コンテンツの概要

サイトの文書ライブラリでは、文書、画像、動画などのコンテンツを保存および管理します。

他のサイトメンバーと共有するコンテンツや、操作を行うコンテンツをアップロードできます。ユーザーは、各自の権限設定に応じて、このコンテンツの表示や操作が可能です。

文書ライブラリのアクティビティはサイトのコンテンツダッシュレットに表示されるため、追加や更新されたコンテンツを一目で確認できます。

また、コンテンツは、あなたのファイル領域と共有ファイル領域、およびリポジトリにも保存できます。

文書ライブラリ

現在のサイトのコンテンツを表示および操作するには、文書ライブラリサイトにアクセスします。

1. サイト内で文書ライブラリをクリックしてライブラリにアクセスします。

   注：各サイトでは、コンポーネント名をカスタマイズできます。サイトマネージャがカスタマイズした場合、ナビゲーションバーのリンクに文書ライブラリ以外のラベルが付いていることがあります。

   ライブラリのメインページの大半を占めているのがアイテムリストです。ページの左側にあるエクスプローラパネルを使用すると、アイテムリストのフィルタやライブラリの移動ができます。

2. アイテムは、デフォルトで詳細ビューに表示されます。 別のビューを選択するにはオプションをクリックします。詳細は、ライブラリのオプションを参照してください。

   注：オプションメニューでは、フォルダの表示/非表示の切り替え、フルスクリーンビューへの切り替え、RSSフィードの設定を行うことができます。

3. アイテムのソート条件を変更するには、リストの一番上にある並べ替えメニューを使用します。並べ替え順を昇順と降順で切り替えるには、（アイコン）アイコンをクリックします。

   Note: 注：選択したビューオプション（ライブラリビュー、並べ替え順、フォルダ表示/非表示の選択）は、ユーザーアカウントに固有のものです。他のサイトを表示した場合、これらの設定が現在のサイトからすべての表示サイトに引き継がれるうえ、セッションをまたいで保存され、変更するまでは設定した優先ビューが保持されます。

4. 使用可能なアクションを表示するには、リストのビューでカーソルをコンテンツアイテムの上に置きます。これにより、バージョン番号も表示されます。新規のアイテムをライブラリにアップロードした場合、バージョン番号は1.0に設定されます。

   注：Macを使用している場合は、一部のアクションしか使用できないように見える場合があります。これは、Macでスクロールバーが表示されないことがあるためです。スクロールバーを表示するには、システム環境設定>一般の順に移動し、スクロールバーの表示で「常に表示」を選択します。

   他のビューで、アイテムの詳細、バージョン、アクション、ソーシャル機能をアイテムに表示するには、（アイコン）情報ボタンをクリックします。

ライブラリの検索

ライブラリの左側にあるエクスプローラパネルを使用すると、ライブラリに表示されるアイテムをフィルタできます。これにより、ライブラリで特定アイテムを検索しやすくなります。

Open

図.1 エクスプローラパネル

エクスプローラパネルの文書リストには、次のビューがあります。（図.1参照）

• すべての文書: ライブラリのすべてのファイルを表示

• あなたが編集中: 現在チェックアウト中のファイルを表示

• 他ユーザーが編集中: 他のサイトメンバーがチェックアウトしたファイルを表示

• 最近変更: 過去7日間に修正されたファイルを表示

• 最近追加: 過去7日間にライブラリに追加されたファイルを表示

• お気に入り: お気に入りにマークしたファイルを表示

ライブラリのセクションでは、フォルダ構造がツリービューで表示されます。フォルダマークのシンボルは、ライブラリフォルダにサブフォルダが含まれていることを示します。フォルダをクリックすると、そのフォルダを展開または折りたたむことができます。

カテゴリのセクションのツリーを使用すると、ライブラリのコンテンツをカテゴリ別にフィルタできます。カテゴリをクリックするとサブカテゴリが展開されます。再度クリックすると折りたたまれます。

タグのセクションでは、1つ以上のファイルに現在関連付けられているタグが表示されます。タグの後に表示された数字は、そのタグを保有するファイルの数を示します。

注：タグビューを使用してコンテンツをフィルタすると、ライブラリツリー内のコンテンツの実際の場所を表示するLocate FileアクションとLocate Folderアクションがアイテムに追加されます。

ファイルリストの上の階層リンク（パンくずリスト）には、ツリー上での現在位置が表示されます。階層リンクの各項目はリンクで表示されているので、現在のナビゲーションパスのどの項目でも簡単に戻ることができます。次の操作ができます。

• リンクをクリックし、対応するフォルダに戻ります。

• （フォルダアイコン）をクリックし、1レベル上のフォルダのコンテンツを表示します。

• オプション>階層リンクを非表示または階層リンクを表示の順にクリックし、パンくずリストの表示/非表示を切り替えます。

文書ライブラリで表示する各コンテンツ（フォルダおよびファイル）に対して、次の操作ができます。

• ファイルの名前をクリックし、そのファイルのファイルプレビュー画面を表示します。

• フォルダの名前をクリックし、そのコンテンツを表示します。階層リンク内の現在の場所を確認できます。

4.3 ライブラリのビューオプション

文書ライブラリのオプションメニューを使用すると、コンテンツの表示方法をカスタマイズできます。

ライブラリのデフォルトビューは詳細表示です。このビューには、各ファイルまたはフォルダの基本的な詳細情報の他に、サムネイル、説明、タグ、ソーシャル機能（お気に入り、いいね、コメント、および共有）が表示されます。シンプル表示には、基本的な詳細情報だけが表示されます。

