Jira を使わずに Confluence のデータベースの機能だけを使ってチームでタスクの進捗管理をデータベース機能で実施する例を説明します。
前提は以下の通りです。

  • 4名程度の小規模なチーム

  • タスクの進捗状況は、 To DO(着手前)、着手中、完了 かどうかわかればいい

  • タスクの担当者がわかればいい

タスクを作成します。
タスクの概要、詳細、ステータス(進捗状況)、担当者、期限 の列を作り、タスクは行単位で入れていきます。

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タスクの進捗状況の確認については、ボードビューがお勧めです。
「ステータス」フィールドを「タグ」タイプにして作成すれば、ステータスごとにグループ化して列表示できます。

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活用事例③:ドキュメントのレビュー管理

Confluence でナレッジベースや FAQ を作成している場合、公開しているページの内容が正確なものかを判断するのに、コンテンツのステータス機能を利用するケースがあります。

例えば、ステータスを以下のように指定して、ページの状況を管理しているとします。

ページの
ステータス

詳細

検証済

ページの内容はレビュー済で正確である

レビュー中

ページを修正し、レビュー担当者にレビューを依頼している

修正対応中

ページの修正対応中である

要修正

  • ページの内容に誤りがあり、更新が必要

  • 追加情報があり、更新が必要

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データベース機能を活用して、以下のように各ページのステータスや作成者、レビュー承認者の一覧を表示できます。
フィルターなどを活用して、精査する必要のあるステータス(「要修正」など)だけの表示にしたり、レビュー承認者を絞り込みしたりできます。

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設定手順

各ページの状況を見るため、一番左の主キーとなる列は Confluence のページに指定します。
フィールドタイプを「リンク」にして「ページタイトル」列を作ります。

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続けてページのステータスを表示するための「ステータス」列を作成します。
以下のようにフィールドタイプを「ステータス」、リンクフィールドを上記で作った「ページタイトル」列を指定します。
これで、「ページタイトル」列で指定したページのステータスが自動表示されるようになります。

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ページの作成者を表示するための「作成者」列も作成します。
フィールドタイプを「詳細」、リンクフィールドを「ページタイトル」、表示する詳細を「Created by」に指定します。

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