Share 管理ツール

Share 管理ツール

Share 管理ツールは、Alfresco の基本的な管理業務の運用を支援します。
管理者は、Share Admin Tools を使用して、Share で直接ユーザーとグループを作成および管理する、アプリケーションの基本設定を設定する、カテゴリとタグを管理する、ノードブラウザでシステム情報を参照することができます。

注:リポジトリ管理コンソールには、Share Admin Tools 以外の管理ツールもあります。

管理者、もしくはALFRESCO_ADMINISTRATORSまたはALFRESCO_MODEL_ADMINISTRATORSのグループメンバーに該当するユーザーであれば、Admin Tools(管理ツール)が上部のツールバーに表示されます。SITES_ADMINISTRATORSのメンバーであれば、Admin Tools(管理ツール)ではなく、Sites Manager(サイトのマネージャ)という別のオプションがツールバーに表示されます。

(図.1)Admin Tools 管理ツールのメニュー

 

概要

管理者ユーザーまたはALFRESCO_ADMINISTRATORSグループのメンバーに該当するユーザーであれば、メニューバーに管理ツールというオプションが表示されます。各ツールの詳細については、リンク先でご確認ください。

  1. 管理ツールをクリックします。
    ツールはページの左側に一覧表示されます。最初のツール群は、Content Services 全般の管理ツールです。

  • アプリケーション:「Share のテーマとロゴを管理する」セクション参照

  • カテゴリマネージャ:「カテゴリマネージャ」セクション参照

  • モジュールブラウザ:Viewing module packages

  • ノードブラウザ:Using the Node Browser in Share Admin Tools

  • 検索マネージャ:「検索マネージャ」セクション参照

  • タグマネージャ:「タグマネージャ」セクション参照

  • モデルマネージャ:「モジュールマネージャ」セクション参照

  • サイトマネージャ:「サイトマネージャ」セクション参照

上記以外のツールは、以下のカテゴリに分類されます。

注:コンテナ展開を使用してユーザーとグループを管理する別の方法をテストすることもできます。Alfresco Control Center を参照してください。

2. 管理ツールの左側メニューを選択すると、各ツールのページが表示されます。

Share のテーマとロゴを管理する

管理ツールを使用して、Alfresco Shareの外観を管理します。

Share のテーマを変更する

ユーザーインターフェイスの外観は、テーマによって設定されています。アプリケーションツールを使用することで、ユーザーインターフェイスのカラーパターンを選択することができます。

手順1. 管理ツール、アプリケーションの順にクリックします。

手順2. オプションで、一覧からテーマを選択します。

使用できるテーマの1つを選びます。

  • 緑のテーマ

  • 青のテーマ

  • 淡色のテーマ

  • 黄のテーマ

  • Googleドキュメントのテーマ

  • ハイコントラストのテーマ

 

 

手順3. 適用をクリックします。

新しいテーマの CSS とイメージアセットがすべてのページに適用されます。


ページが更新され、選択したテーマで表示されます。変更後のテーマは、次回のサインイン時からすべてのユーザーに適用され、セッション後も維持されます。
新規インストールでは、デフォルトのテーマが使用されます。

注:サイトマネージャは、サイトごとにテーマをカスタマイズすることができます。サイトのテーマが変更されると、Admin Tools で設定したテーマはオーバーライドされます。

Share のロゴを変更する

Alfresco のロゴを他の画像ファイルに変更することができます。

  1. 管理ツール > アプリケーションの順にクリックします。

  2. オプションで、アプロードをクリックすると、ファイルのアップロードウィンドウが表示されます。

  3. アップロードするファイルの選択をクリックします。

  4. ファイルを選択し、Open(開く)をクリックします。
    任意の画像をアップロードできます。ただし、適切な画像サイズとして、最大高さが48ピクセルの画像ファイルが推奨されています。
    選択したファイルは、Upload File ウィンドウに表示されます。表示されたファイルが正しくない場合は、Remove をクリックして別のファイルを選択します。

  5. ファイルのアップロードをクリックします。

  6. ファイルが正常にアップロードされたら、OK をクリックします。

  7. 適用をクリックします。

  8. ロゴをデフォルトのロゴに戻したい場合は、リセットをクリックして元のロゴを表示し、適用をクリックします。

カテゴリマネージャ

コンテンツカテゴリの追加、編集、削除には、カテゴリマネージャを使用します。

1.管理ツール > カテゴリマネージャの順にクリックします。

カテゴリマネージャページに、システムで作成されたカテゴリがツリー構造で表示されます。最上位はカテゴリルートと呼ばれ、デフォルトでは以下のサブカテゴリが一覧に表示されます。