他のビューオプションを使用すると、サイトコンテンツの視覚的な表示や、コンテンツの基本的な表形式での表示を向上させることができます。

オプションメニューの一番下にある「このフォルダのデフォルトとして設定する」をクリックすると、現在のフォルダのデフォルトビューとして、現在のビューを設定したり解除したりできます。

どの表示オプションの場合でも、ファイル名をクリックするとファイルプレビュー画面が開きます。フォルダ名をクリックしてフォルダを開くと、フォルダのコンテンツを表示できます。

メディアの表示およびオーディオの表示で、ファイルの詳細情報を表示できます。

表示内容の多いビューを選択した場合は、コンテンツの操作方法が多少異なります。これらのビューには、次のような便利な機能があります。

• サムネイルのサイズ変更

  サイズ変更バーを使用すると、サムネイルを拡大/縮小できます。これによってメインビューの表示詳細の程度を選択できるため、画像を小さくすれば多くの画像に素早く目を通せるようになり、画像を大きくすれば詳細ページを表示せずに拡大画像をプレビューできるようになります。

• 情報パネルの表示

  （❗️アイコン）情報アイコンをクリックすると、コンテンツの詳細および使用可能なアクションが表示されます。

• コンテンツの選択

  アイテムまたはフォルダのチェックボックスをクリックすると、そのアイテムまたはフォルダを選択できます。ギャラリーの表示では複数のアイテムを選択できますが、Filmstrip Viewで選択できるアイテムは1つです。

オプションメニューでは、フォルダまたはパンくずリストの表示/非表示の切り替えや、フルスクリーンビューまたはフルウィンドウビューへの切り替えもできます。

フォルダに対してRSS Feedを設定できます。RSSフィードの購読を参照してください。

4.4 文書ライブラリ以外のコンテンツ

Alfresco Shareでは主に文書ライブラリでコンテンツを操作しますが、他にもコンテンツを操作できる領域がいくつかあります。

Shareの使用中には、画面上部のリンクからいつでも各領域にアクセスできます。

あなたのファイル領域および共有ファイル領域はShareに関する場所ですが、リポジトリはContent Servicesシステム内すべての項目の概要を表示します。

• あなたのファイル：各ユーザーだけがアクセスできる領域です。ユーザーごとに固有のあなたのファイル領域があり、領域内のファイルは他人が見ることはできません。ここにコンテンツの下書きを保存しておくと、ノートパソコンに保存したかモバイルデバイスに保存したかを覚えておく必要がなくなるため、便利です。

• 共有ファイル：組織の誰でもアクセスできる領域です。サイトにアップロードしていないファイルを、他のユーザーとすぐに共有できるので優れた方法です。

• リポジトリ: この領域を使用すると、アクセス権のあるすべてのContent Servicesのコンテンツ（すべてのサイト、すべてのシステムファイル、そこで利用可能な項目すべて）を表示できます。文書ライブラリサイトと同様に操作できますが、ここでは利用可能な項目すべてをより包括的に表示できます。システムファイルを操作したいAlfresco管理者にも非常に便利です。

4.4.1 あなたのファイル

あなたのファイルはAlfresco Shareの固有領域で、コンテンツの作成と保存ができます。他のユーザーはアクセスできません。

そのため、コンテンツをノートパソコンやタブレットに保存する代わりに、Shareに保存すると、コンテンツを共有するまでは非公開にしておくことができます。

画面上部であなたのファイルをクリックすると、Shareの任意の場所からあなたのファイル領域にアクセスできます。

あなたのファイル領域で利用できる機能は、文書ライブラリにある機能と同じです。詳細は、ライブラリ内のコンテンツの操作を参照してください。

4.4.2 共有ファイル

共有ファイルはAlfresco Shareの固有領域で、文書ライブラリサイトにコンテンツを追加せずにコンテンツの作成、保存、共有を実施できます。

作成したコンテンツまたは共有ファイルに追加したコンテンツはすべて、組織の他のユーザー全員に公開されます。実質的には共有ドライブであるため、コンテンツをサイトにアップロードしたり、Eメールで送信したり、USBメモリを探したりする必要なく、同僚とコンテンツをすぐに共有できます。

画面上部で共有ファイルをクリックすると、Shareの任意の場所から共有ファイル領域にアクセスできます。

共有ファイル領域で利用できる機能は、文書ライブラリにある機能と同じです。詳細は、ライブラリ内のコンテンツの操作を参照してください。

4.4.3 リポジトリ

リポジトリには、メンバーであるすべてのサイトのコンテンツを含め、アクセス権のあるすべてのContent Servicesコンテンツが表示されます。

注：ツールバーでリポジトリを使用できない場合は、システム管理者に連絡してください。

リポジトリには、オフライン編集アクションおよびGoogleドキュメントのコンテンツ作成機能以外、すべてのドキュメントライブラリの通常機能が備わっています。

エクスプローラパネルには、ドキュメントライブラリと同様、ナビゲーションとフィルタ処理のオプションがあります。これにより、リポジトリのコンテンツをカテゴリやタグでフィルタしたり、リポジトリのファイル構造を参照したりできます。また、現在チェックアウトしたコンテンツ項目（あなたが編集中ビュー）や、お気に入りに指定した項目（お気に入りビュー）の表示を選択することもできます。

リポジトリライブラリ内で利用できる機能は、サイトライブラリにある機能と同じです。リポジトリ内で特定のアクションを実行する方法の詳細は、ライブラリ内のコンテンツの操作を参照してください。