  • 言語

  • 地域

  • ソフトウェア文書の分類

  • タグ

親カテゴリとその子カテゴリを使用して、ファイルを分類することができます。


2.カテゴリアイコンをクリックして、カテゴリの一覧を展開します。
カテゴリ名にカーソルを合わせると、アクションアイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると、以下のアクションを行うことができます。

  • カテゴリの編集

  • カテゴリの追加

  • カテゴリの削除

3.カテゴリを編集する場合は、カテゴリの編集アイコンをクリックし、カテゴリ名をインラインで編集し、Save をクリックします。

4.カテゴリを追加する場合は、カテゴリの追加アイコンをクリックし、カテゴリ名フィールドに名前を入力し、OK をクリックします。
Solr を使用している場合、新しいカテゴリが検索クエリに表示されるのは Solr が再インデックス化された後となるため、遅延が発生する場合があります。カテゴリは、最終的には整合性が取れた状態になります。カテゴリは、ユーザーに関係なく、またどのサイトでも使用できます。

5.カテゴリを削除する場合は、カテゴリの削除アイコンをクリックし、Delete をクリックしてカテゴリの削除を確定します。
カテゴリはシステムから削除されます。そのカテゴリラベルからはあらゆるコンテンツが削除されます。

タグマネージャ

文書ライブラリ内のコンテンツにタグを追加することができます。タグマネージャページを使用すれば、ユーザーが作成したすべてのタグの表示、編集、削除が可能です。

  1. 管理ツール>タグマネージャの順にクリックします。
    Tag Manager ページに、作成されたタグの一覧、タグを作成または変更したユーザー名、および変更が行われた日付が表示されます。
    システム内にタグがない場合は、タグが見つかりませんのメッセージが表示されます。
    右側の処理カラムにカーソルを合わせるとアクションアイコンが表示され、タグの編集とタグの削除を行うことができます。
    タグを編集する場合は、タグの編集アイコンをクリックし、タグ名の変更フィールドでタグ名を編集し、OK をクリックします。
    タグを削除する場合は、タグの削除アイコンをクリックし、削除をクリックしてタグの削除を確定します。タグはシステムから削除され、以前にタグ付けされていたあらゆるコンテンツからも削除されます。

  2. タグ名をクリックし、このタグを使用しているリポジトリコンテンツの一覧を表示します。

  3. ユーザー名をクリックし、そのタグを最後に変更したユーザーのプロフィールを表示します。

モデルマネージャ

モデルマネージャはコンテンツ管理(文書管理)に必要なメタデータ(属性・プロパティ)を作成・変更・削除ができます。

モデルマネージャでは、モデル、カスタムタイプとアスペクトを作成、編集、削除できます。

モデルマネージャで作成した属性(プロパティ)はフォルダルールやスマートフォルダなどでも利用できコンテンツ(文書)に関わる業務自動化を支援します。

サイトマネージャ

サイトマネージャの役割は、サイトをメンテナンスするために使用します。すべてのサイトの公開範囲を管理するほかに、サイトの削除と自身をサイトマネージャに変更する操作を行います。

注:ALFRESCO_ADMINISTRATORS 権限グループおよび SITES_ADMINISTRATORS 権限グループのユーザーがサイトマネージャになることができます。ALFRESCO_ADMINISTRATORS グループのメンバーである場合は、ツールバーの Admin Tools でサイトマネージャにアクセスできます。SITE_ADMINISTRATORS グループのメンバーである場合は、ツールバーにさらに Sites Manager というオプションが表示されます。

サイトの公開範囲設定にかかわらず、サイトマネージャには作成されたサイトの名前とステータスが表示されます。公開レベルメニューを使用すると、任意のサイトの公開範囲を変更できます。たとえば、サイトの公開範囲を公開、条件付き公開、または非公開のいずれかに変更できます。サイトの公開範囲を変更すると、その変更は直ちに反映されます。
Actions メニューには、次の2つのオプションがあります。

  • サイトを削除する

  • サイトマネージャになる

処理メニューからサイトの削除を選択して、サイトマネージャのリスト内の任意のサイトを削除できます。このアクションにより、すべてのサイトの詳細情報とコンテンツが削除されます。
”あなたはサイトマネージャーです”カラムには、自分がサイトマネージャ権限を保有するサイトが表示されます。まだマネージャの役割が割り当てられていないサイトについては、処理メニューからサイトマネージャーになるを選択します。

検索マネージャ

検索マネージャの役割により、既存の検索フィルタの詳細を確認し、新しいフィルタを作成できます。

絞り込み検索は、ユーザーがナビゲーションを活用して検索結果に複数のフィルタを適用することで、結果をフィルタ処理し、カスタマイズすることができる強力な検索機能です。絞り込み検索では、検索結果が複数のカテゴリに分類され、通常はそのカテゴリ別に件数が表示されます。ユーザーはこれらのフィルタに基づいて検索結果をドリルダウンしたり、さらに制限したりすることができます。

絞り込み検索の設定は、構成ファイルまたは検索マネージャを使用して行うことができます。

構成ファイルを使用して絞り込み検索の設定を行う

このセクションでは、構成ファイルを使用して手動で絞り込み検索を設定する方法を説明します。

絞り込み検索構成ファイルおよびデフォルトプロパティ

デフォルトの絞り込み検索構成プロパティが多数定義されています。ここでは、絞り込み検索のデフォルトプロパティについて説明します。

次の例では、デフォルトフィルタの定義方法について示します。

# # Alfresco default facets # Note: If you've changed the filter's default value(s) via Share, then any # subsequent changes of those default values won't be applied to the filter on # server startup. # # Field-Facet-Qname => cm:content.mimetype default.cm\:content.mimetype.filterID=filter_mimetype default.cm\:content.mimetype.displayName=faceted-search.facet-menu.facet.formats default.cm\:content.mimetype.displayControl=alfresco/search/FacetFilters default.cm\:content.mimetype.maxFilters=5 default.cm\:content.mimetype.hitThreshold=1 default.cm\:content.mimetype.minFilterValueLength=4 default.cm\:content.mimetype.sortBy=DESCENDING default.cm\:content.mimetype.scope=ALL default.cm\:content.mimetype.scopedSites= default.cm\:content.mimetype.isEnabled=true # Field-Facet-Qname => cm:creator default.cm\:creator.filterID=filter_creator default.cm\:creator.displayName=faceted-search.facet-menu.facet.creator default.cm\:creator.displayControl=alfresco/search/FacetFilters default.cm\:creator.maxFilters=5 default.cm\:creator.hitThreshold=1 default.cm\:creator.minFilterValueLength=4 default.cm\:creator.sortBy=ALPHABETICALLY default.cm\:creator.scope=ALL default.cm\:creator.scopedSites= default.cm\:creator.isEnabled=true # Field-Facet-Qname => cm:modifier default.cm\:modifier.filterID=filter_modifier default.cm\:modifier.displayName=faceted-search.facet-menu.facet.modifier default.cm\:modifier.displayControl=alfresco/search/FacetFilters default.cm\:modifier.maxFilters=5 default.cm\:modifier.hitThreshold=1 default.cm\:modifier.minFilterValueLength=4 default.cm\:modifier.sortBy=ALPHABETICALLY default.cm\:modifier.scope=ALL default.cm\:modifier.scopedSites= default.cm\:modifier.isEnabled=true # Field-Facet-Qname => cm:created default.cm\:created.filterID=filter_created default.cm\:created.displayName=faceted-search.facet-menu.facet.created default.cm\:created.displayControl=alfresco/search/FacetFilters default.cm\:created.maxFilters=5 default.cm\:created.hitThreshold=1 default.cm\:created.minFilterValueLength=4 default.cm\:created.sortBy=INDEX default.cm\:created.scope=ALL default.cm\:created.scopedSites= default.cm\:created.isEnabled=true # Field-Facet-Qname => cm:modified default.cm\:modified.filterID=filter_modified default.cm\:modified.displayName=faceted-search.facet-menu.facet.modified default.cm\:modified.displayControl=alfresco/search/FacetFilters default.cm\:modified.maxFilters=5 default.cm\:modified.hitThreshold=1 default.cm\:modified.minFilterValueLength=4 default.cm\:modified.sortBy=INDEX default.cm\:modified.scope=ALL default.cm\:modified.scopedSites= default.cm\:modified.isEnabled=true # Field-Facet-Qname => cm:content.size default.cm\:content.size.filterID=filter_content_size default.cm\:content.size.displayName=faceted-search.facet-menu.facet.size default.cm\:content.size.displayControl=alfresco/search/FacetFilters default.cm\:content.size.maxFilters=5 default.cm\:content.size.hitThreshold=1 default.cm\:content.size.minFilterValueLength=4 default.cm\:content.size.sortBy=INDEX default.cm\:content.size.scope=ALL default.cm\:content.size.scopedSites= default.cm\:content.size.isEnabled=true


例として、cm:modifiedフィルタを使用しています。フィルタフィールドの名前を指定するフィルタです。このフィールドが、絞り込み検索の対象になります。

プロパティ

説明

プロパティ

説明

フィルタID

フィルタを識別する一意の名前を指定します。新しいフィルタを追加する前に、検索マネージャで既存のフィルタを確認し、指定しようとしている filterID が既に存在していないことを確認してください。

フィルタの名前

フィルタの表示名を指定します。

デフォルトのフィルタ

ユーザーインターフェイスの制御や、Search ページでのフィルタの表示方法をユーザーが決定できるようにします。デフォルトのオプションは Check box です。このプロパティは、ファセットフィルタのレンダリングに使用されるAikauウィジェットの完全なモジュール名です。Content Services はデフォルトで alfresco/search/FacetFilters を提供します。これは、ファセットで利用可能なフィルタの基本的レンダリングとなります。

フィルタの数

検索結果に対して表示されるフィルタの最大数をユーザーが選択できるようにします。複数のフィルタを選択して表示することができます。

結果の最小表示件数

フィルタ結果を Search ページに表示する条件として、最小一致数をユーザーが選択できるようにします。

検索語句の最小文字数

フィルタ値を表示する条件として、値の最小文字数を指定します。よくある短い単語を非表示にするのに有効です。

表示順

Search ページのフィルタ結果の表示順をユーザーが選択できるようにします。sortBy オプションは FacetFilters ウィジェットに渡され、フィルタの並べ替え方法を定義します。このプロパティには次のオプションがあります。

  • 昇順 - フィルタ値として A-Z を指定します。

  • 降順 - フィルタ値として Z-A を指定します。

  • 結果数(多い順) - フィルタ結果の件数を指定します(低~高)。

  • 結果数(少ない順) - フィルタ結果の件数を指定します(高~低)。

  • サーバー定義のインデックス - フィルタクエリによってレンダリングされる結果のために予約されている特別な値です。

フィルタの使用可能場所

フィルタを利用できるサイトをユーザーが選択できるようにします。

フィルタの使用可能場所(サイト)

フィルタを利用できるサイトの一覧を表示します。

検索結果と一緒に表示する

検索結果ページでのフィルタの表示が有効になっているかどうかを指定します。無効になっているフィルタは表示されません。削除できるフィルタは、Shareコンソールで作成したフィルタだけです。デフォルトのフィルタを非表示にするには、フィルタを無効にする必要があります。

注:デフォルトのフィルタを削除する、または変更することはできませんが、無効にすることはできます。独自のカスタムフィルタを定義する方法については、次のセクションを参照してください。

構成ファイルを使用してカスタム検索フィルタを定義する

独自のカスタムフィルタを定義および作成し、検索結果ページに表示させることができます。

カスタムフィルタは、solr-facets-config-custom.propertiesファイルで定義できます。このファイルを使用して、デフォルトのフィルタプロパティをオーバーライドすることも可能です。
<classpathRoot>/alfresco/extensionディレクトリに移動します。
solr-facets-config-custom.propertiesファイルを作成します。
solr-facets-config-custom.propertiesファイルを開き、カスタムフィルタのプロパティを指定します。
カスタムフィルタの設定例を以下に示します。

custom.cm\:description.filterID=filter_newFilter custom.cm\:description.displayName=faceted-search.facet-menu.facet.description custom.cm\:description.displayControl=alfresco/search/FacetFilters custom.cm\:description.maxFilters=3 custom.cm\:description.hitThreshold=1 custom.cm\:description.minFilterValueLength=2 custom.cm\:description.sortBy=DESCENDING custom.cm\:description.scope=SCOPED_SITES custom.cm\:description.scopedSites= custom.cm\:description.isEnabled=true

注:カスタムフィルタで指定された値は、デフォルトフィルタの値をオーバーライドします。ただし、Share でフィルタのデフォルト値を変更した場合、その後構成ファイルでそれらのフィルタ値が変更されても、サーバー起動時にその変更がフィルタに適用されることはありません。

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